計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
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アーキテクチャ(あーきてくちゃ)

(architecture) 設計思想、考え方などの意味。元々は建築物の構造や、建築様式をさすことば。コンピュータやIT分野で良く使われるが、計測器も内部はコンピュータのため、このことばで表現されている事例がある。表記はアーキテクチュア、アーキティクチャなどもある。

アース(あーす)

地中深く埋めた銅板などと電気器具とを導線でつなぐこと (=接地)。漏電した場合でも漏電した電気はアースを通じて大地へ流れ、事故を未然に防ぐ。

IACS(あいあっくす)

International Annealed Copper Standardの略。電気抵抗(電気伝導度)の基準となる国際的な焼鈍標準軟銅。百分率の%IACSが単位として良く使われる。

IoT(あいおーてー)

(Internet of Things)「モノのインターネット」と表現される。様々な「モノ」がインターネットに接続され情報交換することで、相互に制御する仕組みを指す。例として、工場の生産設備(機械)がネットワークにつながり制御されることや、IoTで膨大な情報が集められるためビックデータ解析によって新しい知見が生まれる、などが検討・導入されようとしている。工場のPLCのようなハードウェアから、クラウドでの解析のようなソフトウェアまで関係する概念。日本では経済産業省がSociety(ソサイアティー)5.0やConnected Industries(コネクテッドインダストリー)を標榜して工業のIoT化を推進している。

ICT(あいしーてぃー)

(Information and Communication Technology) 「情報通信技術」と訳される。ITとほぼ同じ意味だが、IT(Information Technology、情報技術)にCommunicationが入っている点が新しい。政府は2000年に「高度情報通信ネットワーク社会形成基本法」(通称「IT基本法」)を成立させた。ここからITという用語が広まったが、2004年頃からICTという表現に変えている(国際的にはICTが一般的なのでそれに合わせたと思われる)。そのため、2000年中期以降に各所でICTという表現が使われ始めた。現在ではITとICTの両方が場面によって使い分けられている。コンピュータや情報通信関連の機器を一般的にはIT機器、それらの業界をIT産業やIT市場と表現していて、ICTよりITのほうが散見される。もっとより広く情報通信の分野のことをいいたいときに(最先端であることをイメージさせる、今風のいいかたとして)ICTといっているようである。たとえば企業のビジョンやPRの表現に2000年代後半から使われている例がある。もっと時間が経過したらITにとってかわり、市民権を得た一般的な用語になるかもしれない。逆に、現在のJRの電車のことを一時期「E電」と呼んでいたが、今は誰も呼ばない死語になったように、ICTも消えて、別の用語が台頭するかもしれない。

IGBT(あいじーびーてぃー)

(Insulated Gate Bipolar Transistor)絶縁ゲートバイポーラトランジスタ。半導体素子のひとつで、電力変換機などに使われている。鉄道のインバータに多く採用されている。SiCやGaNなどの新しい素子に一部は置き換わろうとしている。

アクチュエータ(あくちゅえーた)

(Actuator) コンピュータが出す電気などを機械的な運動に変換する装置・機構。

アジレント・テクノロジー(あじれんとてくのろじー)

HP(Hewlett-Packard:ヒューレットパッカード)のIT器機以外の部門を継承した会社で、化学分析・ライフサイエンス事業と電子計測事業があったが、後者は2013年に分割されキーサイト・テクノロジーとなった。 アジレント・テクノロジーは横河電機のアナリティカル製品を吸収し、現在は科学分析機器の大手メーカである。

アナログ信号(あなろぐしんごう)

連続的に値が変化する信号。自然界の現象(音、振動、電圧など)は値が連続的に変化している(アナログである)。計測器は各種のセンサによってこれらの物理現象をアナログ信号で捉える。測定値の記録も以前はアナログであった(記録計の紙や、データレコーダのテープなどへのアナログ信号としての記録)。ただしアナログは解析には扱いにくい事や、技術の進歩でAD変換器やデジタルメモリが安価になった事により、現在はデジタル信号に変換されて、後工程で扱われる事が多い。テクトロニクスの冊子「オシロスコープのすべて」(2017年4月発行)では「アナログ信号:電圧が常に変化する信号」と説明されている。

アナログ/デジタル変換器(あなろぐでじたるへんかんき)

アナログをデジタルに変換する部品や装置。表記は多種類。ADコンバータ、A/Dコンバータ、ADCなど。

アベレージング(あべれーじんぐ)

