計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
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アーキテクチャ(あーきてくちゃ)

(architecture) 設計思想、考え方などの意味。元々は建築物の構造や、建築様式をさすことば。コンピュータやIT分野で良く使われるが、計測器も内部はコンピュータのため、このことばで表現されている事例がある。表記はアーキテクチュア、アーキティクチャなどもある。

アース(あーす)

地中深く埋めた銅板などと電気器具とを導線でつなぐこと (=接地)。漏電した場合でも漏電した電気はアースを通じて大地へ流れ、事故を未然に防ぐ。

RTI(あーるてぃーあい)

(Referred To Input)アンプのノイズ特性(雑音)を規定する時に、RTI(入力換算)とRTO(出力換算)がある。回路で使われる電子部品のオペアンプのノイズ特性は通常、RTIで表記される。計測器のシグナルコンディショナの仕様には、「入力換算雑音」と記載されていたり、ノイズ特性をRTIとRTOの両方で表記していたりする。

RTM(あーるてぃーえむ)

(Real Time Memory)日本アビオニクス株式会社の計測器では、連続的に測定したデータを内蔵メモリ又はPCMCIA記録媒体へ記録することのできる機能をRTMと表記している。他メーカも同機能をRTMと表記をしているとは限らないので、計測器の共通表記ではなく日本アビオニクスの用語といえる。

RTO(あーるてぃーおー)

(Referred To Output)アンプのノイズ特性(雑音)を規定する時に、RTO(出力換算)とRTI(入力換算)とがある。回路で使われる電子部品のオペアンプのノイズ特性は通常、RTIで表記される。計測器のシグナルコンディショナの仕様には、「入力換算雑音」と記載されていたり、ノイズ特性をRTIとRTOの両方で表記していたりする。まったく話は違うが、ローデ&シュワルツ(R&S)は2010年にベンチ・ラボユース(500MHz~2GHz)でオシロスコープに参入した。製品形名はRTX(XはA、C、O、Pなどのアルファベットで、3文字がそれぞれシリーズ名となる)。RTOシリーズは600MHz~6GHzをカバーするミドルクラスの主力機種である。RTOと聞くと、(計測器メーカのオシロ関係者を筆頭に)R&Sを連想する一群の人々が存在する。最新の計測用語解説としては「RTO:ローデ&シュワルツのGHz帯のオシロの形名」となる。シグナルコンデイショナを含むアンプなど、電気工学の用語解説としては「RTO:出力換算」。

IACS(あいあっくす)

International Annealed Copper Standardの略。電気抵抗(電気伝導度)の基準となる国際的な焼鈍標準軟銅。百分率の%IACSが単位として良く使われる。

IO(あいおー)

(Input Output)入出力のこと。表記は「I/O」もある。モジュール式の計測器やデータロガーなどでI/Oという表記を見かける。半導体チップにもI/Oという表現は使われる。

IoT(あいおーてー)

(Internet of Things)「モノのインターネット」と表現される。様々な「モノ」がインターネットに接続され情報交換することで、相互に制御する仕組みを指す。例として、工場の生産設備(機械)がネットワークにつながり制御されることや、IoTで膨大な情報が集められるためビックデータ解析によって新しい知見が生まれる、などが検討・導入されようとしている。工場のPLCのようなハードウェアから、クラウドでの解析のようなソフトウェアまで関係する概念。日本では経済産業省がSociety(ソサイアティー)5.0やConnected Industries(コネクテッドインダストリー)を標榜して工業のIoT化を推進している。

ICT(あいしーてぃー)

(Information and Communication Technology) 「情報通信技術」と訳される。ITとほぼ同じ意味だが、IT(Information Technology、情報技術)にCommunicationが入っている点が新しい。政府は2000年に「高度情報通信ネットワーク社会形成基本法」(通称「IT基本法」)を成立させた。ここからITという用語が広まったが、2004年頃からICTという表現に変えている(国際的にはICTが一般的なのでそれに合わせたと思われる)。そのため、2000年中期以降に各所でICTという表現が使われ始めた。現在ではITとICTの両方が場面によって使い分けられている。コンピュータや情報通信関連の機器を一般的にはIT機器、それらの業界をIT産業やIT市場と表現していて、ICTよりITのほうが散見される。もっとより広く情報通信の分野のことをいいたいときに(最先端であることをイメージさせる、今風のいいかたとして)ICTといっているようである。たとえば企業のビジョンやPRの表現に2000年代後半から使われている例がある。もっと時間が経過したらITにとってかわり、市民権を得た一般的な用語になるかもしれない。逆に、現在のJRの電車のことを一時期「E電」と呼んでいたが、今は誰も呼ばない死語になったように、ICTも消えて、別の用語が台頭するかもしれない。

