計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
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アルゴリズムソフトウェア(あるごりずむそふとうぇあ)

システム動作およびデバイスの仕様に応じた書込みを制御するためのソフトウェア。使用するデバイスに対応しているアルゴリズムソフトウェアをROMプログラマへインストールして使用する。アルゴリズムソフトウェアには、デバイスを特定するタイプコード(TYPE CODE)が登録されていて、これをプログラマに設定することで、デバイスに応じた書込み制御を実行する。使用するデバイスがプログラマに対応しているかどうかはROMライタメーカのデバイスリストで確認する必要がある。(東亜エレクトロニクス株式会社 フラッシュサポートグループカンパニーの「書込みやプログラマに関する用語集」より)

安藤電気(あんどうでんき)

1933年~2004年に存在した老舗計測器メーカ。正式名称:安藤電気株式会社。「ANDO」のブランドで通信計測器や半導体テスタをつくっていた。大株主はNECで、アンリツ同様にNEC系の計測器メーカだが、安藤電気はNECの持ち株比率が高く、NEC出身者が複数人、社長になっている。有線通信の計測器ではキーサイト・テクノロジーやアンリツと伍していた。1933年に安藤氏が創業。電電公社(現NTT)から通信計測器の開発を任された電電ファミリーの1社。光通信測定器はアンリツと安藤電気の2社がNTTに納めた。1980~2000年頃につくっていたのは基幹通信網の伝送装置向けの測定器である、SDH/SONETアナライザ、 MTDMアナライザ、モデムテスタなど。有線通信には強かったが無線ではアンリツに遠く及ばなかった(ラインアップには無線機テスタはあるが、SGやスペクトラムアナライザはない)。NTTなどに最先端の計測器を納入した。単発の波形しか捉えられないが、パルススコープとでもいうオシロスコープの原子版のような測定器をつくったという話がある。インピーダンス測定も早くから行い、「横河電機(LCRメータの特許などの要素技術があり、後のYHPに移管)の製品より高精度な測定結果だった」と発言した大学教授もいた。 1980年代の通信測定器以外のラインアップは、ICE、ROMライタ、LCRメータ、tanδ測定器など。ICEはインテル80386などの最先端のCPUに果敢に挑戦したが、特定顧客にしか販路が広がらなかった。ROMライタはNECから情報を得るなど、幅広いチップに対応したが、協力関係にあった浜松東亜電機(現東亜エレクトロニクスのフラッシュサポートグループ)に技術移管し、製品は現在も続いている。LCRメータはシリーズ化でシェアを伸ばしたが、業界標準のYHP(現キーサイト・テクノロジー)のような高周波モデルが開発できず撤退した。 2000年の光海底ケーブルバブルで屋台骨の光計測器が落ち込むと経営が傾いた。大株主のNECが半導体ビジネスから撤退するのに伴い、子会社にATE製品(半導体検査装置)は不要となり、NECに変わる株主が必要となった。横河電機が資本参加し、安藤電気の全事業を受け入れた(2001年にNEC保有株式が横河電機に売却された)。2002年に安藤電気は横河電機の100%出資子会社になり、2004年には事業再編で解体している。 プロトコルアナライザや光通信測定器では当時世界No.1のHPと競い、モデルによってはHPより売れた製品もあった。光通信測定器は現在の横河計測株式会社に引き継がれ、光スペクトラムアナライザは世界No.1である(2022年現在)。 参考用語:タケダ理研工業、YEW、Acterna

eMMC(いーえむえむしー)

(embedded Multi Media Card)Flashメモリを利用した組み込み機器向けのメモリカード規格の一つ。従来のマルチメディアカード(MMC)の外側のパッケージをなくし、NAND Flashとコントローラが1チップに封入されている。eMMCはマルチメディアカード(MMC)と同様のインタフェースで外部と接続するが、カードタイプではなく、153FBGA、169FBGAなど表面実装可能なパッケージ形状で、低消費電力である。基板に実装し使用することで、大容量ストレージ対応、かつ機器の小型化が実現できるため、スマートフォン、タブレット、パソコン、カーナビ、監視カメラ等で採用され、バージョンが上がるごとに転送速度も向上している。eMMC 5.0では最大400MB/秒のHS400モード対応となっている。(東亜エレクトロニクス株式会社 フラッシュサポートグループカンパニーの「書込みやプログラマに関する用語集」より)

EEPROM(いーすくぅえあぴーろむ)

