計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
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SRS(えすあーるえす)

(Stimulated Raman Scattering)誘導ラマン散乱。非線形光学効果の1つで、この応用例にはラマン増幅器などがあるが、加工用の高出力レーザーでは機能を阻害する要因となる。

SIF(えすあいえふ)

(San-ei Image Temp Format)日本アビオニクス株式会社のサーモグラフィカメラ(熱画像計測器)TH3100シリーズ、TH5100シリーズで用いられている保存形式(拡張子)。1つのファイルに1000データ(画面)まで入る。関連用語:SIT。(同社の「赤外線や工業計測器に関する用語」より)TH3100/5100シリーズは三栄測器(NEC三栄、NEC Avio赤外線テクノロジー)がつくったので、SIFのSは三栄の略。三栄測器は1971年にNECが資本参加し、社名にNECが付き、2012年に日本アビオニクス(NEC系列でサーモグラフィをラインアップする会社)に吸収された。

SiC(えすあいしー)

炭化ケイ素のこと。Silicon Carbide(シリコンカーバイド)。 半導体の材料元素はシリコンが主流だが、パワー半導体ではSiCやGaNを使った製品が普及しつつある。

SI単位(えすあいたんい)

(International System of Units)国際単位系の別名。SI単位系やSI単位、SIなどと呼ばれる。物理量の単位はなるべくSI単位を使うことが世界的に進み、2000年頃に計測器の単位表示が従来のものからSI単位表示に変わった計測器がある。たとえば気圧の単位はbar(バール)からPa(パスカル)になった。圧力計(マノメータ)の製品カタログには「SI単位対応」という記述があった。従来から使い慣れた単位であるbarが変更になるときには、このように計測器メーカはユーザに告知をした。「古いbar表示の製品は○○までに注文を受けた場合が最後の生産です」、などの説明をメーカの営業から聞いた記憶がある。

SIT(えすあいてぃー)

(San-ei Image Temp File)日本アビオニクス株式会社のサーモグラフィカメラ(熱画像計測器)TH7100シリーズで用いられている保存形式(拡張子)。1ファイルに対し1データ(画面)の書き込みに限定される。関連用語:SIF。(同社の「赤外線や工業計測器に関する用語」より)TH7100シリーズは三栄測器(NEC三栄、NEC Avio赤外線テクノロジー)がつくったので、SITのSは三栄。三栄測器は1971年にNECが資本参加し、社名にNECが付き、2012年に日本アビオニクス(NEC系列でサーモグラフィをラインアップする会社)に吸収された。

SA(えすえー)

(Spectrum Analyzer)無線通信の基本測定器であるスペクトラムアナライザの略記。RFの計測器は同様にSG(標準信号発生器)、NA(ネットワークアナライザ)などの略記がある。リアルタイム・スペクトラム・アナライザをRTSA(Rial Time Spectrum Analyzer)と略記する事例がテクトロニクスにあるが、RF計測器メーカの共通の略記であるかは未確認。詳しい説明は以下の記事を参照されたい。 参考記事:スペクトラムアナライザの基礎と概要 スペクトラムアナライザの概要から、種類、主要な性能、注意点などを解説した入門記事。

SAR ADC(えすえーあーるえーでぃーしー)

(Successive Approximation Register Analog Digital Converter) 逐次比較型ADコンバータ。ADコンバータの方式は複数あり、一般的にデジタルマルチメータ(DMM)は積分型が多い。高ダイナミックレンジ、高精度に適した方式としてSARやデルタシグマ(ΔΣ)型がある。

SSD(えすえすでぃー)

(Solid State Drive) コンピュータのメモリに使われるソリッド・ステート・ドライブのこと。SSDという表現(表記)が一般的に広く使われている。価格が安価になったことでPC用の外付けストレージとして小型の名刺サイズの製品が流通している。フロッピーディスク(FDD)、ハードディスク(HDD)に続き、2020年には出荷台数がHDDを抜き逆転している。 レコーダなどの計測器に長時間記録できる媒体として使われたテープが生産中止になり、データレコーダは一時期、ほとんどが生産終了した。HDDは信頼性の点で屋外で使うポータブルの計測器には向かなかった。SSDが安価になったことで、データレコーダの計測器メーカだったティアックは生産を復活(新製品を発売)した。 計測器情報:SSDを搭載したティアックの製品例(WX-7000シリーズ)

SSPC(えすえすぴーしー)

Steel Structures Painting Council USAの略。米国鋼構造物塗装協会。

SSPC-PA2規定(えすえすぴーしーぴーえーつーきかく)

フィッシャー・インストルメンツの用語集には以下のようにある。SSPC(Steel Structures Painting Council USA 米国鋼構造物塗装協会)によるSSPC-PA2規定は防食塗装膜厚が各規格値の80%以上120%以内でなくてはならないと定められている。フィッシャー社の膜厚計はMP0RやFMP100などで、SSPC-PA2対応の測定モードがあり、3ポイントの測定平均が80/120%以内かの確認が容易にとることができる。またFMP100などの上位機種では、測定ポイントへのグラフィックガイドや統計処理ができる。

S/N(えすえぬ)

(Signal/Noise) 信号(Signal)とノイズ(Noise)の比率。感度を示す指標。RFなどの無線通信測定器で良く使われる用語。S/Nの単位は[dB]を使うことが多い。たとえば(一般的な計測器の仕様である)60dBとは、信号電力が雑音電力の 10の6乗倍(100万倍)、または雑音電力が信号電力の10の-6乗倍 (100万分の1) である。信号を受信する測定器(スペクトラムアナライザなど)では測定器自体のノイズに対してどれだけ小さな信号を測定できるかの目安となり、出力する計測器(SGなど)では規定出力とノイズとの比を示す。「SN比」や「S/N比」、「SNR」(Signal to Noise Ratioの略記、信号対雑音比)などの表記もある。SNだと磁石の両極になるので、「S/N」と“/”を表記したり、「SN比」と表現している。

