計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
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ATAPI(あたぴ)

AT Attachment Packet Interface の略。IDEコントローラにCD-ROMドライブなどハードディスク以外の機器を接続するために考案されたデータ転送方式の規格。ATAとATAPIは当初は別の規格であったが、ATA-4で「ATA/ATAPI-4」として統一された。

advice(あどばいす)

横河デジタルコンピュータ(現DTSインサイト)のICE(開発支援装置、エミュレータ)の名称。1980年代に多くの計測器メーカはICEをつくっていた。ただし非計測器メーカ(株式会社ソフィアシステムズなど)がシェアを伸ばし計測器メーカは苦戦していた。横河電機は1990年に発足した横河デジタルコンピュータ株式会社にICE製品を移管し、advice(advance ICE、前進するICE、高度なICE、という意味を込めたと推定)と称して、横河電機時代とは違う製品群を発表した。以降、ソフィアシステムズと横河デジタルコンピュータ(略称YDC、わいでぃしー)はトップ2社としてシェアを競った。フルICEからJTAGまで多種を販売し、現在もadviceという製品群は現役。2000年代以降のICE市場の縮小(フルエミュレータからオンチップエミュレータへの移行)によりadviceは会社の主力製品ではなくなった。ICEメーカの雄、ソフィアシステムズは1980年にICEに参入したベンチャー企業だが、2013年には株式会社Sohwa&Sophia Technologiesに社名変更し、現在はICEは生産終了している(Universal Probe Blueを 2021年9月30日で販売終了)。現在のICE製品は非計測器メーカ(コンピューテックス、京都マイクロコンピュータなど)と半導体デバイスメーカ(ルネサスエレクトロニクス、TEXAS INSTRUMENTSなど)と海外メーカ(LAUTERBACHなど)が担っている。adviceは唯一残った国産計測器メーカ系ICEである。1990年の横河デジタルコンピュータ設立はデジタルコンピュータ(株)、横河ユーシステム(株)の合弁によるが、現在、デジタルコンピュータは株式会社ワイ・ディー・シーという社名で継続し、現存している。なので、adviceのYDCはこの現存する会社YDCとは別である。横河電機の代理店で、分析機器など多くの機種群を取り扱う東京電機産業株式会社は、横河デジタルコンピュータ(YDC)設立後にadvice専門の販売会社、ワイデー システム(略称:YDS)を作り、大手電機メーカなどに売上を伸ばした。いまは会社は現存しないが、YDSとは、YDCの関連会社を思わせる絶妙なネーミングである。北陸の富山に本社がある「ワイディシステム株式会社(YD System Corporation、旧横河電陽社)」は横河電機の北陸地区の代理店である。このように横河電機の関連会社ではYD(ワイディー)は大変好まれて使われている(理由は不明)。

AirLogger(えあーろがー)

アドバンテストの無線データロガー(ワイヤレスデータロガー)の商標。機種は、2015年1月発売のWM1000、2017年11月発売のWM2000の2シリーズがある(2020/10月現在)。温度、電圧、ひずみを多チャンネルで測定できる。PCをホストとして動作する。PCのUSBポートに接続する通信ユニット(親機)に複数の各種測定ユニット(小型の子機)が無線で測定データを送るという、他社にないオンリーワンの製品群。センサ(各測定ユニット)が小型なため、従来は装着できなかった回転体などの電圧・温度・ひずみが測定可能。アドバンテストの新企画商品開発室が企画・開発し、ほとんどの国内自動車メーカに採用されている。クラウドの活用など、アプリケーションを増やし、売上を伸ばしている。参考記事:技術情報・レポート/Pick Up「~ 面倒な配線作業のストレスをアドバンテストが解消 ! 測定現場の作業効率向上に ~ コードが消えた ! 無線データロガー AirLogger™ WM2000 シリーズ」(2019年12月公開)https://www.techeyesonline.com/tech-column/detail/PR-ADVANTEST-031/

AFG(えいえふじー)

任意波形/ファンクション・ジェネレータ(Arbitery/Function Generator)の略記。FG(ファンクションジェネレータ)で、AWG(任意波形発生器)の一部の機能を持つモデルのこと(メーカによっては“AWGの機能がある多機能信号発生器”という説明もあるが、他社のAWG製品も含めてすべての機能を包含しているかは不明なので、一部機能を持つモデルという説明が正しいと思われる)。AWGのトップベンダーであるテクトロニクス社のFGの型名は、以前からAFGである(AFG31000シリーズ、2018年10月発売)。「任意波形/ファンクション・ジェネレータ(AFG):アナログ/ミックスド信号発生器の一種で、安定した標準的な形状の波形を生成する。(テクトロニクスの冊子「信号発生器のすべて」の用語解説より)」

ASK(えーえすけー)

(Amplitude Shift Keying)日本語では「振幅偏移変調」だが、ASKという表記の方が良く使われている。「振幅シフトキーイング」とも呼ばれる。搬送波の振幅の変化によって伝送するデータを表現する変調方式。 デジタル変調方式の1つ。アナログ変調のAM(Amplitude Modulation、振幅変調)のデジタル変調版。

