マイクロウェーブ展
(Microwave Exhibition)
電子情報通信学会のAPMC国内委員会が主催する、マイクロ波技術関連イベントの展示会を指す。正式にはMicrowave Workshop&Exhibitionで、略記のMWEという記述を多く見かける。学会が開催するワークショップと併設する展示があり、毎年11月末にパシフィコ横浜を会場として展示会は開催される。RFに関係する計測器メーカはほとんど出展する。
一般法人などの業界団体ではなく学会が主催していることが特長。無線通信の新しい技術などが展示される(たとえば2018年には自動車に無線給電する展示があった)。コロナ禍で2020年~2022年はオンライン開催となった。2023年にはCeyear社(中国山東省青島)やSiglent Technologies(シグレント)などの中華系計測器メーカがネットワークアナライザなどの高周波のモデルを出展している。EMCアンテナやシールドボックス(電波暗箱)などの計測器周辺機器(計測用途で使われる機材)や導波管、高周波プローバなどの部品を、国内、海外メーカが出展している。
展示会の出展品目は(展示会の案内によると)
①材料・基板、➁半導体素子、➂通信用モジュール、部品、④電子部品、
➄測定装置・加工装置(オシロスコープ、スペクトラムアナライザ、デジタル信号発生器、ネットワークアナライザ、RFパワーメータ、テストフィクスチャ、自動測定システムなど)
⑥ソフトウェア・シミュレータ(高周波の電磁界解析、高周波回路シミュレータ、フェージングシミュレータ、ノイズ解析など)
➆エンジニアリング・製造委託(フィルタ・アンテナ等各種マイクロ波回路設計・製造、材料評価、EMC評価 など)