表示桁数
測定値をデジタル表示する計測器は、表示桁数を精度の1つの仕様にしている機種群がある。たとえばデジタルマルチメータ(DMM)などの表示桁数は「4 1/2桁」や「4.5桁」と表記される。「1/2」、「.5」とは最大の表示値の制限を表す。たとえば「4桁」の最大数は「9999」だが、DMMの最大数は「1999」が多い(「4000」の機種もある)。この場合「4桁」と表記すると“9999まで表示可能”と誤解されるため「3 1/2桁」と表記している。表示桁数で表現するのはベンチトップ(据え置き型)のDMMで、ハンドヘルド(可搬型)のDMMはまた別の「カウント数」という指標で仕様が記載される。計測器の仕様を理解するのは素人には難儀である。