医用内視鏡
(medical endoscope)
医療用内視鏡。胃カメラ(※)と呼称されることが多い。先端に小型カメラ(CCDなどの映像素子)の付いた細いチューブ(スコープと呼称される)を口などから体内に挿入し、体内の映像を直接目で観察しながら、検査・治療・処置を行う医療機器。内視鏡治療は胃がんや大腸がんなどを早期で発見し、進行度合いによっては映像を見るのと同時に患部を切除することもある(つまり治療・処置まで行える)。
(※)胃カメラと内視鏡は、「胃の中の状態を観察するために、先端にカメラがついた管」という意味では違いはない。ただし正確には別の医療機器で、構造も異なる。患者は内視鏡と胃カメラは同義の技術として認識している(これは患者としては間違っていない)が、医療関係者側では「歴史をさかのぼると両者は明確に違う」、などの解説がある。また、医療現場でファイバースコープというと、カメラを使わない内視鏡を指し、レンズを覗き込んで肉眼で観察する、古いタイプの内視鏡の呼称のようである
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