計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
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SRS(えすあーるえす)

(Stimulated Raman Scattering)誘導ラマン散乱。非線形光学効果の1つで、この応用例にはラマン増幅器などがあるが、加工用の高出力レーザーでは機能を阻害する要因となる。

SiC(えすあいしー)

(Silicon Carbide シリコンカーバイド)炭化ケイ素。 半導体の材料元素はシリコンが主流だが、パワー半導体ではSiCやGaNを使った製品が普及しつつある。

SAR ADC(えすえーあーるえーでぃーしー)

(Successive Approximation Register Analog Digital Converter) 逐次比較型ADコンバータ。ADコンバータの方式は複数あり、一般的にデジタルマルチメータ(DMM)は積分型が多い。高ダイナミックレンジ、高精度に適した方式としてSARやデルタシグマ(ΔΣ)型がある。

SSD(えすえすでぃー)

コンピュータのメモリに使われるSolid State Drive(ソリッド・ステート・ドライブ)のこと。SSDという表現(表記)が一般的に広く使われている。価格が安価になったことでPC用の外付けストレージとして小型の名刺サイズの製品が流通している。FDD(フローピーディスクドライブ)、HDD(ハードディスクドライブ)に続き、2020年には出荷台数がHDDを抜き逆転した(2021/3/24日経新聞)。

SSPC(えすえすぴーしー)

Steel Structures Painting Council USAの略。米国鋼構造物塗装協会。

SSPC-PA2規定(えすえすぴーしーぴーえーつーきかく)

フィッシャー・インストルメンツの用語集には以下のようにある。SSPC(Steel Structures Painting Council USA 米国鋼構造物塗装協会)によるSSPC-PA2規定は防食塗装膜厚が各規格値の80%以上120%以内でなくてはならないと定められている。SSPC規格の入手は以下から(SSPCのHP: http://www.sspc.org/)。フィッシャー社の膜厚計はMP0RやFMP100などで、SSPC-PA2対応の測定モードがあり、3ポイントの測定平均が80/120%以内かの確認が容易にとることができる。またFMP100などの上位機種では、測定ポイントへのグラフィックガイドや統計処理ができる。

SMPTE(えすえむぴーてーいー)

全米映画テレビジョン技術者協会(SMPTE:Society of Motion Picture and Television Engineers)、またはSMPTEが制定した映像関連の規格。

SMU(えすえむゆー)

(source measure unit)ソース・メジャー・ユニット。電圧電流発生(ソース)機能と測定(メジャー)機能の両方がある計測器。電流と電圧を供給し、同時に高速・高確度で電流、電圧、抵抗を測定する。電子部品や半導体デバイスのI-V特性などの評価に使われる。 ISVM(電流を印加して電圧を測定)やVSIM(電圧印加電流測定)の機能がある。電源(電流源、電圧源)とデジタルマルチメータ(DMM)だけでなく、オプションでファンクションジェネレータ、オシロスコープ、電子負荷、パルスジェネレータなどが揃うモデルもある。キーサイト・テクノロジーやケースレーは半導体パラメータアナライザというSMUを装着して使える測定器があり、高精度の測定器群を同期して使える。SMUは電圧電流源&メータなので、カテゴリーはDMMと同じ「電圧・電流・電力測定器 」に区分されるが、アプリケーションは電子部品や半導体デバイス評価である。一般にSMUというと、外観は据え置き型のDMMで、筐体にSMUを装着して使うモデルと、分離できない一体型のモデルがある。一体型モデルは「直流電圧電流発生器(/モニタ)」の品名が多い(エーディーシーや横河計測)。ケースレーは「ソースメータ」や「ソース・メジャー・ユニット(SMU)」と表現している。キーサイト・テクノロジーは「ソース/メジャー・ユニット」や「ソース/メジャメント・ユニット」と品名を表記している。

SoC(えすおーしー)

(System-on-a-Chip)1つの半導体チップ上に、CPU、メモリ、I/Oその他が実装され、コンピュータシステムの動作に必要な機能がすべて組み込まれたLSI。マイクロコントローラ(MPU/CPU)に周辺のICの機能も集積したチップ、またはそのような設計手法を指している。読み方は「えすおーしー」(または「しすてむおんちっぷ」)だが、「そっく」と解説している文献もある。今では「そっく」だとセキュリティー用語のSOC(Security Operation Center )のほうが思い浮かぶ。

SG(えすじー)

2つ意味がある。1.Signal Generator の略記。「標準信号発生器」や「信号発生器」など使われる場面によりSGが何を指しているかは様々。主にRF帯域の高周波の発生器を指していることが多いが、低周波でもSGと略記されることもある。FG(ファンクションジェネレータ)やPG(パルスジェネレータ)なども総称して「信号発生器」と呼ばれるので、FGのことをSGと略記していることもある。信号発生器は低周波からRFまで周波数に無関係に使われる単語なので、注意が必要。低周波では「信号発生器」より「発振器」と呼ぶこともある。たとえばRC発振器など。ただし電流電圧発生器は、高周波ではないが発振器(oscillator)でなく発生器(generator)である。2.Signal Groundの略記。信号のグランド。信号線とペアになるグランドラインのこと。プリント基板ではSGとPG(パワーグランド)は使い分けて設計される。「SGというとRFの信号発生器をさいている」という解釈で、本用語集ではカテゴリー「信号発生器(通信)」にしている。

SCコネクタ(えすしーこねくた)

