計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
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Waygate Technologies(うぇいげーとてくのろじーず)

2020年頃につくられた、元GEの非破壊検査機器のブランド名。工業用内視鏡や発電所の振動計測で使われているBently Nevada(ベントリーネバダ)などの製品がある。2002年から会社はGEではなく、OIL&GASの世界的な会社であるBaker Hughesになった。複数の機種群(メーカ)があるため、新ブランドを立ち上げた。

AFM(えーえふえむ)

(Atomic Force Microscope)原子間力顕微鏡

金属顕微鏡(きんぞくけんびきょう)

試料に対して接眼レンズ側より光を照射し、その反射光の明暗や色のコントラストにより、試料の物性を観察する顕微鏡。

形状測定顕微鏡(けいじょうそくていけんびきょう)

顕微鏡で拡大しながら表面形状を測定する機器。

顕微鏡(けんびきょう)

微少な物体を観測する機器。

光学顕微鏡(こうがくけんびきょう)

可視光線を利用した顕微鏡。ふつう透過顕微鏡を指すが、特殊なものに金属顕微鏡・偏光顕微鏡・限外顕微鏡・位相差顕微鏡などがある。

工業用内視鏡(こうぎょうようないしきょう)

製品の深部や内部の画像をモニターに写し出す機器。(=ファイバースコープ)内視鏡は細い管の中を検査する機器。工業用内視鏡は配管などの内部劣化を検査する保守用の測定器として使われている。医療用内視鏡は「胃カメラ」と呼ばれる。日本のオリンパスは医療用、工業用ともに内視鏡の世界的なトップメーカ。 内視鏡は以前はファイバースコープの名称で、フィルム式のカメラで撮影していたが、CCD素子や撮影技術の進歩によって、現在は静止画だけでなく動画撮影や、3次元計測などもできるビデオスコープになっている。

高速度カメラ(こうそくどかめら)

1秒間に100枚以上の撮影ができるカメラの総称。別名:別名:ハイスピードカメラ。自動車の衝撃試験や、電子機器の落下試験など用途は広い。計測器メーカは海外のナックイメージテクノロジー(nac)が老舗。国産メーカの株式会社フォトロン(Photron)も横河電機のオシロスコープと協業するなど、シェアを伸ばしている。 参考記事: 自動車の安心・安全を評価する仕組み〜日本の自動車アセスメントJNCAP・・ナックイメージテクノロジーとフォトロンの製品例が紹介されている。 「過渡現象を「見える化」する計測技術」2015年1月号 TechEyes Vol.09の2ページ目・・高速度カメラとオシロスコープの併用例が紹介されている。 参考記事(会員専用): 【展示会レポート】カーエレクトロニクス技術展 Part1 計測器メーカ編の2ページ目・・ナックイメージテクノロジーを取材 【展示会レポート】測定計測展 /Measuring Technology Expo 2017の2ページ目・・フォトロンを取材 計測器情報(会員専用):ハイスピードカメラの製品カタログの例

高速ビデオ(こうそくびでお)

高速で動作する機械や装置の挙動解析・工業製品や部品の破壊現象の解析・生産現場での加工・組立機械の動作解析等を行うためのビデオ。

コリメータ(こりめーた)

(collimator) 光線を平行に集束させる機構。光源から放射される多方向のビームを平行な光線に揃える装置。そのほか、レンズの焦点距離・光軸などを測定する機器を指していることもある。 参考用語:オートコリメータ

コンフォーカル(こんふぉーかる)

(confocal)共焦点。コンフォーカル光学系は、焦点の合った部分だけが際立って明るく撮像される。焦点の合っていない箇所からの不要散乱光が除去されて高コントラストのため解像度が上がるため、レーザー顕微鏡に採用されている。

SAT(さっと)

(Scanning Acoustic Tomograh) 超音波映像装置。超音波で物体を走査し、内部を映像化する装置。非破壊検査(NDI)機器の1種で、超音波探傷検査(UT)を応用した検査機器。

GEセンシング(じーいーせんしんぐ)

