インダクタンス
(inductance)
【電子工学で使われる電気に関する量】
コイルに流れる電流の大きさが変化すると誘導起電力が発生する電磁気現象のこと。別名、インダクタ(inductor)。量記号は「L」。単位は[H](ヘンリー)。たとえば「トロイダルコイル(200μH)」のようにコイル部品の値を示すのにH(ヘンリー)は使われている。
米国の物理学者ジョセフ・ヘンリーは英国のマイケル・ファラデーとほぼ同時期に(別々に)電磁誘導を発見した。ヘンリーはコイルの単位に、ファラデーはコンデンサの単位「F:farad、ファラッド」になり名を残した。電荷の単位が以前は(ファラデー由来の)「Fd:faraday、ファラデー」だったが、SI単位ではC(クーロン)になった。