(Electronically Eracable & Progurammable ROM) 不揮発性メモリの1種。電気操作によってデータの書き換えができる。マイコン機器のメモリに多様されている。ROM(Read Only Memory)は読み出し専用メモリでRAM(Random Access Memory)のように動的な書き込みはできない(機器に実装され、動作中には読むだけで書けない)が、EEPROMは実装されているプリント基板などから外して、デバイス単体にすれば現在書かれているデータを電気的に消去して、新たなデータを書き込むことができる。

EPROM(いーぴーろむ)

(Erasable Programmable ROM) 不揮発性メモリの1種。電気操作によってデータの書き換えができる。データ消去は紫外線照射で行なうため、パッケージ中央上部にガラス窓がありチップが見える。 マイコン機器のメモリに多様されている。マイコン機器はCPUとメモリで構成されるが、機器の開発中はソフトウェアを何度も書き換えるため、EPROMやEEPROMが使われる。ROM(Read Only Memory)は読み出し専用メモリでRAM(Random Access Memory)のように動的な書き込みはできない(機器に実装され、動作中には読むだけで書けない)が、EPROMは実装されているプリント基板などから外して、ROMイレーサを使えばデータを消去でき、新たなデータを書き込むことができる。

Erase(いれーす)

ROMライタの機能で、デバイスのデータ消去。(東亜エレクトロニクス株式会社 フラッシュサポートグループカンパニーの「書込みやプログラマに関する用語集」より)

インサーキットプログラマ(いんさーきっとぷろぐらま)

オンボードプログラマの別名。Flashメモリ、Flash内蔵マイコンを実装済みの基板にデータを書込むための書込みツール(東亜エレクトロニクス株式会社 フラッシュサポートグループカンパニーの「書込みやプログラマに関する用語集」より)。

SPIフラッシュ(えすぴーあいふらっしゅ)

SPI(Serial Peripheral Interface)フラッシュは、シリアルバスによる通信方式モードを採用したNOR型フラッシュメモリ。SPIモードは、モトローラ社が提唱した方式で、3本または4本の信号線で構成され、数十Mbpsの通信を行うことが可能。従来のパラレル通信では数十本必要だった信号線が、SPI通信では3本または4本で構成されるため、小型かつ低消費電力が可能で、また容量拡張する場合も基板の設計変更が必要ないため、現在では電子機器に広く採用されている。近年登場したQuad SPIフラッシュは、Single/Dual/Quadモードをサポートし、Quadモードでは1クロックで4bitを1度に送信するため、通常のSPIフラッシュの4倍の高速通信が可能。対応するROMライタの例としては東亜エレクトロニクス株式会社 フラッシュサポートグループカンパニーのオンボードプログラマAF9201は、Quadモードの高速書込みを利用できる。(同社の「書込みやプログラマに関する用語集」より)

MSB(えむえすびー)

(Most Significant Bit)数値をバイナリで表現した場合の最上位ビット。または最上位バイト。(株式会社Sohwa&Sophia Technologiesの用語集より)

LSB(えるえすびー)

(Least Significant Bit)数値をバイナリで表現した場合の最下位ビット。または最下位バイト。(株式会社Sohwa&Sophia Technologiesの用語集より)

エンディアン(えんでぃあん)

(endian)複数のバイトデータを並べる順序を表すための用語で、並べる順番の違いによって、ビッグエンディアン、ミドルエンディアン、リトルエンディアンなどと呼ばれる。この配置は接続するCPUのデータとりこみ方式により異なる。元データ(4バイト):01234567の場合、ビッグエンディアン:01 23 45 67、ミドルエンディアン:23 01 67 45 あるいは 45 67 01 23、リトルエンディアン:67 45 23 。プログラマ(ROMライタ)は対象デバイスのバス幅に合わせた単位で書込みを行う。各社のROMライタのエンディアンの設定(標準)がどうなっているかは確認が必要。(東亜エレクトロニクス株式会社 フラッシュサポートグループカンパニーの「書込みやプログラマに関する用語集」より。上記の用語集には16ビットバスのデバイスに書き込む場合の例が図解されている。)「バイトの順番」なので、エンディアンは別名:バイトオーダー(byte order)とも呼ばれる。

Octal SPIフラッシュ(おくたるえすぴーあいふらっしゅ)

SPI(Serial Peripheral Interface)フラッシュは、シリアルバスによる通信方式モードを採用したNOR型フラッシュメモリ。外部メモリとして使う場合でも、少ないピン数でマイコンと接続するので、パッケージサイズを小型化し大容量を通信できるのがメリット。通信方式として、single(バス幅:1bit)、Dual(2bit)、Quad(4bit)があったが、近年Octal(オクタル)モードが追加された。Octalモードはデータ線を8本使い、1クロックで8bit(1byte)を1度に送信するため、singleモードより8倍速い通信が可能。デバイスメーカ各社からはすでに商品化され、車載や産業機器を中心に拡がりを見せている。東亜エレクトロニクス株式会社 フラッシュサポートグループカンパニーでは対応したROMライタを順次進めている。(同社の「書込みやプログラマに関する用語集」より。SPIフラッシュの通信イメージが上記用語集には掲載されている。)