(GE sensing)正式社名:GEセンシング・ジャパン株式会社。圧力計(マノメータや圧力キャリブレータなど)のDruck(ドラック)社と流量計のPanametrics(パナメトリックス)社がGE(米国の総合電機メーカであるゼネラル・エレクトリック)社のセンシング部門に2002年に買収され、その日本法人の名称。Druckの日本法人であるドラックジャパン株式会社とPanametricsの日本法人である日本パナメトリクス株式会社の販売員がほとんどGEセンシング・ジャパンに移籍した。2002年から2017年に存在した。2017年にGEの事業再編で、GEの資本から離れ、2つの計測器はBaker Hughes社になり、現在は日本ベーカー・ヒューズ株式会社である。DruckとPanametricsは2つとも計測器の老舗ブランドだが、GEセンシングの時代はDruckやPanametricsというブランドの使用を禁止し、GEを前面に出していた。Baker Hughesになってからは元のブランドを復活している。DruckとPanametricsは別の組織で、各人の名刺にはそのロゴが印刷されている(2022年現在)。正確には、2017年から2021年頃まではGEセンシング&インスペクション・テクノロジー株式会社で(Baker HughesとDruck/Panametricsの両方のロゴを併記していて)、2021年頃に日本ベーカー・ヒューズ株式会社に社名変更している(2017年にBaker Hughesになったが、日本での会社名は2021年頃まではGEセンシングという社名が続いた)。 GEセンシング・ジャパンの本社は東京都武蔵野市(吉祥寺)にあり、Druck部門は「プレッシャー・プロダクト(つまり圧力計)営業部」で、全国の原子力発電所(原発)を主な顧客にしていた。Panametricsは「フロー&ガス・モイスチャー営業部」といった。中央区月島にテクニカルセンターがあり、流量計や分析機器の校正を行った。Baker Hughesになってからはドラック事業本部、パナメトリクス事業本部である。 GEには工業用内視鏡(ファイバースコープ)や超音波探傷機器もあり、2002年にGEインフラストラクチャー・ジャパン株式会社となっていたが、それらすべてがBaker Hughesに引き継がれた。2017年にGEセンシング・ジャパンと統合して、GEセンシング&インスペクション・テクノロジー株式会社となり、(前述のように2021年頃に)日本ベーカー・ヒューズ株式会社になっている。非破壊検査機器(内視鏡など)は2020年頃にWaygate Technologies(ウェイゲート・テクノロジーズ)という新ブランドを創設した。Baker Hughesの製品群にはタービンもあり、機械設備の状態監視(振動測定など)を行うBently Nevada(ベントリーネバダ)も(発電所の振動計測で実績が高い)計測ツールの1つである(原発にタービンや発電機などを納品する三菱重工、日立製作所、東芝はベントリーネバダの振動計測器を設備として保有している)。Baker Hughesの非破壊検査機器は複数のプロダクト(複数社の製品群)があるためDruckやPanametricsのように既知のブランドではなく、新しいブランドが必要だったと推測される。 まとめると、Baker Hughesは複数の異なる製品群を持っていて、日本法人は日本ベーカー・ヒューズ株式会社になる。ただし3つのブランドDruck、Panametrics、Waygate Technologiesを前面に押し出していて、そのロゴを名刺に印刷し、3つのブランドの製品を掲載しているHPは全く別に3つ存在している。 Druck製品は丸文株式会社が販売店をしていているなど、Baker Hughesの計測器の直販比率は高くはない(外資はどこもそうなる)。原発では計測器としての圧力校正器や圧力計を多く使用するが、Druckと横河計測(当時は圧力計などの現場測定器は横河メータ&インスツルメンツ株式会社)が競っていた。3番手が露点計で有名なMichell Instruments社(日本にはミッシェルジャパン株式会社がある)。2011年の東日本大震災以降、多くの原発が稼働していないので、圧力計各社は別の顧客を模索している。

実体顕微鏡(じったいけんびきょう)

数倍~40倍ぐらいの倍率で観察するための顕微鏡。

スコープ(すこーぷ)

