発振器
(oscillator)
日本語でオシレータと呼称されることも多い。発生器(generator、ジェネレータ)よりも古く、計測器では、オーディオで使われるRC発振器がある。1920年代の最新の記録計に電磁オシログラフがある。オシログラフとは「oscillation(発振)やoscilator(発振器)のgraph(図、形状)」という意味で、発振の波形記録が当時のレコーダの役目だったことがわかる。「oscillation(発振)を見る(観測する)機器」がoscilloscope(オシロスコープ)である。このようにオシレータ、発振器は計測器の基礎となる機器(用語)であるが、現在の現役モデルは圧倒的に発生器(ジェネレータ)の方が多い。
発振は「振動を発する」という意味で、同じ発音の発信器は「信号を発する」ものである。以前は計測器として安価な発信器(transmitter)があったが、現在は発生器(generator)が安価になったので、それに取って代わり、発信器はほとんどなくなった。