計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
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0-10mV(ぜろじゅうみりぼると)

計測器のアナログ出力の方式の1つ。測定値を直流の0~10mVの範囲で出力する。計測器や計装機器は4-20mAが多い。アジアで唯一の日射計のメーカである英弘精機の製品(MS-80など)は0-10mV方式である。接続ケーブルも出力端は圧着端子(丸端子や棒端子)である。日射計の出力を受ける器機に都合が良い方式が0-10mVであると考えられる。

0V対応(ぜろぼるとたいおう)

株式会社高砂製作所の電子負荷が、燃料電池や各種蓄電池などの劣化試験や、太陽電池などの短絡試験などに活用できるようにした0V(~状態短絡まで)対応していること。同社のFK-L2Zシリーズの場合、低ノイズバイアス電源を内蔵することによりマイナス0.5Vからフル電流に対応した機種もある。(同社の「電子負荷」用語解説より)

0.5級(れいてんごきゅう)

アナログ表示の計測器(電圧計、電流計、電力計など)の精度は5つ(0.2級、0.5級、1.0級、1.5級、2.5級)に分類されている(JIS、日本工業規格)。アナログ表示とは指針型のことで、白い板に黒字で目盛りが印刷された上を針が動き、針が止まった数値を読んで測定値とする計測器のこと。0.2級が一番精度が良く標準器に使われている。一般に計測器は0.5級と1.0級が多い(0.5級は精密測定用、携帯用、1.0級は準精密測定用、小型携帯用、と定義されている)。0.5級とは±0.5%の誤差ということ。定格電圧100V(目盛りのフルスケールが100V)のアナログ電圧計で針が指す値が100Vだったら、±0.5Vの誤差がある。フルスケールに対する精度なので、定格電圧に近い(針が目盛りの左側でなく、なるべく右側を示すようにして)値を読まないと誤差は大きくなる。たとえば定格電圧100Vで10Vを測定したら、誤差±0.5Vは保証されずもっと大きくなる。大きいレンジで小さい値を測定すると、測定値に含まれる誤差は大きくなるため、なるべく指針が大きく振れる(なるべく右側まで指す)ようなレンジを選んで測定することが、精度の良い測定値になる。測定結果には「どのレンジで測定したか」は普通は記録しないので、知らずに測定すると精度の悪い結果になる。「アナログ測定器の精度はフルスケールで定義される」ことは計測器の最も初歩の基礎知識の1つである(まことに測定器は素人には使えない、知っている人たちのツウな世界といえる)。0.5級が誤差0.5%というのは、あくまで計測器の誤差で目視による誤差(人為的な誤差)は含んでいない。そのため計測器の真上から指示値を読むことが肝要。0.5級は精密測定用のため、文字盤に鏡が付いたミラー式になっていて、読み取り誤差を防止する機構が備わっていることが多い。横河計測の携帯用直流電流計2011シリーズは、形名2011 33は0.5級で測定レンジは0.1/0.3/1/3mAの4レンジ、2011 32は1.0級で10/30/100/300μAの4レンジ(すべて2020年に製造中止。同社の携帯用指示計器カタログ2019年8月より)。0.5級は「こんまごきゅう」と呼称されることが多い。

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