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- PRBS(ぴーあーるびーえす)
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有限長のビットパターンを周期的に発生させ、(なるべくパターン長を長くして)ランダム信号に近づけたもの。伝送用のテストパターンとして使われる。日本語では「擬似ランダム信号」だが、他の言い方もされている。Pseudo Random Bit Sequence(擬似ランダム・ビット・シーケンス)。Pseudo-Random Binary Sequence(疑似ランダム2値信号列)。
- PIO(ぴーあいおー)
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(Programmable Input/Output)入出力インタフェースをソフトウェア(プログラミング言語)で設定できるデバイス、またはその入出力のこと。「プログラマブルI/O」と表現されることも多い。
- BEF(びーいーえふ)
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(Band Elimination Filter)特定の周波数範囲の信号を通さず、下と上の周波数のみ通すフィルタ。BEFの略記で測定器や文献に記載される。フィルタにはほかにHPF(ハイパスフィルタ)、LPF(ローパスフィルタ)、BPF(バンドパスフィルタ)がある。用語「フィルタ」に図解があるので、参照されたい。
- PA(ぴーえい)
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(prosess automation) 化学工業や石油精製などの化学工場(プラント)で、生産の過程(プロセス)の主要点で温度・圧力・流量などを自動制御して、生産工程を自動化すること。FA(factory automation、工場の自動化)やIA(industrial automation、産業自動化)と同様につかわれることば。PA、FA、IAに使われる計測機器や制御機器は工業計器と呼ばれる。計装用途の現場計測器であるキャリブレータはプロセスキャリブレータと呼ぶ。プロセス、計装、工業計器、これらのことばは同じ業種・市場の用語である。
- PAR(ぴーえーあーる)
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( Peak to Average Ratio)日本語では「ピーク対アベレージ比」。RF信号のランダム性の指標の1つ。現在主流のデジタル無線の各種の方式を試験する時にPARも1つの指標として使われている。
- PAM(ぴーえーえむ)
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(Pulse Amplitude Modulation)パルス振幅変調。スイッチング方式の、電源やDC/DCコンバータなどで使われている制御方式。電圧の振幅(パルスの高さ)を変化させて制御する。
- pAメータ(ぴーえーめーた)
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pA(ピコアンペア)程度の微少電流を測定する測定器。参考用語:微少電流計、フェムト・ピコアンメータ、エレクトロメータ、IRメータ 計測器情報:pAメータの製品例
- PSI5(ぴーえすあいふぁいぶ)
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(Peripheral Sensor Interface 5) 自動車の車載インタフェースの1種。主として、エアバッグおよび関連するシステム用のセンサ通信バスとして使用されてきたが、その他のシステムでも適用されることを想定している。オープン規格としてPSI5の組織が標準化の活動を推進している。参加メンバはTier1サプライヤ、半導体サプライヤなど20社近く。日本企業ではデンソー、ルネサス、TDKが参加している(2021年5月27日時点)。実装に関するライセンス料は無料。インタフェースの特徴はツイストペア2線、電流変調式。電流変調方式はEMI(Electromagnetic Interference、電磁障害) に強いといわれている。横河計測が2021年に発売した8chオシロスコープDLM5000シリーズはPSI5に対応している。 参考記事: 自動車ECUのインタフェース~スイッチ信号から無線通信まで多岐にわたる技術を適用・・PSI5のデータ形式や接続例を図解。 多チャンネルのオシロスコープ特集〜大手5社の8chモデル紹介/6ページ目・・横河計測のDLM5000の概要を紹介。
- PSEマーク(ぴーえすいーまーく)
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「電気用品安全法」の基準に合格した電化製品に付けられるマーク。 PSEはProduct Safety Electrical Appliances & Materialsの略記。
- PSK(ぴーえすけー)
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(Phase Shift Keying)日本語では「位相偏移変調」だが、PSKという表記の方が良く使われている。「位相シフトキーイング」とも呼ばれる。搬送波の位相を変化させ、それぞれにデジタル信号のビット値を割り当てる変調方式。デジタル変調の方式の1つ。アナログ変調のPM(Phase Modulation、位相変調)のデジタル変調版。
- PSPC(ぴーえすぴーしー)
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IMO塗装性能基準の別名。PSPC:Guidelines for Performance Standard for Protective Coatings contained in IMO Resolution MSC.215(82)。IMO:International Maritime Organization、国際海事機構。
- PXI(ぴーえっくすあい)
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(PCI Extensions for Instrumentation)計測器向けで規格化された通信インタフェース。モジュール式計測器に導入されている。PXI規格はPXI Systemsアライアンスが規格化を推進している。海外メーカ(ナショナルインスツルメンツやキーサイト・テクノロジーなど)はラインアップが多いが、国内メーカは少ない。
- B-Hアナライザ(びーえっちあならいざ)
