計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
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PRBS(ぴーあーるびーえす)

(Pseudo-Random Binary Sequence)日本語では「疑似ランダム2値信号列」。有限長のビットパターンを周期的に発生させ、(なるべくパターン長を長くして)ランダム信号に近づけたもの。伝送用のテストパターンとして使われる。

PIO(ぴーあいおー)

(Programmable Input/Output)入出力インタフェースをソフトウェア(プログラミング言語)で設定できるデバイス、またはその入出力のこと。「プログラマブルI/O」と表現されることも多い。

BEF(びーいーえふ)

(Band Elimination Filter)特定の周波数範囲の信号を通さず、下と上の周波数のみ通すフィルタ。BEFの略記で測定器や文献に記載される。フィルタにはほかにHPF(ハイパスフィルタ)、LPF(ローパスフィルタ)、BPF(バンドパスフィルタ)がある。この用語集のフィルタの項目に図解があるので、参照されたい。

PAR(ぴーえーあーる)

( Peak to Average Ratio)日本語では「ピーク対アベレージ比」。RF信号のランダム性の指標の1つ。現在主流のデジタル無線の各種の方式を試験する時にPARも1つの指標として使われている。

PAM(ぴーえーえむ)

(Pulse Amplitude Modulation)パルス振幅変調。スイッチング方式の、電源やDC/DCコンバータなどで使われている制御方式。電圧の振幅(パルスの高さ)を変化させて制御する。

pAメータ(ぴーえーめーた)

ピコアンペア(pA)程度の微少電流を測定する機器。(=エレクトロメータ)

PSK(ぴーえすけー)

(Phase Shift Keying)日本語では「位相偏移変調」だが、PSKという表記の方が良く使われている。「位相シフトキーイング」とも呼ばれる。搬送波の位相を変化させ、それぞれにデジタル信号のビット値を割り当てる変調方式。デジタル変調の方式の1つ。アナログ変調のPM(Phase Modulation、位相変調)のデジタル変調版。

PSPC(ぴーえすぴーしー)

IMO塗装性能基準の別名。PSPC:Guidelines for Performance Standard for Protective Coatings contained in IMO Resolution MSC.215(82)。IMO:International Maritime Organization、国際海事機構。

PXI(ぴーえっくすあい)

(PCI Extensions for Instrumentation)計測器向けで規格化された通信インタフェース。モジュール式計測器に導入されている。PXI規格はPXI Systemsアライアンスが規格化を推進している。海外メーカ(ナショナルインスツルメンツやキーサイト・テクノロジーなど)はラインアップが多いが、国内メーカは少ない。

B-Hアナライザ(びーえっちあならいざ)

磁性体の飽和特性(ヒステリシス特性、B-Hカーブ)を計測する測定器。磁気測定器の1種だが、物理量を計測するメータ、基本測定器(汎用品)ではなく、特殊用途の専用品。磁性材料の研究・評価用途では基本測定器。岩崎通信機がラインアップしている(SYシリーズ)。B-Hカーブアナライザとも呼ばれる。参考:「B-H特性」、「ヒステリシス」の用語解説。

PHS(ぴーえっちえす)

(Personal Handy-phone System)設備や仕様を簡略化し、通話料を低く押さえた携帯電話の一種。NTTドコモが開発したデジタル・コードレス電話をベースにした簡易型携帯電話。企業内の内線電話機を携帯型に変えるときに多く導入された。

B-H特性(びーえっちとくせい)

磁性体の飽和特性。磁束密度B[T(テスラ)]を縦軸、磁界の強さH[A/m(アンペア/メータ)]を横軸にしたグラフ。磁性体にかける磁界Hのかけ方によってBの値は一定ではなくグラフは菱形のようなループになる。これをhysteresis(ヒステリシス、履歴現象)というので、B-Hカーブは別名ヒステリシス曲線、ヒステリシスループとも呼ばれる。B-H特性(B-Hカーブ)の測定器がB-Hカーブアナライザ。計測器メーカは岩崎通信機が有名。B-HアナライザSY-8218/8219はB-H特性だけでなく透磁率も測定できる。

