原動機
(prime mover)
自然界の各種のエネルギーを力学エネルギー(機械的な仕事)に変換する機構の総称。具体例の1番は、発電所のタービン。蒸気やガスを受けて回転し、つながった発電機を回して電気を起こす。これは蒸気やガスのエネルギーを回転という機械的な仕事に変換している例である。タービンは航空機にも搭載されている。自動車のエンジンに応用されている内燃機関も広義には原動機である。エンジンが付いている二輪車を免許証では「原動機付き自転車」と記載している。つまりエンジンは原動機と呼ばれている。
電気エネルギーを力学的エネルギーに変換する電力機器をmotor(またはelectric
motor)といい、日本語では電動機という。モータ(電気モータ)は原動機の1種といえるが、通常はモータ(または電動機)と呼称し、原動機とは区別されている。