SNR(えすえぬあーる)

Signal to Noise Ratioの略で、日本語では「信号対雑音比」。S/N、SN比、S/N比などの表記もある。S/NやSNRという表記は、信号対雑音比という記述よりも多く見かける。低周波から高周波まで、アナログ回路の一般的な性能指標として、計測器だけでなく音声、画像、通信など多くの分野で使われている。計測器はRFで良く出てくる。単位は無次元で、dBで示すことが多い。

SN比(えすえぬひ)

(Signal to Noise Ratio) 設定感度における規定出力とノイズとの比。デシベル(dB)で表す。デシベル=20log10((2x出力電圧)/雑音電圧)。log10:常用対数。(ひずみ測定器メーカである株式会社東京測器研究所の「測定器の概要と主な用語」より) S/NやSNRという表記も良く見かける。日本語では信号対雑音比だが、この表記の頻度は少ない。

SMA(えすえむえー)

(Sub Miniature Type A)和訳すると超小型のタイプAコネクタ。無線通信で使われるN型コネクタより上限周波数が高い(~22GHz)のでマイクロ波の機器に使われる。3.5mmコネクタと互換性があり安価なために有線通信の計測器でも良く使われる。同軸コネクタの1種。

SMD(えすえむでぃー)

(Surface Mount Device)日本語では「表面実装部品」。DIPやSOPのように端子がピンのパッケージ形状ではなく、端子面を直に基板に実装するタイプの部品のこと。一般の電子部品は基板に空いた穴に部品の端子(ピン)を入れてはんだ付けするが、SMDはピンの端子が無い。チップ部品を指していることが多い。

SMPTE(えすえむぴーてぃーいー)

全米映画テレビジョン技術者協会(SMPTE:Society of Motion Picture and Television Engineers)、またはSMPTEが制定した映像関連の規格。

SMU(えすえむゆー)

(source measure unit) ソース・メジャー・ユニット。電圧電流発生(ソース)機能と測定(メジャー)機能の両方がある計測器。電流と電圧を供給し、同時に高速・高確度で電流、電圧、抵抗を測定する。電子部品や半導体デバイスのI-V特性などの評価に使われる。 ISVM(電流を印加して電圧を測定)やVSIM(電圧印加電流測定)の機能がある。電源(電流源、電圧源)とデジタルマルチメータ(DMM)だけでなく、オプションでファンクションジェネレータ、オシロスコープ、電子負荷、パルスジェネレータなどが揃うモデルもある。キーサイト・テクノロジーやケースレーは半導体パラメータアナライザというSMUを装着して使える測定器があり、高精度の測定器群を同期して使える。SMUは電圧電流源&メータなので、カテゴリーはDMMと同じ「電圧・電流・電力測定器 」に区分されるが、アプリケーションは電子部品や半導体デバイス評価である。一般にSMUというと、外観は据え置き型のDMMで、筐体にSMUを装着して使うモデルと、分離できない一体型のモデルがある。一体型モデルは「直流電圧電流発生器(/モニタ)」の品名が多い(エーディーシーや横河計測)。ケースレーは「ソースメータ」や「ソース・メジャー・ユニット(SMU)」と表現している。キーサイト・テクノロジーは「ソース/メジャー・ユニット」や「ソース/メジャメント・ユニット」と品名を表記している。 参考記事:高精度な電子部品の評価に貢献するSMU〜エーディーシー6253直流電圧・電流源/モニタ

SoC(えすおーしー)

(System-on-a-Chip)1つの半導体チップ上に、CPU、メモリ、I/Oその他が実装され、コンピュータシステムの動作に必要な機能がすべて組み込まれたLSI。マイクロコントローラ(MPU/CPU)に周辺のICの機能も集積したチップ、またはそのような設計手法を指している。読み方は「えすおーしー」(または「しすてむおんちっぷ」)だが、「そっく」と解説している文献もある。今では「そっく」だとセキュリティー用語のSOC(Security Operation Center )のほうが思い浮かぶ。

SG(えすじー)

2つ意味がある。1.Signal Generator の略記。「標準信号発生器」や「信号発生器」など使われる場面によりSGが何を指しているかは様々。主にRF帯域の高周波の発生器を指していることが多いが、低周波でもSGと略記されることもある。FG(ファンクションジェネレータ)やPG(パルスジェネレータ)なども総称して「信号発生器」と呼ばれるので、FGのことをSGと略記していることもある。信号発生器は低周波からRFまで周波数に無関係に使われる単語なので、注意が必要。低周波では「信号発生器」より「発振器」と呼ぶこともある。たとえばRC発振器など。ただし電流電圧発生器は、高周波ではないが発振器(oscillator)でなく発生器(generator)である。2.Signal Groundの略記。信号のグランド。信号線とペアになるグランドラインのこと。プリント基板ではSGとPG(パワーグランド)は使い分けて設計される。「SGというとRFの信号発生器をさしている」という解釈で、本用語集ではカテゴリー「信号発生器(通信)」にしている。

SCコネクタ(えすしーこねくた)

光通信に使われる代表的なコネクタ。単芯で、コネクタ外観は角形。青色をよく見かける。差し込んでクリック音とともに嵌合する。1980年にNTTが基幹通信網に光を導入した際の主流はFCコネクタだった(シングルモード、波長1310/1550 nmを中心に)。現在もそれは続いているが後に開発されたSCコネクタを標準にしている機器も現在は多い。たとえば光通信用の計測器も標準をSCコネクタにしている。