計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
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RS-232C(あーるえすにーさんにーしー)

Recommended Standard 232 version C の略。米国電子工業会(EIA)によって標準化されたシリアル通信の規格の一つ。

RS-232Cアナライザ(あーるえすにーさんにーしーあならいざ)

RS-232C回線の情報のやり取りを観測する測定器。略してラインモニタと呼ぶこともある。(=RS-232Cラインモニタ)

RS-232Cラインモニタ(あーるえすにーさんにーしーらいんもにた)

RS-232C回線の情報のやり取りを観測する測定器。略してラインモニタと呼ぶこともある。(=RS-232Cアナライザ)

ISDN(あいえすでぃーえぬ)

Intefrated Service Digital Network の略。電話・FAX・データ通信を統合して扱うデジタル通信網のこと。

IEEE1394(あいとりぷるいーいちさんきゅうよん)

オーディオ・ビデオ機器のストレージ用の規格として、SCSI(スカジー)の後継としてAppleが設計したFireWire(ファイヤ-ワイヤー)が、1995年にソニー、IBMなどと共同でIEEE 1394-1995として標準化され、IEEE1394と呼称されている。IEEE1394(4ピン)、IEEE1394(6ピン)、IEEE1394bなどがある。SCSIと同じ数珠繋ぎ(デイジーチェーン)やスター接続、ツリー接続ができる。最大転送速度800Mbps。IEEE1394はデジタルビデオカメラの外部出力端子(DV端子)に採用されているほか、ソニーは「i.Link(アイリンク)」の名称で自社製品に採用している。つまり、IEEE1394、i.Limk、DV端子、FireWireはすべて同じ規格である。新しい通信規格の黎明期には、その規格を採用する機器の開発・検証のためにプロトコルアナライザが必須となる。1990年代に横河電機は、計測器部門であるT&M事業部にコミュニケーション部門を新設し、通信計測器に参入した。3G向けの信号発生器を自社開発し、海外製フェージングシュミレータを取り扱った。CATVなどの有線通信にも積極的で、IEEE1394のプロトコルアナライザは海外製品の転売から初めて、自社モデルも開発した。2000年代までのIEEE1394の普及期にはプロトコルアナライザとして横河電機のIEEE1394プロトコルアナライザは代表機種だった。その後、横河電機は2010年頃にこれら通信計測器からすべて撤退している。通信から撤退はしたが、後継会社である横河計測には(安藤電気から継承した)光通信計測器があり、光スペクトラムアナライザなど世界No.1の光計測器をラインアップしている。

i.Link(あいりんく)

IEEE1394規格のソニーの商標。オーディオ・ビデオ関連のストレージ用の規格として、SCSI(スカジー)の後継としてAppleが設計した FireWire(ファイヤーワイヤー)が、1995年にソニー、IBMなどと共同でIEEE 1394として標準化された。ソニーは1995年以前から、自社のビデオカメラ製品などに搭載したIEEE 1394端子をi.Linkの商標で発売していたため、現在もIEEE1394ではなくi.Linkと呼んでいる。計測器としては1990年代後半のIEEE1394普及期に、横河電機(現横河計測)はIEEE1394用のプロトコルアナライザをラインアップしていた。新しい通信規格の黎明期には必ずプロトコルアナライザが必要だが、その製品需要は長くはない。ATMアナライザ、ISDNプロアナなどとともにIEEE1394プロトコルアナライザも現在はほぼ生産中止。

ATAPI(あたぴ)

AT Attachment Packet Interface の略。IDEコントローラにCD-ROMドライブなどハードディスク以外の機器を接続するために考案されたデータ転送方式の規格。ATAとATAPIは当初は別の規格であったが、ATA-4で「ATA/ATAPI-4」として統一された。

イーサネット(いーさねっと)

