ピークツーピーク
(peak-to-peak)
正弦波のような交流の値を示す記載方法の1つ。直流のように大きさが一定でない交流は、その振幅の中でどの値を、その信号の大きさとするか、定義が複数ある。最大値と最小値の差を、ピーク(最大値)ともう一方のピーク(最小値)の間の値という意味でピークツーピークと呼んでいる。会話では「ピークツーピーク」と呼ばれることが多く、文献では「ピークピーク値」や「ピークツーピーク値」などの表記がされている。表記(略記)はpp、p-p、p.p.の3種類があり、統一されていない。
テクトロニクス
の冊子「オシロスコープのすべて」(2017年発行)では「ピーク・トゥ・ピーク電圧(V p-p):信号の最小ポイントから最大ポイントまでの電圧」と説明されている。交流の値の定義にはピークツーピークのほかに、平均値や実効値
(rms)、最大値(ピーク値)などがあり、場合によって使い分けれる。