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(B-H Analyzer) 磁性体の飽和特性(ヒステリシス特性、B-Hカーブ)を計測する測定器。磁気測定器の1種だが、物理量を計測するメータ、基本測定器(汎用品)ではなく、特殊用途の専用品。磁性材料の研究・評価用途では基本測定器。岩崎通信機がラインアップしている(SYシリーズ)。B-Hカーブアナライザとも呼ばれる。 参考用語:B-H特性、ヒステリシス
- PHEV(ぴーえっちいーぶい)
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(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)プラグインハイブリッド自動車。PHVという表記もある。xEVと呼称される、電動車の1種。参考記事:電動化システムの主要技術と規制動向~進展するxEVの現状と今後・・・記事の後半で各種のxEVについて解説。参考記事:電動化の進展~カーボンニュートラルに向けた動向・・・テクノフロンティア2021で展示された中国の格安EV、「宏光EV mini」についてレポート。
- PHS(ぴーえっちえす)
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(Personal Handy-phone System)設備や仕様を簡略化し、通話料を低く押さえた携帯電話の一種。NTTドコモが開発したデジタル・コードレス電話をベースにした簡易型携帯電話。企業内の内線電話機を携帯型に変えるときに多く導入された。
- B-H特性(びーえっちとくせい)
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(B-H characteristic) 磁性体の飽和特性。磁束密度B[T(テスラ)]を縦軸、磁界の強さH[A/m(アンペア/メータ)]を横軸にしたグラフ。磁性体にかける磁界Hのかけ方によってBの値は一定ではなくグラフは菱形のようなループになる。これをhysteresis(ヒステリシス、履歴現象)というので、B-Hカーブは別名ヒステリシス曲線、ヒステリシス・ループとも呼ばれる。B-H特性(B-Hカーブ)の測定器がB-Hカーブアナライザ。計測器では岩崎通信機のB-HアナライザSY-8218/8219は、B-H特性だけでなく透磁率も測定できる。
- PHV(ぴーえっちぶい)
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(Plug-in Hybrid Vehicle)プラグインハイブリッド自動車。最大のメリットは、HVとEVの良いとこ取りができること。バッテリに電力が残っているときは、モータだけで駆動するEVとして走り、バッテリがなくなったらエンジン併用のHVとして走行できる。PHEVという表記もある。xEVと呼称される、電動車の1種。参考記事:電動化システムの主要技術と規制動向~進展するxEVの現状と今後・・・記事の後半で各種のxEVについて解説。参考記事:電動化の進展~カーボンニュートラルに向けた動向・・・テクノフロンティア2021で展示された中国の格安EV、「宏光EV mini」についてレポート。
- BH4B(びーえっちよんびー)
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「ブラックマンーハリス4Bウィンドウ 」の略記。(2009年9月発行のテクトロニクスの冊子「リアルタイム・スペクトラム解析のすべて」より)
- BNC(びーえぬしー)
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(Bayonet Neill Concelman)計測器の接続用として最も一般的に使われるコネクタやケーブルをさす。BNCコネクタ、BNCケーブル。コネクタ形状は丸形の同軸コネクタ。レセプタクルのガイドに位置を合わせて挿入し、リングを右回転させるとロックされ、内部のバネで固定される。逆(左)方向に回すと外れる。この構造をByonetという。Neill Concelmanはコネクタメーカの名前。特性インピーダンスが2種類あり、50オームは測定器、75オームは映像機器に使われる。適用周波数はDC~4GHz程度のため、スペクトラムアナライザなどのRFの測定器には使用できない。また、横河電機(現横河計測)の絶縁型オシロスコープ用では、BNCケーブルは形名を指定している。名前の由来はBritish National Connectorなど諸説ある。
- PMCシリーズ(ぴーえむしーしりーず)
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(PMC series) 菊水電子工業のコンパクト直流安定化電源の形名。シリーズレギュレータ方式(別名:ドロッパ方式)で、小容量(35~100W出力程度)のモデル。企業の実験室などで使うベンチトップの小型DC電源として重宝された。同社では直流電源で300W以下を小型電源といい、その単出力モデル「71系」の流れをくみ、1980年代に発売され、2010年代にPMXシリーズ(現役モデルは2023年時点でPMX-Aシリーズ)になるまで約20年間販売されたベストセラー。PMCは「ドロッパ方式の小型電源」の代名詞だった。市場に大量にPMCシリーズがあり、20年間売れ続けた実績(品質)は、中古計測器市場でもPMCシリーズの人気(高値)につながっている。 形名PMC-18-3(またはPMC-18-3A)は18V/3Aモデルで、PMC18-5A(18V/5Aモデル)と合わせて、1990年代の日本の携帯電話メーカの生産ラインで山のように使われた。メーカによってはケンウッド(現テクシオ・テクノロジー)のPW18-3AD(同じく18V/3A仕様)を使う場合もあった。NEC、富士通、松下電器、シャープ、三洋電機、ソニー、東芝、カシオ計算機、京セラなど、ガラケー時代には多くの家電・通信機器メーカが携帯電話をつくっていた。キャリア(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクなど)からの生産計画は毎月のように変動するので、生産設備は自社資産よりもレンタルが活用された(生産設備をリースでなくレンタルした特異な事例である)。計測器レンタル会社はPMC18-3Aという1モデルだけで1000台以上を保有し、各携帯電話メーカからのレンタル依頼に対応した。日本に携帯電話メーカが10社以上あり、国内で生産していた時代の話である。 2023年現在、国内キャリアにスマートフォンを提供している国産メーカ(製造国)は、ソニーモバイルコミュニケーションズ(タイ)、シャープ(中国)、富士通(日本)、京セラ(日本)の4社である。