計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
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Piカメラ(ぱいかめら)

Raspberry Pi(ラズベリーパイ、略称:ラズパイ)は標準で高速のカメラ・インタフェース、MIPI CSI-2(MIPI Camera Serial Intereface2)を装備している。カメラ・ライブラリも多くあり、イメージセンサなどのカメラを容易につなぐことができる。ラズベリーパイ用の小型カメラモジュールは数多くの商品があり(2023年6月現在、50以上)、Raspberry Pi カメラモジュールを「ラズパイカメラ」や「Piカメラ」と呼称(表記)している。ラズパイの普及だけでなく、ドローンにカメラが搭載されるようになり、小型カメラは高性能化、低価格化が進んでいる。

PathWave(ぱすうえーぶ)

キーサイト・テクノロジーが2019年に提唱したソリューション(ソフトウェアプラットフォームの総称)。計測器はR&Dから生産現場、保守メンテナンスまで広範な用途で使われ、また、精度維持管理が必要な精密機器である。同社はハードウェアの販売とサポートだけではなく、ユーザの様々なニーズに合わせて選択できる、サービスレベル契約や生産性向上ツール、ナレッジデータベースなどを提供していて、2020年以降この方向性をより鮮明にしている。PathWaveはそれを象徴することばである。具体的にはEDA(電子機器の設計の自動化)から計測器の管理(使用環境)までを包含する新しいコンセプト。PathWave TESTなどのいくつものソフトウェアがある。ユーザの保有する計測器の有料校正サービスもPathWaveの一環である。同社はEDA製品を古くからラインアップしてきたが、2021年6月には「PathWave Design 2022」をリリースしている。

Panametrics(ぱなめとりくす)

超音波流量計の老舗計測器メーカ。半世紀前にガス流量計で市場に参入し、現在でも流量計のトップブランド。日本法人は日本パナメトリクス株式会社だったが、Panametricsは2002年にGEのセンシング部門(GEセンシング)に買収され、2017年にはGEが資本を引き揚げ、現在はBaker Hughes(日本ベーカー・ヒューズ株式会社)になっている。そのためPanametricsは会社名ではなくブランド名である。Baker Hughesには圧力計のDruckもあるが、タービンなどの産業装置もあり、Panametricsは石油やガスを含むさまざまな産業で水分、酸素、液体、ガス流量を測定するソリューションを展開している。Baker HughesはDruck以外にも工業用内視鏡などのWaygate Technologiesなど、複数の製品群・ブランドをもつ、OIL&GASの世界的な会社である。 日本では、富士電機や東京計器、横河電機などが流量計をつくっている。

PAM3(ぱむすりー)

(Pulse Amplitude Modulation 3-level) 伝送する信号を3つの電圧レベル(+1/0/-1)で規定している信号方式。従来のPAM2(+1/0)に比べ伝送効率が高められる。車載Ethernet規格の100BASE-T1では、EMC対策としてPAM3を採用している。光海底ケーブルで導入されている400Gbpsの高速通信にはPAM4が採用されている。 このように、従来、NRZなどの2値で符号化していた伝送方式が、ギガビット級の高速通信では、3値、4値にして、データ送信の性能を向上させている。デジタル伝送の品質評価に使われるアイパターンもPAM3やPAM4に対応した高機能なオシロスコープ(主に広帯域オシロスコープ)が登場している(以下のテクトロニクスの参考記事に例がある)。 符号化が2値のときはbps(ビット/秒、1秒間に伝送できるデータ量、ビット数)とbaud(ボー、1秒あたりの変調回数)は等しかったが、3値以上になると同じではなくなる。従来のデジタル伝送ではbpsを指標にすることが多かったが、PAM3やPAM4を評価するオシロスコープではbpsでなくbaudを指標にしている(以下のキーサイト・テクノロジーの記事を参照)。 計測器情報:PAM関連の製品例

PAM4(ぱむふぉー)

(Pulse Amplitude Modulation 4-level) 翻訳すると「4値パルス振幅変調」。代表的なデジタル通信のNRZ信号などは、0と1の2値で伝送している(PAM2)。400 Gbpsのような高速通信では00~11の4値で伝送する手法が主流となる。超高速伝送が研究され、PAM4という信号方式が規定されるようになった。近年規格化された車載Ethernetの100BASE-T1は、EMC対策としてPAM3を採用している。このように従来の0/1だった信号方式は、ギガビットクラスの高速伝送では3値、4値の方式になっている。

PRBS(ぴーあーるびーえす)

有限長のビットパターンを周期的に発生させ、(なるべくパターン長を長くして)ランダム信号に近づけたもの。伝送用のテストパターンとして使われる。日本語では「擬似ランダム信号」だが、他の言い方もされている。Pseudo Random Bit Sequence(擬似ランダム・ビット・シーケンス)。Pseudo-Random Binary Sequence(疑似ランダム2値信号列)。

PIO(ぴーあいおー)

(Programmable Input/Output)入出力インタフェースをソフトウェア(プログラミング言語)で設定できるデバイス、またはその入出力のこと。「プログラマブルI/O」と表現されることも多い。

PIV(ぴーあいぶい)

