計測関連用語集

TechEyesOnlineの用語集です。
計測・測定に関連する用語全般が収録されており、初めて計測器を扱う方でも分かりやすく解説しています。
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アーキテクチャ(あーきてくちゃ)

(architecture) 設計思想、考え方などの意味。元々は建築物の構造や、建築様式をさすことば。コンピュータやIT分野で良く使われるが、計測器も内部はコンピュータのため、このことばで表現されている事例がある。表記はアーキテクチュア、アーキティクチャなどもある。

アース(あーす)

地中深く埋めた銅板などと電気器具とを導線でつなぐこと (=接地)。漏電した場合でも漏電した電気はアースを通じて大地へ流れ、事故を未然に防ぐ。

アーステスタ(あーすてすた)

接地された導体と大地間の電気抵抗を接地抵抗という。接地(アース)抵抗を測定する機器がアーステスタ。(=接地抵抗計)

アース導通試験器(あーすどうつうしけんき)

電気製品が確実にアースされているかを試験する測定器。電気安全規格関連の測定器を豊富にラインアップしている計測器メーカである、菊水電子工業の製品総合カタログ(安全機器に関する用語)には次の説明がある。「アース導通試験:基礎絶縁とアースへの保護接地で安全性を確保するように設計された機器の、保護接続の完全性(連続性)を評価する試験。」

アービタリージェネレータ(あーびたりーじぇねれーた)

Arbitery Waveform Generator の略。つまり、任意波形発生器のこと(Arbitery:任意、 Waveform:波形)。AWGと表記されることも多い。テクトロニクスの任意波形ジェネレータの型名(※)は「AWG7000シリーズ」のように頭3文字をAWGにしている。会話では略して「アービタリー」といわれたりする。最近は「任意波形/ファンクション・ジェネレータ」という品名の製品が増えた。当サイトではファンクションジェネレータ(FG)とAWGは別のカテゴリとして扱っているが、2つを1つの分類で扱うケースも散見される。従来、AWGにもFGの機能が多少はあった。FGが多機能化してAWGの機能を持つようになり、メーカとしても新機軸として、単なるFGではなくAWGの機能もある製品である、というアピールを品名で行いたいという意図が感じれらる。品名が任意波形/ファンクション・ジェネレータである新製品を当サイトに登録する際、メーカにAWGですかFGですか?と確認すると、はっきりと「両方です」という確たる回答があった。時代によって計測器のカテゴリは変化する例といえる。(※)テクトロニクスは製品の形名のことを「型名」といっている。形名の表記にも「AWG5202型」のような表現が随所にみられる。同社の形名(いや型名)はTDS、DPO、AWGのようにアルファベット3文字の命名が多い。同社の任意波形発生器の品名は「任意波形ジェネレータ」である。他社に売却してしまったが、同社の映像関連の発生器の品名は「ゼネレータ」だった(以前はテクトロニクスといえば「オシロ」と「ビデオ関連測定器」が二枚看板だった)。

REF CAL(あーるいーえふきゃる)

(Reference Calibration)非接触温度計(サーモグラフィ、放射温度計)関連の用語。測定対象物の放射が低く、温度が室温付近や低温の場合、室温や周囲温度からの反射成分が無視できなくなり、放射率補正では誤差が生じる。この誤差を補正するために環境温度に相当する物体を測定し、室温反射を補正する信号を発生させ、以後の補正値とする動作をいう。関連用語:IRSP CAL、ERSP CAL。(日本アビオニクス株式会社の「赤外線や工業計測器に関する用語」より)

RS-232C(あーるえすにーさんにーしー)

Recommended Standard 232 version C の略。米国電子工業会(EIA)によって標準化されたシリアル通信の規格の一つ。

RS-232Cアナライザ(あーるえすにーさんにーしーあならいざ)

RS-232C回線の情報のやり取りを観測する測定器。略してラインモニタと呼ぶこともある。(=RS-232Cラインモニタ)

RS-232Cラインモニタ(あーるえすにーさんにーしーらいんもにた)

RS-232C回線の情報のやり取りを観測する測定器。略してラインモニタと呼ぶこともある。(=RS-232Cアナライザ)

RS-485(あーるえすよんはちご)