オフセットアドレス(おふせっとあどれす)

マイコンは周辺デバイスを制御するためのI/O、レジスタが内部アドレス毎に割り当てられている。マイコンを動作させるプログラム開発後、動作検証、製品化するためには「FlashROM」にプログラムデータを格納(書込み)しなければならない。開発/検証ツールでの「FlashROM」領域へのプログラム格納には、これらツールが認識できる領域情報を含んだROMデータが必要となる。このROMデータはソフト開発ツールにて、Intel、MOTOROLAフォーマットのHEXファイルで生成、提供されることが一般的である。ROMプログラマを使用し「FlashROM」領域へROMデータを書込むには、まずROMデータをROMプログラマ内蔵のバッファメモリ(アルゴリズムカード)へ格納する必要がある。ただし、正しく格納するにはオフセットを設定する必要がある場合がある(バッファメモリを超える領域への格納)。オフセットの値は、ROMデータの領域(アドレス)情報と対象デバイスにより異なる。ROMデータの領域情報についてはデータ作成者への確認、もしくはデータの先頭数行を開示してROMライタのメーカに確認する必要がある。バッファメモリの0番地からの格納が基本となるが、対象デバイスによっては異なる場合もあり、これら情報についてはアルゴリズム説明書を参照することが肝要。(東亜エレクトロニクス株式会社 フラッシュサポートグループカンパニーの「書込みやプログラマに関する用語集」より。上記用語集には具体的な例が図解されている。)

オンボードプログラマ(おんぼーどぷろぐらま)

プリント基板上に実装されたメモリに書き込むためのROMライタ。ROMライタの国内トップベンダーである東亜エレクトロニクス株式会社 フラッシュサポートグループカンパニーには形名AF9101などの機種がある。同社の「書込みやプログラマに関する用語集」では次のように説明されている。Flashメモリ、Flash内蔵マイコンを実装済みの基板にデータを書込むための書込みツール。各種シリアル通信で書込みを行う。通信方式:SPI(データモード)1,2,4,8 、UART、I2C、JTAG、SWD、CLK同期など。同義語:オンボードライタ、インサーキットプログラマ、シリアルプログラマ。

GANGプログラマ(ぎゃんぐぷろぐらま)

複数のデバイスに対して同時書込みを行うことができるROMプログラマのこと。生産現場での効率的な書込みに有効。「GANG」は集合体や集団を表す言葉。別名:GANGライタ。(東亜エレクトロニクス株式会社 フラッシュサポートグループカンパニーの「書込みやプログラマに関する用語集」より)

ギャングプログラマ(ぎゃんぐぷろぐらま)

複数個のROMを一度に書き込むことができるROMプログラマ。「GANGプログラマ」と表現しているメーカもある。GANGは集合体や集団の意味。

Copy(こぴー)

ROMライタの機能で、マスタROMのデータをプログラマのバッファメモリに格納。(東亜エレクトロニクス株式会社 フラッシュサポートグループカンパニーの「書込みやプログラマに関する用語集」より)

シリアルプログラマ(しりあるぷろぐらま)

オンボードプログラマの別名。Flashメモリ、Flash内蔵マイコンを実装済みの基板にデータを書込むための書込みツール(東亜エレクトロニクス株式会社 フラッシュサポートグループカンパニーの「書込みやプログラマに関する用語集」より)。

セキュアブート(せきゅあぶーと)

(Secure Boot)コンピュータの起動(Boot)時に、デジタル署名されていないソフトウェアを実行しないようにする技術。OSの起動よりも早く実行され、署名が不正であったり、署名されていないプログラムに置き換わっていた場合は、その場で動作を停止する。これによりコンピュータをより安全に起動させることが可能となる。(東亜エレクトロニクス株式会社 フラッシュサポートグループカンパニーの「書込みやプログラマに関する用語集」より)

タイプコード(たいぷこーど)

(TYPE CODE)アルゴリズムソフトウェア内に記述されているデバイス(書込み方式、サイズ)を特定する5桁のコード。ROMプログラマの「ROM TYPE」設定時にこのタイプコードを設定することで、対象デバイスに対応した書込みが可能となる。使用するデバイスがROMプログラマに対応しているかどうかはROMライタメーカのデバイスリストで確認が必要。(東亜エレクトロニクス株式会社 フラッシュサポートグループカンパニーの「書込みやプログラマに関する用語集」より)