(Particle Image Velocimetry) 日本語では「粒子・画像・流速測定(または測定法)」。複数台のカメラを使い、気流や水流などの流体の動き(速度や方向)を非接触で可視化し、解析する手法。流れの大きさや方向を色のついた矢印で2次元に表示する。高速度カメラと画像解析ソフトウェアで構成されている。撮影するカメラの性能(撮影速度、fps)が、解析ソフトウェアの矢印の精度に影響する。 製品はピンキリで、R&D用途の高額なものから、初心者用の使い方が簡単な安価なものまで幅広い。低速域のハイスピードカメラメーカ、株式会社ディテクトのPIV製品、画像流速計測ソフトウェアFlownizer(フロウナイザ)はマニュアル設定がないので、使い勝手が良い初心者向きの製品である(R&D用途ではない)。 国土技術政策総合研究所は、文献「波動場計測における可視化技術」(国総研資料No.259)で、PIVを使った解析について論じている。明治大学の理工学部 機械工学科 流体工学研究室はPIVを使った研究(流動場に混入された粒子に光を照射し、散乱光をカメラで撮影し、二次元または三次元的の速度ベクトルを計測するなど)をしている。

PA(ぴーえー)

(Process Automation) 化学工業や石油精製などの化学工場(プラント)で、生産の過程(プロセス)の主要点で温度・圧力・流量などを自動制御して、生産工程を自動化すること。FA(Factory Automation、工場の自動化)やIA(Industrial Automation、産業自動化)と同様につかわれることば。PA、FA、IAに使われる計測機器や制御機器は工業計器と呼ばれる。計装用途の現場計測器であるキャリブレータはプロセスキャリブレータと呼ぶ。プロセス、計装、工業計器、これらのことばは同じ業種・市場の用語である。

PAR(ぴーえーあーる)

( Peak to Average Ratio)日本語では「ピーク対アベレージ比」。RF信号のランダム性の指標の1つ。現在主流のデジタル無線の各種の方式を試験する時にPARも1つの指標として使われている。

PAM(ぴーえーえむ)

(Pulse Amplitude Modulation)パルス振幅変調。スイッチング方式の、電源やDC/DCコンバータなどで使われている制御方式。電圧の振幅(パルスの高さ)を変化させて制御する。

pAメータ(ぴーえーめーた)

pA(ピコアンペア)程度の微少電流を測定する測定器。参考用語:微少電流計、フェムト・ピコアンメータ、エレクトロメータ、IRメータ 計測器情報:pAメータの製品例

PSI5(ぴーえすあいふぁいぶ)

(Peripheral Sensor Interface 5) 自動車の車載インタフェースの1種。主として、エアバッグおよび関連するシステム用のセンサ通信バスとして使用されてきたが、その他のシステムでも適用されることを想定している。オープン規格としてPSI5の組織が標準化の活動を推進している。参加メンバはTier1サプライヤ、半導体サプライヤなど20社近く。日本企業ではデンソー、ルネサス、TDKが参加している(2021年5月27日時点)。実装に関するライセンス料は無料。インタフェースの特徴はツイストペア2線、電流変調式。電流変調方式はEMI(Electromagnetic Interference、電磁障害) に強いといわれている。横河計測が2021年に発売した多チャンネルオシロスコープDLM5000シリーズはPSI5に対応している。

PSEマーク(ぴーえすいーまーく)

「電気用品安全法」の基準に合格した電化製品に付けられるマーク。 PSEはProduct Safety Electrical Appliances & Materialsの略記。

PSK(ぴーえすけー)

(Phase Shift Keying)日本語では「位相偏移変調」だが、PSKという表記の方が良く使われている。「位相シフトキーイング」とも呼ばれる。搬送波の位相を変化させ、それぞれにデジタル信号のビット値を割り当てる変調方式。デジタル変調の方式の1つ。アナログ変調のPM(Phase Modulation、位相変調)のデジタル変調版。

PSPC(ぴーえすぴーしー)

IMO塗装性能基準の別名。PSPC:Guidelines for Performance Standard for Protective Coatings contained in IMO Resolution MSC.215(82)。IMO:International Maritime Organization、国際海事機構。

PXI(ぴーえっくすあい)

(PCI Extensions for Instrumentation)計測器向けで規格化された通信インタフェース。モジュール式計測器に導入されている。PXI規格はPXI Systemsアライアンスが規格化を推進している。海外メーカ(ナショナルインスツルメンツやキーサイト・テクノロジーなど)はラインアップが多いが、国内メーカは少ない。

PHEV(ぴーえっちいーぶい)

(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)プラグインハイブリッド自動車。PHVという表記もある。xEVと呼称される、電動車の1種。参考記事:電動化システムの主要技術と規制動向~進展するxEVの現状と今後・・・記事の後半で各種のxEVについて解説。参考記事:電動化の進展~カーボンニュートラルに向けた動向・・・テクノフロンティア2021で展示された中国の格安EV、「宏光EV mini」についてレポート。

PHS(ぴーえっちえす)

(Personal Handy-phone System)設備や仕様を簡略化し、通話料を低く押さえた携帯電話の一種。NTTドコモが開発したデジタル・コードレス電話をベースにした簡易型携帯電話。企業内の内線電話機を携帯型に変えるときに多く導入された。

PHV(ぴーえっちぶい)

(Plug-in Hybrid Vehicle)プラグインハイブリッド自動車。最大のメリットは、HVとEVの良いとこ取りができること。バッテリに電力が残っているときは、モータだけで駆動するEVとして走り、バッテリがなくなったらエンジン併用のHVとして走行できる。PHEVという表記もある。xEVと呼称される、電動車の1種。参考記事:電動化システムの主要技術と規制動向~進展するxEVの現状と今後・・・記事の後半で各種のxEVについて解説。参考記事:電動化の進展~カーボンニュートラルに向けた動向・・・テクノフロンティア2021で展示された中国の格安EV、「宏光EV mini」についてレポート。