米国電子工業会(EIA)によって標準化されたシリアル通信規格。バス型のマルチポイント接続で最大32台まで対応している。(株式会社高砂製作所の用語集より)

Rx(あーるえっくす)

有線・無線通信で受信データのこと。Received dataの略記(小文字のxはデータの意味)。受信機(レシーバ)のことをRxと記述している例もある。

RF(あーるえふ)

(Radio Frequency)別名:無線周波数。和訳すると「ラジオ周波数」。無線通信に使われる周波数のこと。「高周波」と表現されることもある。正確に何Hzの周波数範囲を指すかは文献によってさまざまで、定義は難しい。無線通信が始まったとき、無線機(ラジオ)で通信できるキャリア(搬送波)の周波数範囲をRFと呼称したと推測され、MHz~GHzの周波数を指している。計測器でRFの測定器というと、スペクトラムアナライザを筆頭に信号発生器(SG)や高周波パワーメータ(低周波の「デジタルパワーメータ」ではなくRFパワーメータ)などの高周波の(無線の)基本測定器が相当する。ネットワークアナライザを含める場合もある。同じRFの周波数帯の測定器でも、携帯電話などの特定の通信方式に対応した測定器(ワンボックステスタ、無線機テスタ、シグナリングテスタなど)は(基本測定器ではなく)専用器なので当サイトでは「無線/移動体測定器」という別カテゴリーに分類している。

RF信号発生器(あーるえふしんごうはっせいき)

主に無線通信機器の試験用信号を発生する測定器。(=標準信号発生器、シグナルジェネレータ)

RFパワーアンプ(あーるえふぱわーあんぷ)

RF帯で使用される電力増幅器。RFとはRadio Frequencyの略で、無線通信などに使われる周波数のこと。「高周波」と表現されることもある。

RFパワーセンサ(あーるえふぱわーせんさ)

(RF power sensor)高周波電力計(RFパワーメータ)のセンサ。高周波電力の値を測定するために各種のセンサがあり、用途によって使い分けられている。

RFパワーメータ(あーるえふぱわーめーた)

高周波信号の電力を測定する機器。別名:高周波パワーメータ、高周波電力計。

RC発振器(あーるしーはっしんき)

主にオーディオ関連の試験用信号を発生する測定器。RCはResistance(抵抗) Capacitance(コンデンサ) の略。RとCでフィルタを作り、負帰還回路を組み合わせると正弦波の発振回路ができる。その原理を応用した発振器。

RTI(あーるてぃーあい)

(Referred To Input)アンプのノイズ特性(雑音)を規定する時に、RTI(入力換算)とRTO(出力換算)がある。回路で使われる電子部品のオペアンプのノイズ特性は通常、RTIで表記される。計測器のシグナルコンディショナの仕様には、「入力換算雑音」と記載されていたり、ノイズ特性をRTIとRTOの両方で表記していたりする。

RTM(あーるてぃーえむ)

(Real Time Memory)日本アビオニクス株式会社の計測器では、連続的に測定したデータを内蔵メモリ又はPCMCIA記録媒体へ記録することのできる機能をRTMと表記している。他メーカも同機能をRTMと表記をしているとは限らないので、計測器の共通表記ではなく日本アビオニクスの用語といえる。

RTO(あーるてぃーおー)

(Referred To Output)アンプのノイズ特性(雑音)を規定する時に、RTO(出力換算)とRTI(入力換算)とがある。回路で使われる電子部品のオペアンプのノイズ特性は通常、RTIで表記される。計測器のシグナルコンディショナの仕様には、「入力換算雑音」と記載されていたり、ノイズ特性をRTIとRTOの両方で表記していたりする。まったく話は違うが、ローデ&シュワルツ(R&S)は2010年にベンチ・ラボユース(500MHz~2GHz)でオシロスコープに参入した。製品形名はRTX(XはA、C、O、Pなどのアルファベットで、3文字がそれぞれシリーズ名となる)。RTOシリーズは600MHz~6GHzをカバーするミドルクラスの主力機種である。RTOと聞くと、(計測器メーカのオシロ関係者を筆頭に)R&Sを連想する一群の人々が存在する。最新の計測用語解説としては「RTO:ローデ&シュワルツのGHz帯のオシロの形名」となる。シグナルコンデイショナを含むアンプなど、電気工学の用語解説としては「RTO:出力換算」。