計測関連用語集

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詳細説明

キュービクル

読み方:

きゅーびくる

カテゴリー:

#その他

(cubicle)
受変電・配電機器の分野の用語。受電設備の機器一式が金属製の筐体に収納されたもの。外観は大型のロッカーのようで、ガラス窓から中のメータ(指針)や切換スイッチ、表示灯(インジケータ)などが見えることもある。マンションの1階の片隅や、屋上に設置されている。cubicleは日本語では「仕切り」。なぜ受電設備の筐体を指すのか語源は不明。「メタルクラッド(通称:メタクラ)」とも呼ばれる。キュービクルとメタクラの違いは、キュービクルは一つの金属箱内に全ての機器を納めたもの、メタルクラッド はキュービクルで各機能別に金属箱が区切られたもの(ウィキペディア、Wikipediaより)。
電線に流れる6600Vの電気は電柱にあるトランス(柱上変圧器)で100/200Vに降圧して家庭に配られる。集合住宅や商業施設のように、一軒家よりも大きな電力消費をする場合は施設内にキュービクルを設置することが多い。キュービクル設置には費用がかかるが、柱上変圧器よりもキュービクルの方が電力単価が安価なため、設置費用がかかってもランニングコストが安くなる。「昔は電気室や変電室と呼ばれる部屋で6600Vから降圧していたが、安全性を保持して小型化し、変圧に必要な機器を1つの箱体(キュービック)に収めたのでキュービクルと呼ばれるようになった」ともいわれる。
キュービクルは重電メーカ(三菱重工、日立、東芝、富士電機、明電舎、日新電機など)と、電気機器(受電・配電機器、制御盤など)メーカがつくっている。電気工事会社の中には受電機器を得意とする会社も多い。

参考記事(会員専用):
市場動向レポート 「受変電・配電設備の保全と計測器の活用」2016年3月号 TechEyes Vol.16

参考記事:【コラム】交流電源 - 三相と単相・・柱上変圧器について触れている。

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