デジタルオシロスコープ
オシロスコープ(オシロ)は電気信号の波形を映し出し、周波数や電圧を観測する測定器。デジタルオシロは測定したアナログ信号をサンプリングしてデジタル値に変換して表示する。測定データはデジタル値でメモリに記録されるため、デジタルオシロ以前のオシロ(アナログオシロスコープ)と区別してこう呼んだが、現在のオシロはほぼすべてデジタルオシロとなったため、あえてデジタルオシロとはいわないことが多い。
通常は内部メモリに保存した後で画面に表示している。1度しかない単発信号の測定が可能(サンプリングオシロスコープは単発信号は測定できない)。ストレージ(メモリに保存)することから「デジタルストレージオシロスコープ」という表現もあるが、これも現在では(あたりまえなので)あまり使われない。ただしその略称のDSOはオシロの形名に大変良く使用されている。略称:デジタルオシロ。
参考記事:デジタルオシロスコープの基礎と概要(第1回)。
「歴史の長いオシロスコープ」の章で、アナログからデジタルへの歴史について解説がある。
参考用語:シンクロスコープ、汎用オシロスコープ、MSO
計測器情報:デジタルオシロスコープの製品例(広帯域モデルを除く)