計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
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漏洩電流計(ろうえいでんりゅうけい)

電気機器からの漏れ電流を測定する機器(=漏れ電流測定器)。簡易的に微小電流を測定するタイプと規格・法律に適合した測定を行うタイプがある。

漏洩電流試験(ろうえいでんりゅうしけん)

接触電流、または保護導体電流を測定する試験。(菊水電子工業の製品総合カタログ・用語集より)

漏電(ろうでん)

通常、屋内配線や電気器具は電気が漏れないように絶縁体で守られてるが、この絶縁体が古くなったり傷ついたして電気が漏れること。

漏電ブレーカ(ろうでんしゃだんき)

配線や電気器具が故障で漏電した際、自動的に電気を止めて感電や火災を防ぐ装置 (=漏電遮断器)。

ローカル5G(ろーかるふぁいぶじー)

次世代無線通信規格の5G(ファイブジー)を(基幹通信網ではなく)特定の地域や、限定された建物内だけで使うことで、高速通信を実現するもの。国内では中小企業などへの導入が期待されている。公共通信として4Gから5Gに乗り換えるには、価格面やサービス面などでまだ普及に難があり、ローカル5Gによる5G規格の導入で、5Gの技術革新(機器の低価格化など)や普及を促進する狙いが伺える。ただし2020年現在、導入のための詳細や、具体的な運用などが未整備(官報で次々と発表される内容を専門家が読み込まないと理解できないという状況)で、通信関連企業でもコンサルテイングビジネスを模索している。東京都はローカル5G基地局の敷設・運用経費の補助を行うが、設置には総務省からの免許交付が必要になる。

RoHS(ろーず)

電気機器への特定有害物質の使用制限。欧州連合(EU)が指令。 2006年7月1日に施行。Restriction of Hazardous Substances(危険物質に関する制限)の頭文字から、「RoHS」や「RoHS指令」(RoHS Directive)と呼ばれる。

ロータリーエンコーダ(ろーたりーえんこーだ)

(rotary encoder) 回転体の機械的な変位をパルス信号に変換する位置センサ。「エンコーダ」と略して呼ばれることも多い。計測方式によってパルス出力は、A相、B相、Z相の3種類がある。MAGTOROL(マグトロール)社のトルクメータにはA相、B相、Z相の3つすべてが計測できるモデルがある。 参考記事(会員専用):【展示会レポート】TECHNO-FRONTIER2021の2ページ目・・MAGTROLの新製品を取材。 参考用語:レゾルバ 計測器情報:ロータリーエンコーダ機能があるMAGTROL製品の例

ロードセル(ろーどせる)

荷重の大きさや力を検出するセンサー。

ロードマッチング(ろーどまっちんぐ)

(Load matching) 負荷(ロード)と伝送線路とのインピーダンス整合をとること。

ロードミスマッチ誤差(ろーどみすまっちごさ)

(Load mismatching error) 負荷(ロード)と伝送線路とのインピーダンス不整合による誤差をいう。ネットワークアナライザによる測定においても生じる測定誤差で、受信側ポートにおいてDUTからの伝送信号が受信部で反射してDUTに再入射することに起因する誤差である。事前に受信側ポートに標準器(ショート端やオープン端)を接続し、補正することができる。

ロードレギュレーション(ろーどれぎゅれーしょん)

(Load Regulation)出力の負荷変動に対しての安定度。無負荷~全負荷での定電圧モードと定電流モードを通常は個別に表す。出力安定度に対しロードレギュレーションは、負荷に対する変動成分のみの記載になる。(株式会社高砂製作所の用語集より)

LoRa(ろーら)

(Long Range)少ない消費電力で広いエリアをカバーする無線通信方式のLPWA(Low Power, Wide Area)の1種で、IoT向けの通信に有望視されている。

6ダイヤル型可変抵抗器(ろくだいやるがたかへんていこうき)

6種類のダイヤルで抵抗値を設定する抵抗器。

6分力計(ろくぶんりょくけい)

自動車試験器の一種で、ホイールなどに作用する力を6分力で測定する機器。

ログペリオディックアンテナ(ろぐぺりおでぃっくあんてな)

広帯域の周波数を扱う際に使用されるアンテナ。

ログーログ(ろぐろぐ)

(log-log)2軸が対数目盛になった図表のこと。両対数グラフともいう。横軸(または縦軸)が対数目盛になったものを(半分ログという意味で)「セミログ」と呼ぶ。対数目盛りは何乗もの広い範囲を示すときに便利で、周波数特性や利得(dB)などの表記に良く使われる。

ロケーター(ろけーたー)

