定電流源
(constant current source)
電源には、電圧源と電流源がある。負荷の大きさに関係なく出力電流が一定なものを定電流源(または定電流電源)、出力電圧が一定のものを定電圧源という。一般の計測用電源にはCV(Constant Voltage、定電圧)動作モードとCC(Constant Current、定電流)動作モードがあり、定電圧源と定電流源のどちらかを選択できる。ただし通常、電源は定電圧源として使用される場合が多い。定電流源は、出力電流を常に一定に制御する電源回路(またはその回路を持った電源)、という説明もできる。
定電流源は、LED照明の電源や、二次電池(最近のスマホなどに使われているリチウムイオン2次電池など)の充電に使われる。LEDの輝度は電流値で決まるため、電流値が変動すると明るさが変化して安定しないので都合が悪い。二次電池は電圧と電流が比例しないという特性を持つ。そのため電池に印加する電圧の値に関わらず一定の電流が供給されるように、定電流源を使って充電する。バッテリの内部抵抗などを測定するバッテリ試験器には、定電流源の機能がある充放電バッテリテスタがある。
携帯型の情報端末の普及や自動車の電動化でリチウムイオン電池などの2次電池が増産され、電池を評価する定電流源の計測用DC電源の需要が増大した。電池以外のほとんどの負荷を評価するには、計測用電源は定電圧源であることが望ましい。スマートフォンやEVの普及によって、定電圧源ではなく定電流源の計測用電源が増えた。



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