ブルドン管
(bourdon tube)
断面が楕円形の薄い金属製の弾力のある管を、ほぼ円形に巻いたもの。管の変位によって管内の気体や液体の圧力を知ることができるので圧力計に使われる。ブルドン管というと、圧力計の代名詞である(計測器の圧力計ではなく、設置型の圧力計器の)。
ブルドン管式圧力計は1849年にフランス人のユージン・ブルドンが発明したもので、構造がシンプルであるため現在でも幅広い分野で使われている。日本では明治に和田嘉衡が国産で初めてブルドン管を用いた圧力計を作り、1986年に長野計器を創業している。長野計器は圧力機器のトップブランド。
参考用語:圧力計、マノメータ