計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
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6G(しっくすじー)

(6th Generation Mobile Communication System) 日本語にすると「第6世代移動通信システム」。日本では公共無線通信に5G が2020年から商用化された。6Gは5Gの次の規格。5Gの主要技術は中国企業が先行し、基地局ではHuawei(ファーウェー)のシェアが高い。欧米は研究開発で後れを取った。5Gは軍事技術に直結するため、アメリカのトランプ前大統領はHuawei製品の未採用とともに、6Gで巻き返すことを宣言している。2021年4月の菅首相とバイデン大統領との直接面談でも、6Gなどを念頭に先端技術分野である半導体などで日米が提携・協力することが発表されている。日本のNTTも光通信技術であるIOWN (アイオン)の開発で6Gの規格策定に先行する意欲を表明している。NTTはIOWNについて2020年6月にNECと資本提携、2021年4月には富士通と開発で業務提携を発表している。

6ダイヤル可変抵抗器(ろくだいやるかへんていこうき)

ダイヤル式可変抵抗器の中で最も一般的な、6桁で抵抗値を設定できる測定器。ダイヤルで0~9の数字から選んで設定するので、ヴォリュームを回してアナログ的に連続値で調節することはできない。アナログ的な設定は摺動抵抗なら可能。 横河計測の2793シリーズの品名は「6ダイヤル可変抵抗器」だが、アルファ・エレクトロニクスのADR-6100シリーズの品名は「6ダイヤル式ディケード精密可変抵抗器」。 計測器情報:横河計測やアルファ・エレクトロニクスなどの製品例

68系(ろくはちけい)

モトローラのCPUが型番の頭が68だったため、6800、68000、68020、68030などのモトローラのCPUを総称して68系プロセッサと呼称した。68系はインテルの80系、86系のCPUと、1970年代から1980年代にかけて競った。世界初の8ビットCPU、インテル8080とモトローラ6800は同じ年(1974年)に発売された。80系は当時のパーソナルコンピュータに採用され、68系よりも80系に軍配が上がった。モトローラは1984年に世界初の32ビットCPUである68020をインテルより先に発売(インテルの80386は1985年発売)して巻き返しを図った。このときもインテルの86系CPUの方がコンピュータに多く採用され、68系は普及しなかった。 最先端のCPUを使った開発では、それを支援する計測器であるICEが必須となる。日立製作所は68系のサードパーティーをしていて、68系CPUのICEも系列会社でつくっていた。現在のルネサステクノロジーがICEをつくっている源流である。計測器のデジタル化では、1970年代からCPUの採用が各計測器メーカで始まっているが、80系/86系(インテル)を使うか、68系(モトローラ)を使うかは、時々によって選択されていた。各計測器メーカも色々なCPUを使い試行錯誤を1980年代~1990年代にしていた。

6分力計(ろくぶんりょくけい)

自動車試験器の一種で、ホイールなどに作用する力を6分力で測定する機器。

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