(Ethernet) コンピューターネットワークの規格の1つ。オフィス・家庭で普及している有線のLAN (10Mbps)に最も使用されている技術規格のため、ほぼLANと同義語になっている。有線LANは、OSI参照モデルの下位2層に相当するイーサネットとその上層の「TCP/IPプロトコル」の組み合わせで使われるため、「TCP/IPプロトコルのネットワークインタフェース層に対応する有線の規格」とも説明される。高速イーサネット(高速LAN)としてGbpsの速度の規格(ギガビットLAN)があるが、イーサネットの根幹であるCSMA/CD技術を採用していなかったり、LAN向けとWAN向けの2種類の仕様があったり、厳密にはイーサネットでもLANでもない。語源は「エーテル((Ether)」。20世紀始めまで物理科学者は「空間には目に見えないエーテルという物質が充満していてそれが光を伝搬する」と考えていた。参照用語:LAN

Ethernet(いーさねっと)

コンピューターネットワークの規格の1つ。オフィス・家庭で普及している有線のLAN (規格名:IEEE 802.3)に最も使用されている(最近普及した無線LANは別の規格:IEEE 802.11)。「空間には目に見えないエーテル(Ether)という物質が充満していて、それを伝搬して情報が伝わる」という概念が20世紀初頭まであり、それが語源。つまりエーテル・ネットワークがイーサネットになった。

EtherNet/IP(いーさねっとあいぴー)

産業用のネットワークプロトコルの名称。標準的なイーサネット規格のTCP/IPはCIP(Common Industrial Protocol)と呼ばれるプロトコルを使用する。 CIPはDeviceNet、ControlNet、CompoNetなどで使用され、ODVA(Open DeviceNet Vendor Association)が管理し、多様な産業用機器に採用されている。

ATA(えーてぃーえー)

(AT Attachment、advanced technology attachment 読み方:えーてぃーえー、あた)。PCと外部記憶装置(ストレージ、HDなど)を接続するためのインタフェース規格。従来、標準的に使われていた規格のIDE(Integrated Drive Electronics)を1989年にアメリカ規格協会(ANSI)が正式に標準化した名称がATA。

ATA/ATAPIアナライザ(えーてぃーえーあたぴあならいざ)

ATA/ATAPIバスアナライザの略称。

ATA/ATAPIバスアナライザ(えーてぃーえーあたぴばすあならいざ)

ATA/ATAPIバス上に流れる通信データを解析する測定器。

OSI参照モデル(おーえすあいさんしょうもでる)

OSIはOpen Systems Interconnectionの略記。通信機能を階層別に分類して規定したもので、通信規格を説明する際に使われる共通の表現。7階層(レイヤ)で規定される。コンピュータ同士などが通信を行うには、まず性能を満足するケーブルでつながっている必要がある。これを一番下の第1階層(レイヤ1、物理層)という。この階層の上に、送信先のアドレスを表現/制御するプロトコル(通信規約)が規定され、最終的にアプリケーションが運用される第7階層(アプリケーション層)がある。すべての通信規格はOSI階層モデルによってその機能を規定(表現)されている。プロトコルアナライザは第2階層(データリンク層)/第3階層(ネットワーク層)に対応している計測器である。ケーブルテスタは第1階層の測定器なので「レイヤ1(ワン)テスタ」と呼称されることもある。

OBD(おーびーでぃー)

(On-board diagnostics)自動車の自己診断機能。自動車各部に取り付けられたECU(Electrical Control Unit)にプログラミングされている機能のひとつ。運転席ダッシュボードのコンソールの下にあるOBDコネクタに接続すると、OBD情報を収集することができる。ODBコネクタを使ったデータロガーやプロトコルアナライザなどの計測器が発売されている。

オンラインモニタ(おんらいんもにた)

プロトコルアナライザ(プロアナ)の別称、または1種。プロアナには2つの機能がある。1つは通信ラインに流れているデータをモニタすること。2つめは通信を行う装置の代わりになってシミュレーションをすること。 1つめの機能があるモデルをオンラインモニタといったり、モニタ機能が多く使われるのでプロアナのことをオンラインモニタといったりする。低速のRS-232C用の機器が多いので、「RS-233Cラインモニタ」や「ラインモニタ」と呼んだりする。低速用プロアナの代表的メーカであるラインアイの品名はラインモニタである。

