実効値
(effective value)
ある波形の瞬時値の二乗を1周期間で平均した値の平方根を実効値という。RMS(Root Mean Square)やrms
とも表記される。現場用のハンドヘルド測定器(デジタルマルチメータなど)には実効値型と平均値型がある。
共立電気計器株式会社の用語集の「実効値」には次のように説明されている。サイリスタおよびインバータ制御等の省エネルギー設備により高調波成分を含み歪んだ電流波形の測定をした場合、平均値形測定器は真の実効値形測定器と比べ 測定値に誤差が生じることがある。歪みが多い回路は実効値形測定器を使う方が良い。商用周波数:正弦波 (50/60Hz)に歪が生じていなければ、実効値タイプと平均値タイプ共に同じ測定値を指示する。RMSタイプの測定器は、瞬時瞬時の波形を内部演算しているので、歪んだ波形の真の実効値測定が可能。