ボーレート
(baudrate)
ボー(baud)あるいはボーレートはデジタル伝送で「1秒あたりの変調回数」を示す。よんく(4900ボー)、くんぱち(9800ボー)、くんろく(19,600ボー)など、データ通信にモデムが使われていた時代は、1回の変調が1ビットに等しかった。そのため転送速度(通信速度、伝送速度)の単位であるbps(ビット/秒)と等しい値になるため、ボー(やボーレート)は転送速度として表現されていた。たとえばモデムテスタの信号速度はbpsで表記されるが、ボーという技術者も多かった。
1990年以降に世界中で普及したデジタル方式の移動体通信で使われるQAMなどは1回の変調で複数ビットを表せる。また、2010年代に導入された高速データ通信の変調方式であるPAM4などは変調回数と1ビットが同じでないため、計測器の仕様はbpsでなくボーで表記される例が増えた。たとえばキーサイト・テクノロジーの110G帯域の広帯域オシロスコープ UXRシリーズ(2018年発売)は、変調信号の通信速度を12Gbaud(ギガボー)というようにbpsではなくボーで表現している。
フランスの電信技術者、Jean-Maurice-Emile Baudotの姓からbaud(ボー)という単位ができたが、○○ボーというように具体的な数値ではなく、単位をいうときは「ボーレート」と表現することが多い。

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