Chameleon(かめれおん)

Tekelec(テケレック)社のプロトコルアナライザの通称。Chameleon 32Plusネットワークプロトコルアナライザなどがある。1980年代に発売され、1990年代まで使われた。ISDNなどのインタフェースがあり、日本国内ではなく海外で導入されているインタフェースやコネクタ形状に対応していた。国産の計測器メーカ(安藤電気やアドバンテスト、岩崎通信機など)がISDN計測器に参入する以前の走りの製品として重宝された。本体背面にインタフェースのオプションボードを挿入して使用した。プロトコルアナライザとしてだけでなく、C言語でのソフトウェア開発も(オプション設定によって)可能だった。そのため、ICEに似た側面も持っていた、高額製品であった。「インタフェースは何でも良いので短期間のレンタルをしたい」、という引合がたびたびレンタル会社に入った。これはプロトコルアナライザとしてではなくソフトウェア開発装置として使うことを意味した。東京都杉並区に輸入代理店があった(会社名はテケレック・ジャパンだったかは不明)。

Canalyzer(きゃならいざー)

VECTOR(ベクター、ドイツ本社)社のCANプロトコルアナライザ(バスアナライザ)の通称。CANバスアナライザといえばCanalyzerというほど業界標準。あまりに1強のため、独占的な販売戦略がとられた。販売は直販が原則で、VECTOR社がすべての販売先(顧客)を把握するという運用がされた。そのためベクター・ジャパンも日本の計測器レンタル会社にはレンタル商材として販売していない(ドイツ本社の方針、と説明された)。プロトコルアナライザはレンタルされる頻度が高いカテゴリーの計測器であるが、顧客がどんなに要望してもVECTER社はこの方針を貫いた。顧客への計測器の導入が進み、販売が頭打ち(または減少)になったと推定する2010年頃にベクター・ジャパンから計測器レンタル会社に販売を解禁する旨の動きがあったが、結局は実現しなかった。現在はCanalyzerはVECTOR社の主力製品ではなく、同社は計測器としてはデータロガーなどを発売している(2010年代後半の展示会に新製品を展示)。CANの普及によってCANプロトコルアナライザの需要も減少し、現在は新品のCANアナライザはほとんど販売されていない(過去の製品群となった)。OSやアプリケーションソフトウェアを頻繁にアップデートするなど、メーカがすべてのユーザを直接管理しないと運用ができない計測器の例といえる。そのような運営上の性格から、計測器レンタル会社には販売しないメーカやモデルが少数ではあるが、現在も存在する。キーエンス社のデータロガーもレンタルでの運用を目的としたレンタル会社への販売を一切行わない(リース、つまり特定の1社が使用する場合は除く)が、その理由を明らかにはされていない。レンタル会社に販売するとメーカの新品販売が阻害され売上が減少する、という神話が計測器レンタルが普及する黎明期にはあったが、ほとんどの計測器メーカがそれはデマ(大いなる誤解)であると気が付き、現在はほとんどの計測器メーカがレンタル会社に販売することで、新品販売の売上増加を実現している。調達手段として購入だけでなくレンタルもできることが、そのモデルの総売上拡大につながっている。

キャプチャ(きゃぷちゃ)

(capture)記録、保存することをIT分野ではこのように表現する。直訳は「捕獲」、「占領」。

キャロちゃん(きゃろちゃん)

1998年に設立した株式会社キャロットシステムズのシリアル通信モニター(プロトコルアナライザ、オンラインモニタ)の愛称(名称)。RS-232Cラインモニタ キャロちゃん64(型番CS3064)などの製品がある。ハンドヘルドのオンラインモニタではラインアイ社が有名だが、キャロちゃんシリーズは「シリアル通信見える化ツール」として月刊トランジスタ技術の2021年11月号にも広告がある。