計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
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50Ω-75Ω変換アダプタ(ごじゅうおーむななじゅうごおーむへんかんあだぷた)

特性インピーダンを50Ωから75Ωに変換する部品。50Ω-75Ω変換器とも呼ばれる。

50Ω-75Ω変換器(ごじゅうおーむななじゅうごおーむへんかんき)

特性インピーダンを50Ω⇔75Ωに変換する機器。外観は部品なので、50Ω-75Ω変換アダプタとも呼ばれることも多い。映像系の機器は75Ωのため、一般の伝送路につなぐときに50Ωに変換するために使用される。高周波関連の部品メーカなどがつくっている。計測器のアクセサリ、周辺機器といえる。

5線測定(ごせんそくてい)

LCRメータなどのインピーダンス測定器で採用されている5端子法(5端子測定法)を「5線測定」や「5線測定方式」と表現している場合がある。たとえば三和電気計器のモデルLCR700など。 参考記事: LCRメータの基礎と概要 (第2回)の2ページ目・・試料との接続方法を図解。 計測器情報:LCR700・・計測器の主な仕様と製品カタログ

5端子法(ごたんしほう)

(five-terminal method) 低い抵抗値を測定する時に有効な4端子法に、さらにシールドを施してDUTの電位をグランドに等しくしたものが5端子法(4本の測定線と、測定器のFG端子につなぐ5本めの線がある)。高いインピーダンスの測定時に5端子法は有効である。この接続法は1Ω~10MΩまでの幅広いインピーダンス測定に対応できる。ただし電流ケーブルと電圧ケーブルの間の相互誘導の影響は少し残る。電磁誘導の影響を抑えた手法に4端子対法がある。5端子法を「シールデッド4端子法」(シールドされた4端子法)と表現している文献もある。 インピーダンス測定をするLCRメータなどは5端子法に対応している。三和電気計器株式会社のハンディLCRメータ(LCR700)のカタログには「5線測定方式(4端子ソケット+ガードライン)」と書かれている。ここでは5端子法を「5線測定」、5本目の線を「ガードライン」と表現している。

5G(ふぁいぶじー)

(5th Generation Mobile Communication System) 日本語では「第5世代移動通信システム」。現在商用化されている4Gの次の規格。全世界で導入が計画されている。韓国が一番早く2019年に導入予定。日本は2020年のオリンピックに向けて導入が進んでいる。次世代無線通信システムとも呼ばれる(2019年3月現在)。英語の5th Generationを「5G」と略記している。 現在のスマートフォンにつながる小型の携帯電話として、1991年4月にNTTはmova (ムーバ)4機種を発売した。当時はアナログ通信で、NEC、富士通、三菱電機、松下通信工業(後のパナソニック モバイルコミュニケーションズ)の4社が特徴ある端末を提供した。94年には端末は従来からのレンタル制から買取り制になり、普及が加速した。当時の携帯電話は国により通信方式が違ったため、国際電気通信連合 (ITU) が次世代の世界共通のデジタル通信の規格を勧告し、2001年にNTTドコモが世界に先駆けてこの勧告に準拠するW-CDMAの商用サービスを開始した。これが3G(第3世代移動体通信、スリージー)で、それ以前の方式を2Gといって区別した。現在(2019年)の通信規格はさらに次の4Gである。

5G NR(ふぁいぶじーえぬあーる)

(New Radio)5G(第5世代移動通信システム)用に3GPPが開発した新しい無線アクセス技術。

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