計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
フリーワード検索をはじめ、カテゴリー、索引から簡単にお調べいただけます。

フリーワード検索

検索用語一覧

39

各用語の詳細ページでは関連用語などを確認することができます。
このアイコンが表示されている用語には、詳細ページに図解や数式での説明があります。

蛍光(けいこう)

発光現象の1種。試料に励起光を照射すると、当てた光とは違う波長の光(蛍光)が放出される。蛍光を分析すると試料の成分がわかる。X線を照射して発生した蛍光X線から分析するのが蛍光X線装置。光学や分析の分野では蛍光の原理を使った測定器、分析機器が多くある。ファイバ式温度計のセンサ部分にも蛍光が利用されている。

蛍光X線(けいこうえっくすせん)

物質に入射したX線によって発生した二次X線。(フィッシャー・インストルメンツの膜厚測定、素材分析、材料試験、表面特性解析に関する用語集より)

蛍光X線分析装置(けいこうえっくすせんぶんせきそうち)

試料にX線を照射し、発生する蛍光X線のエネルギーを分析することで、試料を構成する元素の種類や含有量を調べる装置。 (=EDX装置)

蛍光分光光度計(けいこうぶんこうこうどけい)

蛍光を測定し、化合物質の定量や構造を分析する機器。

傾斜計(けいしゃけい)

物の傾斜(水平度)を測定する機器。水準器を使うものなど複数の種類がある。メーカは新潟精機や大菱計器製作所など。計量用品、工具の分類で、いわゆる計測器メーカはつくっていない。通販で販売している。

形状測定顕微鏡(けいじょうそくていけんびきょう)

顕微鏡で拡大しながら表面形状を測定する機器。

計装(けいそう)

(instrumentation)生産工程などを制御するために、計測装置や制御装置を装備し、測定すること。語源は「計測器を装備する」。たとえば工場では昼夜を問わず機械が稼働しているので、それらが停止することなく安全に稼働し続けるために、温度や圧力などを常時計測して監視している。測定した圧力や温度から、温度を上昇させたり、圧力を下げたり、制御弁を開閉したり、という制御をして、機器の状態を安全に保つようにする。温度を一定に保つためにエアコンや冷凍機などを自動制御する。これら一連の行為を計装と呼び、PLCやDCS、温調計、伝送器、トランスデューサなどが計装用の機器である。プラントで材料から製品を生産する工程を管理するプロセス制御も計装である。そのため「計装制御」とも呼ばれる。横河計測の電流電圧発生器&モニタであるコンパクトキャリブレータ(形名CA150など)は「プロセス用キャリブレータ(計装の校正器)」といわれる。工場(プラント)内に装備されている機器が正しく電圧・電流を検知して出力しているかを確認(校正)する目的で使われる。工場やプラントに設置してある、圧力を表示する指示計器である圧力計は、可搬型圧力校正器で保守点検を行う(圧力校正器は圧力計測器としてカテゴリー「物理量測定器」に掲載している)。

計測コントローラ(けいそくこんとろーら)

1970年~80年代にかけて自動計測用に使われたコンピュータのこと。1980年代頃のPC(パーソナルコンピュータ)は現在のような性能がなく、計測器の制御用には適していなかった。そのため計測器メーカは自社で自動計測用のPCを製品化した(例えば安藤電気のアミックス。アンリツも製品があった。)。走りはHP(現キーサイト・テクノロジー)が同社製計測器の多目的コントローラとして、1966年に開発したコンピューター「HP 2116A」。その後も同社は計測用のコンピュータ(コントローラ)をラインアップし、自動計測だけでなく計測後の後処理(科学技術計算)として、コントローラ製品は日本の理工系大学の研究室などで1980年代まで重宝された(1982年に理工系の研究室にあるHPのコントローラを、先生が「科学技術計算をするひゅーぱー(HPのこと)の最新コンピュータ」と紹介したことを筆者は強烈に今でも覚えている)。HPは1970年代に汎用コンピューター「HP 3000」でビジネスコンピュータに参入、1980年にはパーソナルコンピュータを発売し、ワークステーションやサーバといったIT機器に注力し、コンピュータ以外を別会社に分社化してコンピュータメーカになっていく。計測器のためのコンピュータ(計測コントローラ)はそれらの源流ともいえる。

