計測関連用語集

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詳細説明

InfiniiMax

読み方:

いんふぃにまっくす

カテゴリー:

#オシロスコープ

キーサイト・テクノロジー周波数帯域がGHz帯のオシロスコープ(オシロ)、通称(愛称)Infiniium (インフィニウム)、用のプローブの通称。同社のホームページやブログなど、Webや印刷資料にInfiniiMaxの定義や語源、命名の由来は説明されていないので、「Infiniiumオシロ用のプローブをInfiniiMaxと呼称している」こと以外は不明である。「Infiniium オシロの能力を最大に引き出すプローブ」というイメージを想像させるネーミングである。
2000年代に発売された同社の54855A InfiniiumオシロスコープはInfiniiMax 1134Aプロービング・システム(1134Aプローブ・アンプとE2668Aシングルエンド・コネクティビティ・キットかE2669A差動コネクティビティ・セットの組み合わせ)を使用すると、4チャンネルすべてで20GS/s、周波数帯域6GHzという、当時のオシロの常識を変えた、広帯域オシロ(高速オシロスコープ)の幕開けとなった製品だった。
当時はテクトロニクスレクロイ(現テレダイン・レクロイ)も含めて、リアルタイムサンプリングオシロでは4GHz帯域が最上位の最高機種で、大変高額な高級品だった。54855Aの価格は数百万円したが、InfiniiMax 1134Aプロービング・システムは1本でほぼ百万円だった。当時の汎用オシロ、たとえば350MHz~500MHz帯域の横河電機(現横河計測)のDLシリーズ(DL1600やDL1700)は、多くのオプションを付けて価格が百万円位だったので、「6GHz高速オシロはプローブ1本がほぼDLオシロ1台と同じ」と感嘆した記憶がある。
この帯域のオシロはプロービングに工夫が必要で、ただ接触すれば良いという代物ではない。プローブのアクセサリは大変多く、標準付属品には消耗品の細かい部品がたくさんあるため、レンタル会社は運用に大変手間がかかった。はんだ付け用の部品などが消耗するが、欠品なども含めて補充購入すると、ランニングコストが高くて馬鹿にならない。そもそもプローブが許容値を越えた高圧入力などで故障・破損すると1本百万円なので、ちょっとした測定器を1台壊したのと同じである。高速オシロは単価が高いためレンタル会社の売上には貢献したが、プロービングが高度になったためランニングコスト(消耗品の補充、校正などの品質の維持管理費用)は増大した。

InfiniiMaxは広帯域オシロのアクセサリ(新しい広帯域プローブ)として登場し、2000年代にオシロの新しいページを開いたといえる。2024年現在、InfiniiMaxシリーズには、InfiniiMax 4 高周波差動アクティブプローブ MX0031A (Bandwidth:52GHz)などがある。

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