計測関連用語集

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詳細説明

国際単位系

読み方:

こくさいたんいけい

カテゴリー:

#その他

(International System of Units)
メートル法(メートル条約)の後継として定められ、世界中で広く使用されている国際的な単位の体系。別名、「SI単位系」や「SI単位」とも呼ばれる。1960年の第11回国際度量衡総会(CGPM)で規定が確立した。
物理量の単位は1つでなく複数あり、また各国で使っている単位も統一されていなかった。SI単位が規定され、各国が単位をSI単位に切り替えていった。たとえば日本では気圧の単位は1992年以前はmbar(ミリバール)だったが、以降hPa(ヘクトパスカル)に変わり、現在まで続いている。テレビの天気予報で台風の大きさを示す気圧の単位PaはSI単位系である。現在40歳以上(1992年以降の誕生日)の人は子供のころに見聞きした天気予報ではミリバールだった記憶があるはずだが、知らぬ間に気が付いたらヘクトパスカルに変わっていたということである。
磁気の単位も以前はG(ガウス)だったが、SI単位系のT(テスラ)に変わった。磁気の測定器を以前はガウスメータといったが、最近はテスラメータなどの品名のモデルもある。使い慣れた呼称はなかなか無くならず、いまでも磁気測定器のことはガウスメータと呼ばれることが多い(工業用内視鏡光ファイバを使わなくなったいまでもファイバースコープと呼称されるのに似ている)。1bar=1Paだが、1T(テスラ)=10,000G(ガウス)なので、GからTに変えると数値は違ってしまう。

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