計測用アンテナ(けいそくようあんてな)

環境測定などでスペクトラムアナライザと併用するアンテナを計測用アンテナと呼ぶことがある。アンテナは電波を送受信する場所に設置される通信機器のため、それと区別して計測用アンテナと言っている。ダイポールアンテナ、バイコニカルアンテナ、ループアンテナ、ロッドアンテナ、対数周期アンテナなどを目的によって選択して使う。

継電器試験器(けいでんきしけんき)

保護継電器試験器のこと。電力機器の継電器(リレー)を試験する測定器。リレー試験器と呼称されることが多い。参考用語:リレー

軽量床衝撃音発生器(けいりょうゆかしょうげきおんはっせいき)

中・高音域の遮断性能に関する床の表面仕上材の性能をチェックする機器。

ゲイン確度(げいんかくど)

オシロスコープの垂直システムが信号の減衰または増幅をどれだけ正確に実行できるかの指標。通常、パーセント誤差で表す。(テクトロニクス「オシロスコープのすべて」(2017年4月発行)より)

ゲイン・フェーズ特性(げいんふぇーずとくせい)

正弦波信号を被測定物に与えて、その周波数応答(利得・位相)を測定したグラフ(カーブ)。一般にはFRA(Frequency Response Analyzer、周波数特性分析器)で測定される。FRAのメーカであるエヌエフ回路設計ブロックにはFRA51602ゲイン・フェーズ分析器というモデルがある。つまり、ゲイン・フェーズ分析はFRAの別名ともいえる。

ゲージ圧(げーじあつ)

大気圧を基準として表す圧力。計測器としての圧力計にはゲージ圧、絶対圧、差圧など測定可能な圧力が仕様で謳われている。

ゲージ圧計(げーじあつけい)

ゲージ圧(大気圧を基準にした圧力)を測定する機器。

ゲージ長(げーじちょう)

(gauge length)ひずみゲージのひずみ受感部の測定軸方向の長さ。(株式会社東京測器研究所の「ひずみゲージの基礎知識」より)

ゲージ抵抗(げーじていこう)

(gauge resistance)ひずみゲージの電気抵抗のこと。ひずみゲージは与えられたひずみに比例してゲージ抵抗が変化するため、物理量である応力(ひずみ)を検出できるセンサ。

ゲージヒステリシス(げーじひすてりしす)

(gauge hysteresis)ひずみゲージにひずみ増加減少のサイクルを加えたとき、ひずみの増加過程と減少過程において、ひずみ及び温度が同一であるにも関わらず指示ひずみが一致しない現象。(日本アビオニクス株式会社の「赤外線や工業計測器に関する用語」より)

ゲージ率(げーじりつ)

(gauge factor)接着されたひずみゲージのゲージ軸方向に加えられた一軸応力によって生じる抵抗変化率と、ゲージ軸方向のひずみとの比。K:ゲージ抵抗、⊿R/R:抵抗変化率、ε:ゲージ軸方向のひずみ、の関係式は、K=(⊿R/R)/ε。(日本アビオニクス株式会社の「赤外線や工業計測器に関する用語」より)

ケーブル障害位置測定器(けーぶるしょうがいいちそくていき)

ケーブルの障害位置を測定する機器。TDR(Time Domain Reflectmetry)の1種。別名、フォールトロケーター(Fault Locator)。高度経済成長期は通信インフラとして電気の通信線(銅線)の敷設が盛んだったので電気の製品を指したが、現在は光通信(光ファイバ)用のケーブル障害位置測定器としてOTDR(Optical TDR)が敷設工事・保守で活用されている。