PSIM
パワーエレクトロニクス(パワエレ)に特化した回路シミュレータ(ソフトウェア)。パワエレの開発用では業界標準といえる。PSIMはカナダの大学教授が開発し、米国のPowersim社(Powersim, Inc.)が1995年に発売した。2022年3月にAltair Engineering社がPowersim社を買収し、現在のPSIMの版権はAltair(アルテア)社にある。
日本で販売しているMywayプラスのホームページには「Altair® PSIM™ 回路シミュレータ」として、以下の説明がある(2025年4月)
PSIMはパワーエレクトロニクス、モータ駆動のために開発された回路シミュレータです。スイッチングデバイスを含む非線形の電力変換器回路のシミュレーションを手軽に行うため、高い収束性と直感的なユーザインターフェースを誇ります。システムレベルのシミュレーションを高速に行い新しい回路・制御方式の設計を支援します。
同社は以前「累計2000ライセンス以上を販売し、国内120以上の研究室で使用されている」と、高シェアをPRしていた。
MywayプラスはPSIMユーザのためにトレーニングセミナーを開催してきたが、毎年秋にPSIMユーザ会を催すようになった。またパワエレ技術者の育成などを目的に一般社団法人日本パワーエレクトロニクス協会(PWEL)を設立し、2017年のPSIMユーザ会は「パワエレ技術者育成フォーラム」(技術者セミナーなど)を併設した。2018年はPWEL主催のパワエレ技術者育成フォーラムがメインイベントとなり、併設展示会場にはテクトロニクス、岩崎通信機などパワエレ向け計測器をラインアップするメーカ10数社が並んだ。
2019年はPWEL主催の「パワエレフォーラム」となり、協賛:Mywayプラス、キーサイト・テクノロジーなど、後援:日刊工業新聞社、一般社団法人エレクトロニクス実装学会など、となった。2020年は新型コロナウイルス(COVID-19)の蔓延でオンラインになり、2023年からは複数回/年開催で継続している。PSIMユーザ会はなくなり、PWEL主催のPSIMセミナーになっている。
Mywayプラスは早くから電力回生型双方向電源という(現在では自動車などのインバータ・モータ評価の標準となった)特殊なDC電源を発売した計測用電源メーカでもあるが、元はパワエレ機器の開発ベンチャーである(TechEyesOnlineのイベントレポートなどで語られている)。PSIMの販売から、パワエレユーザのトレーニング(セミナー)を定期開催するようになり、PSIMユーザ会を経て、PWELを設立してパワエレ業界に確固たるポジションを築いたといえる。
PSIMの語源は、Power electronics SIMulation (パワエレ シミュレーション)やPower SIMulator(パワー シミュレータ)といわれるが、正確にはわからない。Powersim社の略記かもしれない。スマホに挿入するSIMカードにpSIMやeSIMがある。pSIMはPSIMと発音が同じである。
参考用語
参考記事
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会員専用【イベントレポート】Mywayプラス PSIMユーザ会 展示ブース取材 (Part1)FLOSFIA 、TyphoonHIL。
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会員専用【イベントレポート】Mywayプラス PSIMユーザ会 展示ブース取材 (Part2)日本パワーエレクトロニクス協会、JMAG(電磁界解析ソフトウェア)
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パワエレ技術者の育成とパワエレ業界の発展に尽力していく! Mywayプラスが技術者教育について語る2017年12月公開のインタビュー。PSIMセミナーやPWEL設立について語られている。
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【イベントレポート】第17回パワエレフォーラム(日本パワーエレクトロニクス協会主催)2025年2月7日(金)の展示会場を取材。
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