BH4B(びーえっちよんびー)

「ブラックマンーハリス4Bウィンドウ 」の略記。(2009年9月発行のテクトロニクスの冊子「リアルタイム・スペクトラム解析のすべて」より)

BNC(びーえぬしー)

(Bayonet Neill Concelman)計測器の接続用として最も一般的に使われるコネクタやケーブルをさす。BNCコネクタ、BNCケーブル。コネクタ形状は丸形の同軸コネクタ。レセプタクルのガイドに位置を合わせて挿入し、リングを右回転させるとロックされ、内部のバネで固定される。逆(左)方向に回すと外れる。この構造をByonetという。Neill Concelmanはコネクタメーカの名前。特性インピーダンスが2種類あり、50オームは測定器、75オームは映像機器に使われる。適用周波数はDC~4GHz程度のため、スペクトラムアナライザなどのRFの測定器には使用できない。また、横河電機(現横河計測)の絶縁型オシロスコープ用では、BNCケーブルは形名を指定している。名前の由来はBritish National Connectorなど諸説ある。

PMV計(ぴーえむぶいけい)

「暑い」「寒い」といった温熱環境に対する感覚を、数値化した温熱的快適性の指標の1つであるPMVを簡便に測定する機器。 (=平均予想温冷感申告)(PMV=Predicted Mean Vote の略)

PM変調(ぴーえむへんちょう)

「位相変調(Phase Modulation)」の略記。搬送波に対して変調信号の変化に合わせて位相を変化させるアナログの変調方式。AM(振幅変調)やFM(周波数変調)ほどはPMは使われていないが、デジタルの位相変調であるPSKやQPSKはデジタル無線通信で良く使われている。PMだとp.m.(午後)の意味もあるので、本解説ではタイトルをPM変調にしている。

BLE(びーえるいー)

Bluetooth Low Energyの略記。「ブルートゥースローエナジー」と表記されることも多い。低電力のブルートゥース。ボタン電池程度の低電力で動作する無線通信規格として導入が始まっている。

PLL(ぴーえるえる)

(Phase Locked Loop)日本語では「位相同相ループ」だが、PLLの方が良く使用される。入力と出力の位相を同相にする回路や機器のこと。RFなどの無線通信にはシンセサイザを使った高精度のPLLが使われる。アナログ回路の最も基本的な1つ。Analog Devices(アナログデバイス)社などの半導体デバイスメーカはPLLの電子部品をラインアップしている。

PLC(ぴーえるしー)

(Programmable Logic Controller) FA(Factory Automation)や計装分野の用語。プログラムに従って制御をしていくコントローラ。工場の製造現場に導入されている。メーカは三菱電機やオムロンが有名。富士電機やパナソニック、横河電機もつくっている。FAメーカだけでなく電機メーカもつくっているといえる。メーカによって「プログラマブルコントローラ」や「シーケンサー」と表現は様々である。

PLD(ぴーえるでぃー)

(Programmable Logic Device)日本語で「プログラマブルロジックデバイス」と呼ばれることもある。購入後に使用者が内部の論理回路を作成できる半導体チップの総称。通常の半導体は製造後に内部の回路を変更することはできないが、PLDは書き換えることができる。そのためユーザ(論理回路の設計者)はその情報をPLDに書き込んで、自由な回路構成を作ることができる。小規模なPLDをSPLD(Simple PLD)といい、PAL(Programmable Array Logic)やGAL(Generic Array Logic)がある。大規模なものをCPLD(Complex PLD)、より大規模なものにFPGA(Field Programmable Gate Array)がある。いまやFPGAは大変普及して別格のロジックデバイスになったので、広義にはPLDの1種だが、独立して呼称されることが多くなった。