計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
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1.0級(いってんぜろきゅう)

アナログ表示の計測器(電圧計、電流計、電力計)の精度は5つ(0.2級、0.5級、1.0級、1.5級、2.5級)に分類されている(JIS、日本工業規格)。アナログ表示とは指針型のことで、白い板に黒字で目盛りが記載された上を針が動き、針が止まった数値を読んで測定値とする計測器のこと。0.2級が一番精度が良く標準器に使われている。計測器は1.0級と0.5級が多く、1.0級は準精密測定用、小型携帯用。1.0級とは±1.0%の誤差ということ。定格電圧100V(目盛りのフルスケールが100V)のアナログ電圧計で針が指す値が100Vだったら、±1.0Vの誤差がある。誤差はフルスケールの値に対して規定されているので、1.0級は一番良い精度が1.0%で、ほとんどの測定値は1.0%以上の誤差になることに注意が必要。参考用語:0.5級

12G-SDI(じゅうにじーえすでーあい)

4Kの映像機器間を伝送するのに現在は3G-SDI(3Gビット/秒)を4チャネル(4本の同軸ケーブル)使っている。これを1本で伝送できるようにした規格。 2019/10月、この規格はまだ十分普及はしていない。4Kの伝送方式の標準が12Gになるかはまだわからない。

10/100Mbps LAN(じゅうひゃくめがびーぴーえすらん)

Ethernet(イーサネット、10Mbps、10BASE-T/2/5 ) と Fast Ethernet(100Mbps)のLANインタフェースはほとんどのパソコンで標準となった。企業では従業員ひとりパソコン1台が普通になり、社内メールは10Mbpsで送受信されている。1990年頃には、企業内のPCは基幹システム用の操作(入出力)端末として設備されていたが、2000年代には、OAPC(オーエー用のパソコン)が従業員の1人に1台つつ配備され、社員はパソコンの画面に一日中向かって、メールを見たり電子データで資料を作成したりするようになった。2020年になると(新型コロナウイルスの流行による外出、リアルな面談の自粛によって)オンラインのビデオ会議が普及し、従業員は家で勤務(テレワーク)しながら、PC画面に向かいオンライン会議するようになった。マイクロソフトのteamsやZoomなどの会議ツールが活用されている。

100BASE-T1(ひゃくべーすてぃーわん)

車載Ethernetの規格の1つ。最大1M bps(ビット/秒)のCANに対して、100倍以上の100Mbpsでデータ伝送が行われる。IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers、アイトリプルイー)は10BASE-T1、1000BASE-T1も規格化している。10BASE-Tはツイストペアケーブルを使ったLANの規格、1000BASE-TはギガビットLANと呼ばれる高速のLAN規格の1つである。 無線・ブロードバンド通信向けの半導体デバイスメーカ(通信インフラ用半導体のファブレス大手)として世界的に有名なBroadcom(ブロードコム)は、2011年にBroadR-Reach(ブローダーリーチ)と呼ばれる規格や製品を発表した(通信規格として普及したイーサネットを自動車向けに改良した)。後にこれを標準化した100BASE-T1が規格化され(2015年、IEEE 802.3bw)、イーサネット(Ethernet)を自動車の社内に導入した「車載Ethernet」と呼ばれる規格になった。

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