クロススペクトル
(cross spectrum)
クロススペクトルは2つの信号のスペクトルの、ある周波数成分どうしを掛合わせたうえで平均したもの。クロススペクトルが、ある周波数で大きな値を示しているということは、その周波数においては2信号の周波数成分どうしの相関が大きい上に、両者の成分の大きさも大きいということを意味している。クロススペクトルは、相互相関関数、伝達関数、コヒーレンス関数の計算に用いられる。(小野測器の「FFT解析に関する基礎用語集」より。数式は小野測器HPを参照。)
参考記事:FFTアナライザの基礎と概要 (第1回)