交流電圧電流発生器
(AC voltage current generator)
交流
の電圧電流発生器で、精度の良いモデルは校正用の標準器
として使われる。そのため、TechEyesOnlineでは「交流電圧電流発生器・校正装置」というカテゴリー名にしている。電源(power supply/source)と電圧電流発生器(generator)の違いは用途による。交流電源は電機機器に供給されるACラインの変動や瞬停をつくり出し、機器の評価などに使われる。交流電圧電流発生器は「電圧・電流・電力の標準器」としての電圧源・電流源である。そのためデジタルパワーメータやデジタルマルチメータ(DMM)などの「電圧・電流・電力測定器」のカテゴリーに分類される。別名:交流発生器、交流電圧発生器、交流電流発生器。
横河電機(現横河計測)の交流標準電圧電流発生器 2558Aは名機だったが部品の入手難などで2000年頃に生産中止になった。後継機種が無いので、計測器を校正している多くのユーザの標準室は困った。横河計測と関係が深い大阪の関連メーカが2558A相当品を開発するなどの紆余曲折を経て、横河計測は2013年に2558Aを再発売した(※)。
受変電機器(メタクラやキュービクルなど)や変電所の保護継電器(保護リレー)などの電力関連機器向けには3相の測定器が使われる。たとえばエヌエフ回路設計ブロックのRX4763 三相標準電力発生器、デンケンのMDAC-5A 三相交流発生装置などがある。双興電機製作所や戸上電機製作所も単相の電源(電圧電流発生器)がある。直流電圧電流発生器の代表機種はSMU(ソース・メジャー・ユニット)である。
(※) 横河電機は約10年間、校正用の交流電圧電流発生器がラインアップになかった。この間に競合に取られたユーザの巻き返しに同社は苦心している。「需要が見込めないと判断して生産終了したが、販売店からの強烈な要望によって生産を再開した。ただし期待していたような引き合い・売上には至っていない」という見解を70歳代の同社OBから筆者は聞いた。校正用の計測器の市場はニッチなので、この見解が適切かは定かではない。


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