高電圧プローブ
(high voltage probe)
オシロスコープのプローブの1種。高い電圧を測定する時に使用する電圧プローブ。オシロスコープに標準で付属しているプローブは10:1分圧のパッシブプローブが多く、最大入力電圧は数百V程度。1kV~数十kVを測定できるプローブを一般に高電圧プローブと呼んでいる。代表的なモデルであるテクトロニクス P6015Aは、減衰比が1000:1(以下の参考記事に写真を掲載)。100:1と1000:1の切替スイッチが付いたモデルもある。別名、「高圧プローブ」や「高耐圧プローブ」と呼称するモデルもある。
高電圧プローブにはパッシブ(受動)型とアクティブ(能動)型があり、前者は「高電圧プローブ」、後者は「高電圧差動プローブ」や「高電圧シングルエンドプローブ」と呼ばれることが多いが、後者の能動型でも単に「高電圧プローブ」という名称もあり、品名から単純に判断することが難しい。
クランプセンサなどの電流・電力測定器を多くラインアップする日置電機は、テスタの低電圧レンジで高電圧を測定するためのプローブを「高圧プローブ」と呼んでいる。オシロスコープ用の高電圧プローブ(受動型)と名称は異なるが同等のプローブといえる。


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