定電圧源
(constant voltage source)
電源の内部抵抗が(理想的には)0Ωで、接続される負荷によらず常に一定の電圧を出力する電源(電圧源)を定電圧源(または定電圧電源)という。電源には定電流源もある。一般的に、計測用電源は定電圧源の安定化電源である。負荷の状態が変化しても(設定された)一定の電圧を出し続けるのが、電源の基本的な設計思想と考えられている。
ただし、EVなどのパワエレ市場で日進月歩なインバータやバッテリを評価する最近流行りの電力回生型双方向電源は、定電圧型と定電流型があり、メーカによって設計ポリシーが異なる。
菊水電子工業や高砂製作所などの計測用電源メーカがつくるほとんどの安定化電源はCCCV電源と呼ばれる。CC(Constant Current、定電流)動作モードとCV(Constant Voltage、定電圧)動作モードを備えているためである。その意味では「電源は定電圧源である」ことが基本だが、ほとんどの計測用電源は定電流源として動作する機能も備えている。
インバータや蓄電池などのパワエレ機器が太陽光発電や電気自動車には使われている。2010年代からそのようなパワエレ機器の評価用に回生型の双方向電源が開発された。開発したのは従来の計測用電源メーカではなくパワエレ機器メーカである。蓄電池を評価する電源は定電流源であるため、従来の計測用電源で暗黙の了解だった定電圧源は常識ではなくなった。



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