計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
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アイソレーションアンプ(あいそれーしょんあんぷ)

接続される2つの回路の間に、互いの回路が干渉し合わないようにするために挿入するアンプ。 (=絶縁増幅器)

OBD(おーびーでぃー)

(On-board diagnostics)自動車の自己診断機能。自動車各部に取り付けられたECU(Electrical Control Unit)にプログラミングされている機能のひとつ。運転席ダッシュボードのコンソールの下にあるOBDコネクタに接続すると、OBD情報を収集することができる。ODBコネクタを使ったデータロガーやプロトコルアナライザなどの計測器が発売されている。

温度ロガー(おんどろがー)

温度計に記録機能(ロガー)が付いた測定器。メーカによっては品名は「温度記録計」である。部屋の温度を長時間にわたりロール紙に記録する、設置型の温度記録計は昔からあり、現在も標準室などの温度管理が必要な部屋で使われている。「温度記録計」というと、このタイプを指すことが多い。温度計にはアナログ出力などで測定データを外部機器(レコーダなど)に記録できるモデルが多いが、最近の温度計はデジタル式になり、メモリを内蔵して、測定器自身に記録機能がある。そのようなモデルは温度記録計(または温度ロガー)といえるので、温度計と温度記録計の堺は曖昧ともいえる。温度測定器のトップメーカである安立計器には温度計、温度記録計など多くの温度測定の製品群がラインアップされている。1994年にティーアンドデイは小型の温度データロガー、品名「おんどとり」を発売した。今までにない斬新なコンセプト(小型・軽量・安価、校正対象外(当時))であった。工場などの多くの場所に設置して温度を記録し、温度測定のデータ収集を効率良く行えるため大変重宝で、1999年には無線で測定データを送るモデルも発売された。温泉の浴槽におんどとりが使われている例もある。現在、「温度ロガー」というとこのおんどとり(か他社同等製品)をまず指すようになった。最近では計測器大手の日置電機もおんどとりとほぼ同じコンセプトの温度ロガーを発売している。老舗の安立計器は2019年に多チャンネル温度ロガーのシリーズ(有線と無線の2方式)を発売している。無線式の多チャンネル温度ロガーとしては、おんどとりとはコンセプトが違うモデルを、アドバンテストの新事業企画部門が2015年に発売した。PCのUSB端子に装着する通信ユニットと、目的に応じた測定ユニット(小型の箱)で構成され、同等品が無いオンリーワン製品である(2020年9月現在)。2017年には温度以外に電圧、ひずみも測定できるモデルをラインアップに加え自動車市場などで無線式ロガーとしてシェアを伸ばしている。

CT(しーてぃー)

Current Transformer の略。大電流回路の電流計測を行う場合に、絶縁した電流を得るために使用する変流器。

スイッチ/コントロールユニット(すいっちこんとろーるゆにっと)

信号を制御するためのスイッチ。データ収録(収集)のときに、切り替え器として使用する。

スキャナ(すきゃな)

計測器でスキャナとは、切り替え器、マルチプレクサなどの製品群を指す。カテゴリーはデータ集録機器(データロガーなど)で、キーサイト・テクノロジーのスイッチコントロールユニットなどがある。エーディーシーも古くから(アドバンテストの時代から)、多チャンネル温度測定&記録の機種群でスキャナをラインアップしている。同様に多チャンネルの測定・記録をする測定器として、歪測定器がある。東京測器研究所や共和電業にスキャナ製品がある。耐電圧試験器でも高電圧スキャナや高圧スキャナという品名の製品がある。菊水電子工業の製品総合カタログ(安全機器に関する用語)には、「スキャナ:耐電圧試験器などで、複数点の測定を行えるように、測定点を切換できる機器。高圧リレーなどで構成される。たとえばTOS9220シリーズ。」とある。

絶縁増幅器(ぜつえんぞうふくき)

接続される2つの回路の間に、互いの回路が干渉し合わないようにするために挿入するアンプ。(=アイソレーションアンプ)

絶縁トランス(ぜつえんとらんす)

入力と出力が分離しており電気的に絶縁状態にある変圧器。(=アイソレーショントランス)

データロガー(でーたろがー)

データをメモリやPCに記録する機器。一定間隔で測定したデータを記録する。log(ログ)は記録や履歴の意味。データをロギングする(データのログを取る)測定器なのでデータロガー(data logger)。略称:ロガー。温度などの比較的に時間変化の遅い物理現象を、センサからのアナログデータをデジタルに変えて記録する、可搬型の4~8チャンネルのモデル(数万円)から、ひずみ・振動を高速サンプリング(たとえば100kHz)で多チャンネル(たとえば128チャンネル)に測定するモデル(1千万円以上)まで多様なメーカと機種群があり、市場ニーズ・アプリケーションに対応している。ひずみ・振動測定に特化している機種群はセンサ(ひずみゲージや加速度ピックアップ)からの信号を増幅してデジタル化するアンプをロガーに組込んで1筐体にしていて、単に電圧入力ができるだけの(本来の意味の)データロガーではなく、「ひずみデータロガー」とでもいう機種群を形成している。測定対象に近いセンサに特長があるもの、後段のデータ分析・解析の手法(PCとソフトウェアによる)に特長があるものなど各社で違いがある。IoTの普及によって、従来センサとコンピュータの中間に位置していた計測器であるデータロガーは、その形態を変える可能性がある。異業種(センサメーカや、ビッグデータ解析が得意なIT機器メーカ)から、ほとんどマイコン機器と化したハードウェアであるデータロガーに参入する例もある。データ収集(データ収録)のためのDAQ(ダック、Data AcQuisition、データアクイジション)をデータロガーといっていることもあり、使用者によってデータロガーの意味は広範。物理量測定器である温度計は温度センサと測定器で構成されるが、測定器は今やコンピュータなので、記録する機能を付加した「温度ロガー」が1つの機種群を形成している。温度ロガーは温度計メーカと記録計(データロガーを含む)メーカの両社がつくっている。その外観は可搬型で、温度の測定と記録ができ、各種の通信方式や記録メディアによってPCでデータ分析できるソフトウェアを用意していることが多い。カテゴリーは温度計(物理量測定器)かデータロガー(記録計)か意見が分かれる。

テレメータ(てれめーた)

現地の測定データ(電気信号)を電話や無線にのせて、監視センターに一定の時間間隔で自動送信することにより、監視センターで現地の状況を「オンライン・リアルタイム」で集中監視するために用いられる遠隔自動データ収集装置。たとえば、ダムの水位を管理事務所でモニタするのに導入されている。最先端の技術ではなく、電話回線(銅線のケーブル)がアナログの時代からある、遠隔監視の仕組み。デジタルの高速無線通信がはやりになった現在でも現役で使われているシステム。

テレメトリ(てれめとり)

(Telemetry)遠隔情報収集。テレメータ(遠隔計測装置)などを使って、遠隔地の測定結果をコントロールセンタに送信すること。

トランス(とらんす)

交流電圧を変換させる機器。

熱電対変換器(ねつでんついへんかんき)

熱電対の信号を電圧に変換する機器。(=信号変換器)

PT(ぴーてぃー)

Potential Transformer の略。高電圧回路の電圧計測を行う場合に、絶縁した電圧を得るために使用する変圧器。

変圧器(へんあつき)

電圧を変換する機器。または交流電気の電圧を変える装置のこと。

変流器(へんりゅうき)

主回路に流れる大電流を扱いやすい大きさの電流に変換する機器。

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