アクチュエータ(あくちゅえーた)

(Actuator) コンピュータが出す電気などを機械的な運動に変換する装置・機構。

アジレント・テクノロジー(あじれんとてくのろじー)

HP(Hewlett-Packard:ヒューレットパッカード)のIT器機以外の部門を継承した会社で、化学分析・ライフサイエンス事業と電子計測事業があったが、後者は2013年に分割されキーサイト・テクノロジーとなった。 アジレント・テクノロジーは横河電機のアナリティカル製品を吸収し、現在は科学分析機器の大手メーカである。

アナログ信号(あなろぐしんごう)

連続的に値が変化する信号。自然界の現象(音、振動、電圧など)は値が連続的に変化している(アナログである)。計測器は各種のセンサによってこれらの物理現象をアナログ信号で捉える。測定値の記録も以前はアナログであった(記録計の紙や、データレコーダのテープなどへのアナログ信号としての記録)。ただしアナログは解析には扱いにくい事や、技術の進歩でAD変換器やデジタルメモリが安価になった事により、現在はデジタル信号に変換されて、後工程で扱われる事が多い。テクトロニクスの冊子「オシロスコープのすべて」(2017年4月発行)では「アナログ信号:電圧が常に変化する信号」と説明されている。

アナログ/デジタル変換器(あなろぐでじたるへんかんき)

アナログをデジタルに変換する部品や装置。表記は多種類。ADコンバータ、A/Dコンバータ、ADCなど。

アビオニクス(あびおにくす)

(avionics)aviation(アビエーション)とelectronics(電子工学)から作った造語。日本語では「航空電子機器」。航空機に搭載される電子機器のうち、CNS(Communications, Navigation,Surveillance。通信・航法・監視)を担う機器を指す。和訳は「航空電子工学」と説明している解説もある(航空実用事典など)。非接触温度計(赤外線サーモグラフィー)で有名な日本アビオニクス株式会社は「1960年に日本電気株式会社と米国ヒューズ社との合弁で設立され、“情報システム(宇宙・防衛)事業:防衛省を最終ユーザとした防衛システムとその関連機器”、が基幹事業である(同社HPより)」。

アベレージング(あべれーじんぐ)

(Averaging)複数の測定値の平均を計算して表示する機能。デジタルマルチメータ(DMM)やオシロスコープなどには通常はこの機能がある。テクトロニクスの冊子「オシロスコープのすべて」(2017年4月発行)では「アベレージング:デジタル・オシロスコープの処理技法で、表示信号のノイズを減らすこと」とある。つまり、ノイズが多い信号を測定時には、測定値を平均化して表示すると、値が見やすくなる。電圧値が変動しているときにはDMMで適切なアベレージングを設定すると、同様に表示値が安定して見やすくなる。参考用語:平均化処理

アルカリ乾電池(あるかりでんち)

電解液に水酸化カリウムが使われている電池。マンガン乾電池に比べると寿命が長く大電流が得られる。

安全ブレーカ(あんぜんぶれーか)

安全範囲を超えた電流が流れると自動的に電気が止まる仕組みになっている機器 (=配線用遮断器)。

安定度(あんていど)

(stability)温度、時間などの変化による零点または感度の変化。(ひずみ測定器メーカである株式会社東京測器研究所の「測定器の概要と主な用語」より)

アンペア(あんぺあ)

電流の単位。記号は「I」。電気の最も基本の物理量の1つ。語源はアンペールの法則(電流と磁界との関係を示す)で有名なフランスの物理学者、アンドレ・マリ・アンペールに由来する。

ESS(いーえすえす)

(Energy Storage System)電力系統につながった、蓄エネルギーシステムのこと。電力貯蔵システムとも呼ばれ、パワーコンディショナのメーカはPV(太陽光発電)だけでなく、蓄電池システムもパワーコンディショナ経由で系統連系することでESSを構築することを提案している。