(scope)翻訳すると、「目で見える範囲、視野」のことだが、計測器では「見る機器」、「観察・観測するもの」という意味で使われる。計測器の代表であるオシロスコープ(oscilloscope)は「発振(oscillation)の観測器(scope)」の造語といわれる(発振器の信号波形、周波数の観測をすることが語源という説がある)。telescopeは遠く(tele)を見る機器(scope)なので望遠鏡、逆にマイクロスコープ(microscope)は小さい(micro)範囲を見る機器で、顕微鏡のことである。periscopeは(潜水艦の)潜望鏡や(塹壕で使う)展望鏡のこと(periは周辺の意味)。 計測器でスコープの代表はオシロスコープとマイクロスコープである。正確にはスコープはテスタやメータのような「数値を計測する」ものとは違い、「観察、観測」する機器である。オシロスコープは電圧の時間変化を波形表示する。横軸の時間は大変精度が良いが、A/Dコンバータの分解能はハンドヘルドのDMMよりも劣っていて、デジタル表示された電圧値は2桁までしか信用できない(最近の高分解能オシロスコープはこの点が改善された)。 そんなに精度が悪くて良いのかというと、波形を観測・観察するスコープであって、(数値を測定するものではないので)それで良い。高速AD変換器を使ったデジタルオシロスコープの誕生から約30年、分解能がずっと8ビットだったのは、ビット数を増やす必要(需要)が無かったからである。その意味では最近(2012年以降)の高分解能オシロスコープは精度よく電圧が測定できるので、オシロメータ(オシロテスタ)である。やっとオシロスコープは電圧を正確に測定できる、正式な計測器の仲間入りをしたといえる。 microscopeを日本語にすると顕微鏡だが、日本語のマイクロスコープを英語にするとmicroscopeである。日本では「顕微鏡」というと通常は光学顕微鏡(optical microscope)を指し、接眼レンズと対物レンズで微小な物体を拡大して観察する機器のことである。光源としてレーザーを利用するレーザー顕微鏡もあるが、一般には可視光を利用しているものを指し、実体顕微鏡も含まれる。マイクロスコープは対物レンズのみで、接眼レンズに相当する部分がデジタルカメラになる(「デジタルマイクロスコープ」と呼称するメーカも多く、デジタルカメラを搭載した顕微鏡がデジタルマイクロスコープともいえる)。 またマイクロスコープは通常、観察対象をモニターに映す(顕微鏡のように筒を覗かない)。そのためマイクロスコープを「モニタースコープ」と呼称する場合もある(ハンドヘルドの工業用内視鏡をモニター付きスコープ、ということでモニタースコープと呼称している例もある)。試料に電子線を当てる電子顕微鏡(SEM、セムと呼称)は原子レベルまで拡大した観察ができる(水平分解能:約1nm)。その次に倍率が高いのがレーザー顕微鏡とデジタルマイクロスコープといわれる(数10nm~1mm)が、マイクロスコープはより光学顕微鏡に近い性能、という解説もある。これらの○○顕微鏡やマイクロスコープは用途によって使い分けられている。英語はmicroscopeだが、日本では顕微鏡とマイクロスコープは別の製品である。 テレメータ(telemeter)は遠隔地の測定データを測定する機器で、データロガーと同じデータ集録機器の1種である(遠くを見るテレスコープではなく、遠くを計測するのがテレメータ)。 計測器情報: デジタルオシロスコープ(周波数帯域2GHz以下)の製品例、マイクロスコープの製品例

ストロボフラッシュ(すとろぼふらっしゅ)

高速運動物体の撮影時や夜間の道路を遠距離照射する照明。

SEM(せむ)

(Scanning Electron Microscope)読み方:セムまたはエスイーエム。走査型電子顕微鏡。電子線を観測対象に照射し、放出される二次電子などから像を作る。略して「電子顕微鏡」といわれることが多い。

測定計測展(そくていけいそくてん)

日本光学測定機工業会と日本精密測定機器工業会が主催し、隔年で開催される展示会。「測定計測展/Measuring Technology Expo」と呼称している。奇数年秋に開催するトレードショーとして、産経新聞社の特別協力のもと、自動車、ロボット、航空機関連などに用いられる光学・精密測定に始まり、幅広い計測の新製品が出展する。 画像を撮影して解析・判断する測定機器だけでも、各種の手法(可視光、レーザ光など)があり、用途(形状検査や寸法測定など)によって測定項目や処理工程が多岐にわたる。高速度カメラによる落下試験では、撮影した画像とひずみなどの物理量測定が組み合わさることもある。 TEST(総合試験機器展)とセンサエキスポジャパンと併設で開催している。センサエキスポジャパンは毎年開催で、測定計測展が開催されない偶数年にはINTERMEASURE(計量計測展、インターメジャー)が併設展となる。

電子顕微鏡(でんしけんびきょう)

光線の代わりに高圧で加速された電子線を、光学レンズの代わりに電子レンズを用いた顕微鏡。光学顕微鏡の数万倍の倍率をもつ。

ハイスピードカメラ(はいすぴーどかめら)

(high speed camera) 高速に変化する現象を撮影するための特殊なカメラ。別名:高速度カメラ。カメラの進歩に伴い、以前はフィルム式だったのが、現在はデジタル化している。自動車の衝撃試験でぶつかる瞬間の壊れ方や、電子機器の落下試験での破損の仕方など、用途は広い。計測器メーカとしては海外のナックイメージテクノロジー(nac)が老舗。1970年代に計測器レンタル業が日本で始まった当時からレンタル商材になっていた。1970年代にムービーカメラをつくっていた国産メーカの株式会社フォトロン(Photron)はその後ハイスピードカメラでシェアを伸ばした(1990年代には横河電機のオシロスコープと協業した)。他にはシナノケンシ、ノビテックなども製品をつくっている。 参考記事: 自動車の安心・安全を評価する仕組み〜日本の自動車アセスメントJNCAP・・ナックイメージテクノロジーとフォトロンの製品例が紹介されている。 「過渡現象を「見える化」する計測技術」2015年1月号 TechEyes Vol.09の2ページ目・・高速度カメラとオシロスコープの併用例が紹介されている。 参考記事(会員専用): 【展示会レポート】カーエレクトロニクス技術展 Part1 計測器メーカ編の2ページ目・・ナックイメージテクノロジーを取材 【展示会レポート】測定計測展 /Measuring Technology Expo 2017の2ページ目・・フォトロンを取材 計測器情報(会員専用):ハイスピードカメラの製品カタログの例