計測関連用語集

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詳細説明

コンセントテスタ

読み方:

こんせんとてすた

カテゴリー:

#電圧・電流・電力測定器

発電所から給電されている交流電源を受けるための差込口である、コンセントの測定器。コンセントに差し込むだけで瞬時に極性を判定できる、などの便利な機能がある。電気工事で活躍するハンドヘルド製品。クランプメガー接地抵抗計などの、多くの現場測定器をラインアップする共立電気計器の製品名(品名)でもある(KEW4500シリーズ)。配線機器をつくっている神保電機のコンセントテスタがamazonなどで販売されているが、主要な計測器メーカでコンセントテスタというモデルは共立電気計器だけである(2026年1月)。
電気配線や回路状態をチェックするのは検電器で、コンセントテスタはコンセント専用の検電器といえる。共立電気計器以外では、「コンセントチェッカ」や「コンテスタ(低圧用検電器)」などの名称の製品がある。コンセントN-Eテスタ KEW 4500は2018年頃にコンセントテスタ KEW 4505になり、2020年にはKEW 4505BT(BTはBluetooth機能付き)が発売されている。2024年のJECA FAIR(ジェカフェア、電設工業展)には三相コンセントテスタ KEW 4555BTが出品され、同社は製品開発にあたり測定原理を新技術として特許出願していることをPRした。KEW4555BTはJECA FAIR 2024(第72回電設工業展)の製品コンクールで「(地独)東京都立産業技術研究センター理事長賞」を受賞している。コンセントテスタは同社の看板製品といえる。

共立電気計器は1965年に国産初のクランプメータを開発した老舗である。国内では日置電機三和電気計器ほど知名度がないのは、海外の売上比率が高いことも一因と筆者は思うが、横河計測OEM提供していることは業界関係者の知るところである。月刊 トランジスタ技術は趣味の電子工作ファンの愛読書だが、安価な計測器も多数紹介される、計測器が掲載される(唯一といってよいほどの)技術誌である。同紙の裏表紙(表紙の裏ページ)に、三和電気計器は定常的に製品広告を掲載しているが、共立電気計器はそのような宣伝をほとんどしていない(電波新聞や日刊工業新聞の取材で、広告掲載しているときはある)。同社はクランプ、絶縁抵抗計、接地抵抗計に特化してきたが、最近はPQA(電源品質アナライザ)やI0r(アイゼロアール)測定器などの保守用アナライザにもラインアップを広げている。

コンセントは英語ではoutlet(アウトレット)なので、英語圏でconsent testerといっても通じない。いわゆる和製英語である(このことばの背景は用語「コンセント」が詳しい)。一般の計測器は輸出にも対応できるように名称を英語表記している場合が多いが、KEW 4505などには英語名の表記は無く「コンセントテスタ」と書かれている(輸出品があるかは不明)。英語表記するなら「electrical outlet tester」であろうか。

参考記事
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