計測関連用語集

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詳細説明

フルスケール

読み方:

ふるすけーる

カテゴリー:

#その他

(full scale)測定機器が測定できる範囲のこと。電子工学では「システムが提示できる最大振幅」という定義もあるが、計測の用語としては、「レンジのフルスケール」とか「フルスケールに対する精度」という使い方がされる。つまり、測定レンジのことをフルスケールといっている。従来の計測器は指示計器(針が動いて止まり、指針した値が測定値となる、アナログのメータ)であった。針がフルに振れる値がレンジの値なので、「最大の目盛り」という意味でフルスケールといった。デジタル表示の計測器が主流になった現在でも、電圧計、電流計、電力計などは指針型が多い。工場の電気機器や受変電装置などのメータは現在もアナログの指針型が多く(パネルメータと呼ばれる)、デジタル式は少ない。指針型のメータを採用しているアナログ表示の計測器の精度は、フルスケールの時で規定される。カタログでは「FS」と略記されることも多い。たとえば「精度(誤差):±1.0%(FS)」とは、100Vレンジで100Vを測定したときは±1.0Vの誤差がある(真値は99.0~101.0V)という意味。精度はFSの値を測定時で規定しているので、たとえば100Vレンジで50Vを測定時は誤差は1.0Vよりも大きくなる。つまり、FSになるべく近くになるようにレンジを選択して測定することが精度良く測定するコツである。「レンジ(やレンジ値)」といわずにフルスケールと呼ぶのは、このようにメータの精度を規定しているためである。計測ではフルスケールは基礎用語のため、随所にあらわれる。たとえば「4-20mAアナログ出力」の説明でも「レンジ値」といわずに「(レンジの)フルスケールが・・」とうような説明がされる。初心者にとっては覚えることが多くて大変である。

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