計測関連用語集

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詳細説明

サンプリングオシロスコープ

読み方:

さんぷりんぐおしろすこーぷ

カテゴリー:

#オシロスコープ

高い周波数帯域の繰り返し信号を測定することを目的にしたデジタルオシロスコープ。略称:サンプリングオシロ。単発信号の測定はできない。ほとんどの機種が本体とモジュールを組合せるという構成になっている。基幹通信網として高速の光通信が整備・拡張されていた2000年頃には、キーサイト・テクノロジーとテクトロニクスの製品が市場を2分していた。本体はメインフレームで、用途別の測定ユニットを装着する構成である。基幹通信網で使われる特定の通信方式に準拠した高速信号波形を観測するために、大手通信装置メーカ(NEC、富士通、日立、沖電気など)は設計・開発・製品検査などに高額な(サンプリングオシロの)測定モジュール(専用器)を使っていた。測定ユニットに光入力が多いことから「光サンプリングオシロ」と呼ばれたり、オシロと光測定器の両方に掲載して紹介されていた。高額であること、必要になる特定の短期間に使用したいことから、ユーザは自社設備を最低限にしてレンタルを活発に利用した。ただし大変ニッチな高額製品のためレンタル会社の保有台数も潤沢ではなく、ユーザから事前の利用期間をレンタル会社に打診して、レンタル会社は在庫調整をしながら発注に至る、という利用形態が多くみられた。その意味では、オシロの名前がついているが、有線通信用の測定器であり、低周波の基本・汎用測定器ではない。構造はオシロだが、アプリケーションの大半は特定の通信規格の波形測定用途である。アイパターンの測定にも使われるので、その用途では有線通信の基本測定器といえるが、2000年代中旬以降の高速オシロスコープの出現・普及によって、アイパターン測定はサンプリングオシロから高速オシロ(マスクパターンのオプションなど)に移った感がある。サンプリングオシロスコープとロジックアナライザは、ユーザによってキーサイト・テクノロジーとテクトロニクスにファンが分かれる。テクトロニクスの冊子「オシロスコープのすべて」(2017年4月発行)では以下の解説がある。「デジタル・サンプリング・オシロスコープ:等価時間サンプル手法により信号のサンプルを取込み、表示するデジタル・オシロスコープ。信号の周波数がオシロスコープのサンプル・レートよりも高い場合でも、正確に信号を取込むことができる。」

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