計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
フリーワード検索をはじめ、カテゴリー、索引から簡単にお調べいただけます。

フリーワード検索

検索用語一覧

45

各用語の詳細ページでは関連用語などを確認することができます。
このアイコンが表示されている用語には、詳細ページに図解や数式での説明があります。

気圧計(きあつけい)

大気圧を測定する機器。 (=大気圧計)

ギガビットLAN(ぎがびっとらん)

企業内に広く導入された10/100 BASE-Tの延長線上にあるデータ伝送速度が1G/10GbpsのLAN。 ギガビット・イーサネット(GbE)と言うと伝送速度1Gbpsを指しルータなどに装備されている。また10ギガビット・イーサネット(10GbE)は最大40Kmの伝送距離があるため、基幹網に導入された実績がある。GbEには1000BASE-LX/SX/CX/Tの4規格があり、LX/SXが光ファイバ、CX/Tが銅線。10GbEは7規格がありすべて光。それぞれ用途によって使い分けされる。ギガビットLANは1Gbpsまでは普及したが、10Gbpsは業務用までで、一般家庭にはまだ普及していない。なお10GbEはイーサネットの根幹であるCSMA/CD技術を採用していないし、LAN向けとWAN向けの2種類の仕様がある為 、厳密にはイーサネットでもLANでもない。

GigE Vision(ぎぐいーびじょん)

工業用カメラの国際規格。イーサネットのIPネットワーク上で動作するカメラ・インタフェース標準。準拠したものはロゴが使用できる。

疑似呼(ぎじこ)

計測器としての「疑似呼」は交換機の試験機。交換機にたくさんの電話機がつながったとき(発呼や着呼)、交換機が正常に動作するかを試験する。多くの電話機(呼)の代わりをして交換機に負荷をかける測定器。反対に電話機などの端末の試験機は疑似交換機。日本の疑似呼メーカは電話機などの情報通信装置メーカであったアンリツ。コールシミュレータの品名でEF104などの製品があった。通常、アンリツの計測器の形名はMS2830スペアナ、MG3703信号発生器、のように頭がMではじまる。これは計測器事業部門の製品であることを示すMeasure(計測)の頭文字をとっている。コールシミュレータは電話機をつくっていた事業部門の製品なのでMでなくEで形名がはじまる。電話機や情報通信装置を手掛けてきたので、呼制御の技術が疑似呼につながった。同様にNTTに通信計測器を納入してきた安藤電気や、電話機を納入してきた岩崎通信機には、疑似呼はない。呼制御などの疑似呼の基礎技術は、後のデジタル無線通信時代のアンリツのシグナリングテスタ(呼接続試験機)につながったともいえる。

擬似交換機(ぎじこうかんき)

有線通信測定器の1種。電話機の性能試験に使われる、交換機の代わりをする測定器のこと。敷設済みのアナログの電話線を使用した、デジタル回線のインターネット通信技術であるISDN(Integrated Services Digital Network)は、TA(ターミナルアダプタ)やDSU (Digital Service Unit)という装置を経由して従来のアナログ電話機がつながった。そのため、NTTがISDNの運用を開始するとTA、DSUなどの機器の開発・試験用途でISDN擬似交換機が各社から発売された。ISDNはデータ用の「Bチャネル」(通信速度64kbps)と制御用の「Dチャネル」、アナログ電話用の銅線を利用するBRI(Basic Rate Interface、基本インタフェース、NTTのサービス名「ネット64」)と、光ファイバー回線を利用するPRI(Primary Rate Interface、1次群インタフェース、NTTのサービス名「ネット1500」、約1.5Mbps)がある。ISDN擬似交換機はBch、Dch、BRI、PRIなどが何チャンネルあるかが主な仕様である。擬似交換機の主なメーカはNTTアドンバンステクノロジ(NTT系のネットワーク構築、セキュリティなどを事業とする会社)、アドシステムズ(岩崎通信機の技術者がスピンアウトしたベンチャー計測器メーカ)、安藤電気(No.1プロトコルアナライザを作っていた有線通信測定器の雄)だった。現在はISDNは過去のものとなりつつあり(固定電話網のIP網移行によりNTTはISDNサービスを2024年に終了する)、上記3社はすべて製造中止している。現在、擬似交換機を作っているメーカは株式会社ニシヤマや甲賀電子株式会社。余談だが、上記メーカはほとんど「擬似」交換機と表記しているが。「疑似」交換機という記載も見かける。日本語としては擬似より擬似のほうが良く使われるが、LISN(擬似電源回路網)、擬似音声発生器など、計測器は「疑似」より「擬似」が多い。ただし呼制御の測定器は「疑似呼(コールシミュレータ)」である。計測の技術用語は、微小と微少、擬似と疑似のように、メーカによっても表現が違い、正確を期すのが難しい。計測器業界は村社会のため素人が理解しにくい所以である。

