計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
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モーションコントローラ(もーしょんこんとろーら)

モータを使った位置制御など、動きを制御するユニットのこと

モーダル解析(もーだるかいせき)

(Modal Analysis)あらゆる構造物(機械、建物、自動車、自転車、家電製品など)は、それぞれ固有振動数をもっている。そこで、固有振動数及びそれ以外の周波数の振動においても、構造物がどのように振動するかを知っておく必要がある。モーダル解析は、各種構造物に各周波数の振動を与えた場合の状態をシミュレーションするソフトウェア。現在FFTアナライザと加振器、振動ピックアップを組み合わせることにより求めた各構造物上の伝達特性からパソコンなどにより、モーダル解析が簡単に行える。これにより構造上の弱点を見つけ、防振、防音などの対策を効果的に行うことができる。(小野測器の「FFT解析に関する基礎用語集」より)

模擬遮断器(もぎしゃだんき)

遮断機の代わりをする機器。

木材水分計(もくざいすいぶんけい)

木材の水分含有量を測定する機器。食品などの水分量を測定する水分計を多くラインアップする株式会社ケット科学研究所は木材水分計もつくっている。

モジュール型(もじゅーるがた)

計測器の分類の1つに、機器の動作の形態(他の機器との接続状態など)による表現がある。測定機能はあるが、単体では動作せず、メインフレームに装着して使用される形状のものをモジュール型の計測器という。機種によってはユニットとよばれる場合もある。

モジュール式計測器(もじゅーるしきけいそくき)

それぞれの計測器がモジュールになっていて、ユーザは自由に組み合わせて計測システムを作れる。例えばファンクションジェネレータモジュールとオシロスコープモジュールを共通のメインフレームに装着して複数の計測器を使う計測システムを1台で作るなど。共通の規格としてはPXI(PCI Extensions for Instrumentation)やLXI(Local Area Network Extensions for Instrumentation)がある。ラインアップはNI(National Instruments、ナショナルインスツルメンツ)などの海外メーカが多い。

モジュレーションドメインアナライザ(もじゅれーしょんどめいんあならいざ)

周波数の時間的な変化を観測する機器。ディスプレイには横軸:時間、縦軸:周波数の波形が表示され、信号源のジッタ観測や、PLL(Phase Locked Loop)の応答時間の観測などに使用される。

MOSFET(もすえふいーてぃー)

(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor) MOS構造のあるFET 。ゲート電極の下に酸化物層(SiO2など)があるFET。「MOS型FET」や、「金属酸化膜電界効果トランジスタ」と呼ばれるが、FETの代表で大変良く使われるのでもはやMOSFETは日本語となっている。読み方は「もすふぇっと」もある。

MOX燃料(もっくすねんりょう)

使用済の核燃料をリサイクルすることで作られた原発の燃料。 使用済燃料の中にはプルトニウムが含まれているが、「再処理」と呼ばれる処理をしてプルトニウムを取り出し、ウランと混ぜ合わせることによって、新しい燃料を作り出すことができる(資源エネルギー庁HPより)。再処理施設は青森県の六ケ所村にある。各電力会社から出向した技術者が運営に携わり、原発関連の各メーカも事務所を置いている。MOX燃料を使って原発を稼働している発電所もではじめている(商業用では九州電力の玄海3号機が2009年12月に国内初のプルサーマルを開始)。原子力発電の保守・運用には現場用の可搬型の計測器を中心に多くのモデルが使われる。

モデム(もでむ)

(modem) MOdulation(変調)&DEModulation(復調)を略記した言葉。直訳すると「変復調装置」だが、すでに「モデム」は日本語となっている。日本全国に張り巡らされた電話回線はアナログの通信網として整備された。1980年代にデジタル式の電話機ができるまで一般の電話機(いわゆる家庭にあるダイヤル式の黒電話)はアナログ信号で伝送していた。PCはもちろんデジタル信号なので、PCと電話回線の仲介をモデムが行った。PCのデジタル信号を変調して電話回線で送信し、受信側では電話回線の信号をモデムが復調してデジタルデータをPCに渡した。モデムは遠隔地のPC同士でデータ通信したり、PCと電話回線を使ってインターネットに接続するために欠かせない装置だった。モデムにはモジュラージャックのコネクタ(RJ11)があり、モジュラーケーブルで物理的には電話回線と接続し、やり方はダイヤルアップ接続で使用された。2000年ころからADSLなどの新しい方式のデジタル通信が始まり、インターネットの普及とともに、ダイヤルアップ接続やモデムは使われなくなっていった。現在はルータやハブがネットワーク接続の主要な機器になったが、Wi-Fiのルータなどをいまでもモデムと呼ぶことがある。 モデムの試験をする測定器をモデムテスタという。

モデムテスタ(もでむてすた)

(modem tester) モデム(modem)は MOdulation&DEModulationの略で、変復調装置。デジタルデータを変調して回線で送り、受信側では反対に復調して元のデータにする。モデムの評価を行う測定器がモデムテスタ。公衆回線がまだアナログの電話回線が主流の時代は、デジタルデータを遠隔地に届けたり、コンピュータ間を通信するのにモデムが必須だった。そのため進化する各種のモデムに対応するモデムテスタが重宝された。電話のメタル回線は健在だが、デジタル通信、IP通信、光通信が主流になり、モデムの減少とともにモデムテスタの需要もなくなった。 計測器メーカとしてはプロトコルアナライザなどのデータ通信の測定器を多くラインアップしていた安藤電気や、通信装置&通信計測器のメーカである大井電気がつくっていた。 計測器情報:モデムテスタの製品例