光通信に使われる代表的なコネクタ。単芯で、コネクタ外観は角形。青色をよく見かける。差し込んでクリック音とともに嵌合する。1980年にNTTが基幹通信網に光を導入した際の主流はFCコネクタだった(シングルモード、波長1310/1550 nmを中心に)。現在もそれは続いているが後に開発されたSCコネクタを標準にしている機器も現在は多い。たとえば光通信用の計測器も標準をSCコネクタにしている。

SWR(えすだぶりゅあーる)

“Standing Wave Ratio” の略表記。(=電圧定在波比)

SWP(えすだぶりゅぴー)

掃引時間(掃引速度)の略記。オシロスコープやスペクトラムアナライザなどの表示にSWPと表記されることがある。「SWeeP time」か「SWeep Speed」の略記と思われる。

SDI(えすでぃーあい)

(Serial Digital Interface)業務用映像機器で使われている高速シリアル・インタフェース規格。1本の同軸ケーブルでデジタル映像信号とデジタル音声信号を送る。BNCコネクタなど、アナログ映像信号の既存の伝送インフラを利用してデジタル化した。

SDH/SONETアナライザ(えすでぃーえっちそねっとあならいざ)

SDH(Synchronous Digital Hierarchy)は1988年にITU-Tが制定した国際標準のデジタル伝送規格。90年代に「新同期網」と称して日本の基幹通信網に導入された。SDH装置を開発するメーカ(NEC、富士通、沖電気、日立製作所など)はアンリツか安藤電気のSDHアナライザで試験を行った。 SONET(Synchronous Optical NETwork)規格はほぼSDHと同等。SDHアナライザはSONETにも対応できるモデルが多く、SDH/SONETアナライザと称した。2000年頃まではキーサイト・テクノロジー、ワンデル&ゴルターマン、テクトロニクスなどの海外計測器メーカもつくっていたが、現在はほぼ生産中止。HPの37718A OmniBER コミュニケーション・パフォーマンス・アナライザは可搬型の1筐体で2.5Gbps (OC-48/STM-16) まで対応していた。SDH/SONETはデジタル信号を多重するための国際標準で、各国が共通規格になることで、海外との通信を効率化した。SONET で使用するフレーム形式STS(Synchronous Transport Signal、同期転送信号)は、STS-1(51.84 Mbps、OC-1)をベース信号としている。SDHのフレーム形式STM(Synchronous Transport Module、同期転送モジュール)はSTM-1(155.52Mbps、OC-3)がベース。OC-n(Optical Carrier)はANSI(米国規格協会)が標準化したデジタルハイアラーキ(SONET)の伝送レートで、51.84MbpsをOC-1と呼び、そのn倍をOC-nと表記。1990年にNECや富士通などがNTTにSDH装置を納品する際、限られた試験期間に複数台のSDHアナライザを使用するには(計測器は高額だったので)レンタルしかなかった。計測器レンタル各社にNECなどからほぼ同時期に複数台のレンタル依頼があり、各社は大口引合に右往左往した。億円単位の投資をしたレンタル会社は、その後SDHアナライザの不良資産(一度だけ貸し出したが、その後倉庫に鎮座し不稼働品となり、投資額を回収せず売却や廃棄など、未回収で終わる)を抱えることとなった。レンタル会社の購買部門が目利きを誤り、赤字商材を買ってしまった例である。

Sパラメータ(えすぱらめーた)

(Scattering parameter) 高周波回路では、低周波回路のように電圧や電流を測定することはほとんど不可能であるために、電圧や電流に代わる別な量として電力を取り扱う。そこで回路に入って行く電力と、回路から出てくる電力を関係付けることが出来れば、高周波でも回路網をブラックボックスとして取り扱うことができる。回路網の各端子対(ポート)に対する入力電力および出力電力に関係する波の大きさと位相によって、回路の特性を規定したものがSマトリクス(散乱行列,Scattering matrix)であり、Sマトリクスの各要素をSパラメータと呼ぶ。

Sパラメータテストセット(えすぱらめーたてすとせっと)

ネットワークアナライザと一緒に使用するアクセサリ。

SPIフラッシュ(えすぴーあいふらっしゅ)

SPI(Serial Peripheral Interface)フラッシュは、シリアルバスによる通信方式モードを採用したNOR型フラッシュメモリ。SPIモードは、モトローラ社が提唱した方式で、3本または4本の信号線で構成され、数十Mbpsの通信を行うことが可能。従来のパラレル通信では数十本必要だった信号線が、SPI通信では3本または4本で構成されるため、小型かつ低消費電力が可能で、また容量拡張する場合も基板の設計変更が必要ないため、現在では電子機器に広く採用されている。近年登場したQuad SPIフラッシュは、Single/Dual/Quadモードをサポートし、Quadモードでは1クロックで4bitを1度に送信するため、通常のSPIフラッシュの4倍の高速通信が可能。対応するROMライタの例としては東亜エレクトロニクス株式会社 フラッシュサポートグループカンパニーのオンボードプログラマAF9201は、Quadモードの高速書込みを利用できる。(同社の「書込みやプログラマに関する用語集」より)

SVC(えすぶいしー)

(Static Var Compensator) 電気工学の電力分野の用語としては「無効電力補償装置」のこと。重電メーカが作っている受変電設備の1つ。変電所から需要家(工場や家庭などの電気のユーザ)までの配電線の電圧降下を補い、電圧を一定に保つ機能を担う。コンピュータのOSや、画像圧縮の分野でもSVCという用語がある。

SATA(さた)

Serial Advanced Technology Attachment の略 (=シリアルATA)。パソコンとハードディスクなどの記憶装置を接続するIDE(ATA)規格の拡張仕様の一つ。パラレルからシリアルになり高速転送(1.5Gbps)が可能になった。2005年から普及が始まり、パソコン以外での家電への応用が実用化されている。