バンドル
(bundle)
日本語にすると「バンド化、束ねること」。複数の製品を合体して1製品にすること。計測器レンタル会社の横河レンタ・リースの商品化・検査部門(テクニカルセンター)では「バンドル」は日常的な基本用語である。計測器メーカから納品されてきた製品を受入検査して動作確認する以前に、まず付属品の確認と付属品リストが作成される。レンタル商品として状態を整えることを「商品化」という。レンタルは購入と違い、何度も複数のユーザに使用される。そのためそのような運用に耐えられるような状態のレンタル商材にすることを商品化という。ある製品が、メーカからの付属品だけでは不十分で、他のアクセサリなどを追加してレンタル商品にすることが望ましい、と商品化・検査分門の技術員が判断すれば、そのような追加品がバンドルされる。計測器レンタルの「バンドル」は、このような場面で使用される。
一般にバンドルの説明は「製品やサービスを、別の製品やサービスに組み合わせて販売すること」である。計測器レンタルのバンドルもこの内容に該当している。横河レンタ・リースは横河電機(現横河計測)やYHP(現キーサイト・テクノロジー)などから計測器の取り扱いについて技術的な指導を受けた。バンドルは横河レンタ・リースのオリジナルなことばではなく、横河電機やYHPで日常的に使用されていたと思われる。この2社の計測器メーカの少なくともどちらかで、バンドルは一般的な用語だったと推測される。