モデルベース開発(もでるべーすかいはつ)

(model based development) 開発の上流工程でモデルが動く仕様として、検証・性能改善を行う。「動く仕様書」であるモデルを作成し、モデルを元(ベース)にシミュレーションによって、開発期間を従来より大幅に短縮させ、ソフトウェアの品質を向上させる手法。HILS(ヒルズ)などのシミュレーションを使い、試作機(ハードウェア)のテスト比重を減少(テストベンチの削減)させる。自働車の開発などで導入されている。略記:MBD。 参考用語:HIL 参考記事(会員専用): 【展示会レポート】人とくるまのテクノロジー展2018横浜 自動車技術展 Part2の2ページ目 ・・株式会社エー・アンド・デイの、自動車のモデルベース開発支援ツールを取材。 【イベントレポート】Mywayプラス PSIMユーザ会 展示ブース取材 ・・インバータ技術者向けソリューションで、HILS製品を取材。

Modbus(もどばす)

米Modicon社が1979年に開発したPLC向けシリアル通信プロトコル。仕様が公開されていて、多くの産業用機器で採用されている。計装用のインタフェース規格といえる。Modbus Protocolでは通信プロトコルだけを定義し物理レイヤ(通信媒体)は規定していない。そのためレイヤ1はRS-232/485が使われていることが多い。EthernetなどのネットワークにModbus Protocolが乗っていることもある。PLC用ということは工場やプラントなどで使われるバスである。

モトローラ(もとろーら)

(Motrola)モトローラは無線通信の黎明期(1940年代)にラジオや無線機のメーカとして創業したが、1974年に8ビットCPUの6800でマイクロプロセッサ(マイコン)市場に参入した。期しくも同年はマイコンの先達インテルが8080(8ビットCPU)を発売した年である。計測の用語としてのモトローラはマイコンの黎明期から普及期にかけてインテルと競ったチップベンダーである。1984年には世界初の32ビットCPU である68020 をインテルより先に発売 (インテルの80386は1985年発売)。マイコンのデバッグツールであるICEは、毎年のようにインテルやモトローラなどから発売される新しいCPUに対応した製品を、各ICEメーカが他社に先駆けて発売する、という開発競争が当時は続いていた。また、高性能なCPUが発売されると計測器自体にも採用して、性能アップを図った。計測器に限らず、通信機器から情報家電製品まで、インテルの80系、86系と、モトローラの68系のどちらを採用するかを吟味した(インテル製品は8086、80286、80386、80486と頭が80で、末尾が86の型番、モトローラは68000、68020、68030、68040と頭が68)。1970年代後半には日立製作所はモトローラと提携して68系CPU関連のビジネスを推進した(現ルネサスエレクトロニクスは68系のICEをデバイスメーカとして自前でラインアップした)。NECも独自マイコンの販売の為に、NECブランドのICEをつくっていた(メジャーなCPUでない為に、一般のICEメーカが対応できないので、自前でラインアップせざろうえなかった、という解釈もある)。ICEメーカも新しいCPUが開発されると、それがどれだけ市場に受け入れられるかを目利きして、対応するICEを開発する必要があった(開発したが売れずに赤字で終わるモデルも少なくなかった)。そのような一種のモンキービジネスのため、ベンチャー企業が多くICEに参入した。ZAX(ザックス)、岩崎技研などは高性能CPU対応のICEをつくり、NECなどの大手企業の設計部門でも使われていたが、両社とも今は現存していない。ビットランは現在はICEではなく画像処理関連製品を主力にして存続している。

モニタースコープ(もにたーすこーぷ)

物体の表面を拡大して見ることが出来る機器。電子顕微鏡の1種。(=マイクロスコープ)

モノ(もの)

目に見える具体的な物だけでなく、抽象的な事象も含めた広義の意味でカタカナ表記をする。例:IoT(モノのインターネット)

モノリシック(ものりしっく)

(monolithic)半導体で、回路を構成するすべての素子が1個のチップ内にある(1個の半導体結晶上につくられている)こと。「モノリシック」は「一枚板」や「一つの結晶片でできている」という意味。半導体チップの一体化や集積化で使われる用語。計測器の内部にも使用されている。

モバイル(もばいる)

(Mobile)移動性や携帯性があること、またはその機器。ITや通信分野で使われる用語。たとえば「モバイル通信」は携帯電話やモバイルPC(たとえばノート型PCやB5サイズPCのように、人が手で持ち運べる薄型軽量の可搬型のPC)で行う移動式の通信のこと。グーグル翻訳で英語の「mobile」を日本語にすると「モバイル」と表示されるので、すでに日本語といえる。

モビリティ(もびりてぃ)

(Mobility)和訳すると「可動性、流動性」。具体例としては、人の移動に使われる乗り物としての、電車や自動車のこと。特に自動車分野をさしていることが多い。ビークル(Vehicle)は車両の総称なので自動車をさすことが多い単語だが、不動産分野の意味もある。自動車をさす言葉としてはオートモーティブ(Automotive)もある。「モビリティ」は主に自動車関連分野をさしていることが多いが、(ハードウェアである)自動車を包含して、サービスなども含んだ「移動手段分野」とでもいう意味で使われている。

モル(もる)

(mole)12g(グラム)の「炭素12」の中にある炭素原子の数(粒子の集団)を1モル(単位[mol])という。モルは物質量と呼ばれ、SI単位である。物質を取り扱うときは、物質の量であるモル[mol]の単位で表すことが多い。 参考用語:モル分率