電磁型オッシログラフ
(electromagnetic oscillograph)
1924年にYEW(株式会社横河電機製作所、現在の横河電機)は、逓信省電気試験所(当時)から国産化の要請を受け、携帯用電磁型オッシログラフ「3要素型N-3」を開発した。現在では電磁オシログラフと呼ばれるが、当時の横河電機の品名(製品名称)は電磁型オッシログラフだった。
1940年(昭和15年)に「陰極線オッシログラフ高速撮影法」というA5ハード版、127ページの冊子が工業図書株式会社から刊行されている。1964年の月刊トランジスタ技術創刊号には、オシロスコープの表示波形を「波形をオッシロで見る」と記述している記事がある。古くはオシログラフはオッシロフラフ、オシロスコープはオッシロスコープといっていたことがわかる。オッシロがいつ頃、現在のようなオシロに変化したかは不明である。