ケーブル障害位置測定器の内、銅線などの電気の信号ケーブルの測定器を指す。正式にはケーブルフォールトロケーター(Cable Fault Locator )。「欠陥の位置(fault location)を特定するもの」という意味。光ファイバケーブルのときはOTDRと呼ばれる。

ロゴスキーコイル(ろごすきーこいる)

電流プローブの1種。オシロスコープ(オシロ)などと併用される。測定電流の周りに生じる交流磁界により空芯コイルに誘起される電圧を変換して測定する。海外のPEM(ペム)社が専業として有名だが、テクトロニクス、テラダインなどのオシロメーカもラインアップしている。国内では岩崎通信機が近年ラインアップを増やしている。細い線に測定対象を通すため、乱暴な扱いをすると故障し、修理費用は新品購入と変わらないこともある。

ロジアナ(ろじあな)

ロジックアナライザ(logic analyzer)の略称。ロジアナはマイクロプロセッサ(マイコン、MPU、CPU)の普及により、多チャンネルの信号のロジック(0か1)を波形表示して、ハードウェア・ソフトウェア開発やデバッグに使われた。多チャンネルの電圧測定器だが、表示は0か1の2値表示で電圧値は表示しないので、プロトコルアナライザ同様に校正対象外の計測器である。タイミング表示やステート表示など、プログラム(ソフトウェア)表示もできる。多くの信号線のタイミング(波形のON/OFFのタイミングなど)を1台で検証できる計測器として登場した。チャンネル数は128や256だった。1980年代には国産計測器メーカだけでなくIT関連の異業種もロジアナを発売していたが、ICEの縮小とともにほとんど撤退した。キーサイト・テクノロジーとテクトロニクスが高シェアで最後まで製品を作っていた。ロジアナの技術は、ミックスドシグナルオシロスコープ(MSO)に継承されている。計測器のガイドブックの中には、ロジアナを「オシロスコープ/ロジックアナライザ/マイクロプロセッサ開発関連機器」という項目に分類している例もある。 参考記事:アナライザあれこれ 第2回「ロジックアナライザ」 ロジックアナライザのコラム。概要、種類、画面の例、最近の動向などを掲載。

ロジックアナライザ(ろじっくあならいざ)

(logic analyzer) デジタル回路の動作を調べる測定器。基本性能は多チャンネルの電圧計。電圧を検出するが、アナログの値ではなく1か0のデジタル値でしか認識しない。また表示はソフトウェアコードや言語で電圧値ではない。各チャンネルの1/0(high/low)の時間推移(タイミング)を表示する機能は現在のミックスドシグナルオシロスコープのロジック入力機能の元となった。 マイクロプロセッサ (MPU、CPU、マイコン)が普及した1970年代後半に出現し、組込みシステムの開発・デバッグに威力を発揮した。2000年代以降はICEのJTAG化と歩調を同じくしてその役割をほぼ終えた。バスアナライザ(プロトコルアナライザの1種)として延命している機種もある。略称: ロジアナ。マイコン黎明〜普及期には計測器メーカがこぞって参入したが、現在はHP(現キーサイト・テクノロジー)とテクトロニクスにラインアップがある。4ビットから始まったCPUチップが16ビット、32ビットと進化すると、バスも増え、処理速度も高速化した。キーサイト・テクノロジーはロジアナ内部に高速処理をするFPGAなどを搭載して、モデルを増やした。国産計測器メーカは追従できずに撤退していった。テクトロニクスのモデルもファンがいた。テクトロニクスの冊子「オシロスコープのすべて」(2017年4月発行)では「ロジック・アナライザ:多数のデジタル信号の論理ステートを時間軸に対する変化で表示する機器。デジタル・データを解析し、リアルタイムなソフトウェア実行、データ・フロー、ステート・シーケンスなどが表示できる」とある。 余談だが、ある大手通信機器メーカは交換機の開発などで高額なロジアナを3桁の台数で使用した。ロジアナは電圧測定器だから、このメーカは校正対象にしていた。これは大きな間違いである。ロジアナは電圧を測定しても1か0の表示しかしない。アナログの電圧計ではなく、プロトコルアナライザのようなデジタル測定器である。精度がはずれてきて1を0に表示したら故障(修理)で、校正ではない。ただし社内規定で校正対象だから、校正周期(通常1年)ごとに校正書類を更新しないといけない。レンタルで運用している機材は、毎月のように校正の対応が発生し、現場は大いに無駄な作業を続けた、という笑えない話である。新しい測定器であるロジアナを正しく理解できる人材が、大手でも校正部門にはいなかったのかもしれない。 参考記事:アナライザあれこれ 第2回「ロジックアナライザ」 ロジックアナライザのコラム。概要、種類、画面の例、最近の動向などを掲載。