擬似電源回路網(ぎじでんげんかいろもう)

電源ラインの妨害ノイズ測定に使用する機器。EMCのエミッション(EMI)試験で使われる。別名:LISN、AMN、擬似電源網。一部のメーカでは「疑似電源回路網」と表記している場合もある。「擬似」と「疑似」については当用語集のその用語の項目を参照されたい。

基準レベル(きじゅんれべる)

スペクトラムアナライザの表示で、画面の最大レベルの目盛ラインの値。(2009年9月発行のテクトロニクスの冊子「リアルタイム・スペクトラム解析のすべて」より)

技適(ぎてき)

技術基準適合証明。日本の電波法令で定められた特定無線設備に対する認証。技適マークの表記が義務付けられている。

輝度グレーディング(きどぐれーでぃんぐ)

発生頻度を表す情報で、波形が実際にどのように変化しているかを知るために有効。(テクトロニクス「オシロスコープのすべて」(2017年4月発行)より)

輝度計(きどけい)

物体の表面から放射された光の量を測定する機器。

気密測定器(きみつそくていき)

住宅性能診断に必要な気密を測定する機器。(=住宅気密測定器)

逆Lの字保護(ぎゃくえるのじほご)

計測用電源が過電流状態になった時の復帰のタイプには「フの字保護」と「逆Lの字保護(自動垂下方式)」の2種類がある。逆Lの字保護タイプは、過電流状態になると出力電圧が低下して僅かな電流が流れ続け、障害復旧すると元の状態に戻る。(株式会社高砂製作所の用語集より)

逆フーリエ変換(ぎゃくふーりえへんかん)

(Inverse Fourier Transform)時間軸信号(時間関数)をフーリエ変換するとフーリエスペクトル(周波数関数)になる。反対にフーリエスペクトルを時間軸信号にすることを逆フーリエ変換という。時間軸信号の相関である自己相関関数と、フーリエスペクトルの自乗であるパワースペクトルの間も、同様にフーリエ変換と逆フーリエ変換の関係になっている。さらに、クロススペクトルの逆フーリエ変換は相互相関関数、周波数応答関数の逆フーリエ変換はインパルス応答となる。(小野測器の「FFT解析に関する基礎用語集」より)

Cat(きゃっと)

(category)カテゴリー。LANケーブルの種類の名称。対応する規格や通信速度を規定している。たとえばカテゴリー5は100BASE-T、100Mbpsなので社内LANに多く使われている。ケーブルテスタの仕様には対応するカテゴリーが記載されている。表記は「CAT」もある。読み方は「カテゴリ」もある。

キャパシタ(きゃぱした)

(英: capacitor、独: Kondensator) 抵抗(R)、リアクタンス(L)と並ぶ受動素子で、電気回路理論の集中回路定数の1つ。回路記号は「C」。別名、静電容量(キャパシタンス、単位:F(ファラッド))。一般には(会話などで)「コンデンサ」と呼ばれることが多い。たとえばケミコン(ケミカルコンデンサの略)など。電子回路では電荷を蓄える素子(電子部品)。回路上のふるまいは、直流は通さず、交流は通しやすい。また、電流の位相が電圧に対して90°進む。このふるまいはL(インダクタンス)とは反対である。

キャパシタンスメータ(きゃぱしたんすめーた)

回路部品の静電容量(キャパシタンス)を測定する機器。(=LCRメータ)

キャプチャ(きゃぷちゃ)

(capture)記録、保存することをIT分野ではこのように表現する。直訳は「捕獲」、「占領」。

キャリア(きゃりあ)

(carrier)和訳は「搬送波」。無線通信を行うときに、送りたい信号を変調してのせる周波数の信号のこと。たとえばラジオ局のFM東京は80.0MHzである。これは80.0MHzの電波(搬送波)にFM変調した信号(音声や音楽)をのせて送信している。キャリアは無線通信の最も基礎的な用語である。NTTドコモやauなどの通信事業者は「キャリア」と呼ばれる。

キャリア周波数(きゃりあしゅうはすう)

搬送波(キャリア)の正弦波周波数のこと。無線通信ではキャリアはある周波数の値をもっているので、「キャリアは〇〇MHz」というようにわざわざ周波数とはいわないことも多いが、正式には「キャリア周波数は〇〇MHz」である。

キャリブレーションキット(きゃりぶれーしょんきっと)

ネットワークアナライザで使用するアクセサリ。(=校正キット)