AFM(えーえふえむ)

(Atomic Force Microscope)原子間力顕微鏡

AMN(えーえむえぬ)

(Artifical Mains Network)日本語では「擬似電源回路網」。別名:LISN。

AM変調(えーえむへんちょう)

「振幅変調(Amplitude Modulation)」の略記。変調信号の変化に合わせて振幅(A)の大きさを変化させるアナログの変調方式。振幅変調よりもAMと表記されることが多い。AMだとa.m.(午前)もあるので、本解説ではタイトルを「AM変調」とした。ラジオ放送ではFM(周波数変調)に対比してAMと言っている。つまりAMやFMは搬送波に信号を乗せるための方式でもある。テクトロニクスの冊子「リアルタイム・スペクトラム解析のすべて(2009年9月発行)」では「AM:搬送波(キャリア)の振幅を、送信信号(変調信号)の波形に応じて変化させる方式」とある。AMはFMに比べて回路が簡単、周波数占有幅が狭くて済む、などのメリットがあるがノイズに弱く、音楽を聞くときはAMよりFMのほうが音質が優れていることは良く知られている。つまりAMとFMは使い分けられている。

ALD(えーえるでぃー)

(Atomic Layer Deposition) 真空を利用して、一層ずつ原子を堆積する成膜技術。

AC(えーしー)

Alternating Current の略(=交流)。テクトロニクスの冊子「オシロスコープのすべて」(2017年4月発行)では「AC:電流と電圧が時間とともに変化する信号。オシロスコープの用語としては、信号カップリングの種類を表すときなどに使用する。」と説明がある。商用電源の電気は発電所からACで送電される。世界中で交流送電が行われている。家庭のACコンセントからは(日本では)周波数50Hzか60Hzの交流電力が得られる。通常の電気・電子機器はDC(直流)で動作するので、ACからDCに変換するACアダプタ(コンバータ)が使われる。近年、直流での送電(HVDC、高電圧直流/高圧直流送電、High Voltage Direct Current)が研究されている。交流送電より直流送電のほうが電力ロスが少ないため、データセンターなどに省エネ目的で導入されている。

AG(えーじー)

Arbitery Generator の略。(=任意波形発生器)

ACアダプタ(えーしーあだぷた)

100Vの交流電圧を6Vや9Vなどの直流電圧に変換する機器。携帯電話やノートパソコンは直流駆動するように出来ているため、ACアダプタを使用してコンセントからの交流電圧を直流電圧に変換する必要がある。変圧器(交流100V→交流の低電圧へ変える)と整流器(交流→直流に変える)で構成される。

AC-DCコンバータ(えーしーでぃーしーこんばーた)

交流(AC)を直流(DC)に変換する機器。測定器としての直流電源も広義にはこの機能を有する。一般にACをDCに変換する機器をコンバータ(converter)、反対にDCをACに変える機器をインバータ(IN-conVERTERの略)という。ほとんどの電子機器は直流電源で駆動するため、商用電源(交流)のコンセントから電子機器に電源供給する時はコンバータが必要になる。通信機器はDC48V駆動が多く、NTTの局舎にある装置にはACからDC48Vをつくるコンバータが備わっている。据置型の機器は内部に電源回路があり、ACからDCを作るが、可搬型の携帯機器(ノートPCやPAD、携帯電話など)はコンバータであるACアダプタを使ってコンセントから給電する。反対語:DC-ACインバータ

AC電源(えーしーでんげん)

交流(AC)の電圧・電流を発生する測定器。(=交流電源)

ACP(えーしーぴー)

無線通信で、割り当てられたチャネル(帯域)以外に放射してしまう電力を「隣接チャネル漏洩電力」と言い、ACP(Adjacent Channel leakage Power、隣接チャネル漏洩電力、絶対値)やACLR(Adjacent Channel Leakage Ratio、隣接チャネル漏洩電力比、相対値)で規定している。スペクトラムアナライザではACPという表記が良く使われる。

AGV(えーじーぶい)

(Automatic Guided Vehicle)日本語では「 無人搬送車」。床面に磁気テープなどを敷設し、発生した磁気により誘導されて無人走行する搬送用台車のこと。搬送機器が有名な「株式会社ダイフク」は物流システムの世界トップメーカーである。

ACラインアナライザ(えーしーらいんあならいざ)

電源電圧の変動を観測する測定器。電圧の変化だけでなく、交流の場合は高調波の測定・分析などの機能もある。(=パワーラインモニタ)

ACラインモニタ(えーしーらいんもにた)

電源電圧の変動を観測する測定器。電圧の変化だけでなく、交流の場合は高調波の測定・分析などの機能もある。(=パワーラインアナライザ)

ADAS(えーだす)

(Advanced drive-assistance system) 先進運転支援システム 。自動車の電動化に伴って検討されている自動運転の技術の1つ。

AWG(えーだぶりゅじー)

Arbitery Waveform Generator の略。(=任意波形発生器)