オシロスコープやデジタルマルチメータなどにある、複数の測定値の平均を計算して表示する機能。テクトロニクスの冊子「オシロスコープのすべて」(2017年4月発行)では「デジタル・オシロスコープの処理技法で、表示信号のノイズを減らすこと」とある。

アルカリ乾電池(あるかりでんち)

電解液に水酸化カリウムが使われている電池。マンガン乾電池に比べると寿命が長く大電流が得られる。

安全ブレーカ(あんぜんぶれーか)

安全範囲を超えた電流が流れると自動的に電気が止まる仕組みになっている機器 (=配線用遮断器)。

アンペア(あんぺあ)

電流の単位。記号は「I」。電気の最も基本の物理量の1つ。語源はアンペールの法則(電流と磁界との関係を示す)で有名なフランスの物理学者、アンドレ・マリ・アンペールに由来する。

ESG(いーえすじー)

計測器としては、キーサイト・テクノロジーのRFの信号発生器の形名、シリーズ名。EシリーズのSG(Signal Generator)という命名。従来の同社の形名は数字4桁(または5桁)で、83で始まるのが標準信号発生器や掃引信号発生器(スイーパ)だった(83xxや83xxx)。1990年代後半に、新しく形名の頭にアルファベット大文字1文字をつけ、その後は数字4桁(または5桁)の形名が現れた。同社の形名の新しい時代(形名の法則性はわからなくなり、形名から機種群が推定できない、というファンにとっては残念な時代の始まり)となった。数字だけではもう番号が枯渇したのか、新しくM&Aで機種群を増やすのでやはり数字が足りなくなったのか、RF測定器(SGやスペクトラムアナライザ)でE4xxxという形名の新製品が発売された。当時は基幹通信網が無線の3G(デジタル通信)が始まろうという世界的な夜明けで、デジタル信号発生器E44XXシリーズはESGの愛称(通称)で親しまれた。現在はESGはすべて生産中止している。計測器とは無関係に、一般にESGというとEnvironmental(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス、企業統治)の頭文字からつくった言葉。環境、社会、企業統治に関して積極的な取り組みをする企業に投資することを「ESG投資」と呼び、ESGというとそのことを指すことが多い。SDGs(国連で採択された、持続可能な開発目標。えすでぃーじーず)とともに使われる、同じ分野の用語。企業経営(企業のポリシー)や投資家向けのキーワードとして、特に2020年頃から盛んに話題になっている。海外(特にEU)では温暖化防止のため、「CO2排出ゼロのために環境に配慮した企業(CO2排出に関係しない企業)」の評価を高くするという報道がされている(逆にいえば、CO2排出に関係している、削減に積極的でない企業は評価が下がる、と解釈できる)。たとえば火力発電所の設計・販売に関与している日本企業は、今後は海外での企業価値は低くされる懸念がありえる。

ECU(いーしーゆー)

(Electronic Control Unit) 主に自動車に導入されている機器で、エンジンやブレーキ、通信機器を制御している。「センサなどの情報を基に各システムを制御するコンピューターユニット」、とも説明される。高級車では50個以上のECUが搭載されているといわれる。自動車の電動化の序章にあたる機器である。

EDA(いーでぃーえー)

(Electronic Design Automation)電子機器、半導体など電子系の設計作業を自動化、支援するためのソフトウェア・ハードウェア手法の総称。プリント基板上に電子回路を設計していくツールとして使用される。

EDLC(いーでぃーえるしー)

(Electrical Double Layer Capacitor)電気二重層キャパシタ

EV30@30シナリオ(いーぶいさんじゅうさんじゅうしなりお)

「2030年までに電動車(xEV)の比率を30%以上にする」という構想。国際エネルギー機構(IEA:International Energy Agency)が2017年6月の北京 クリーンエネルギー大臣会合で発表した。

胃カメラ(いかめら)

胃の内部状態を調べるカメラ。医療用の内視鏡。内視鏡は細い管の中を検査する機器。工業用内視鏡は配管などの内部劣化を検査する保守用の測定器として使われている。日本のオリンパスは医療用、工業用ともに内視鏡の世界的なトップメーカ。 内視鏡は以前はファイバースコープの名称で、フィルム式のカメラで撮影していたが、CCD素子や画像撮影の進歩によって、現在は静止画だけでなく動画撮影や、3次元計測などもできるビデオスコープになっている。