ガス検知器
(gas detector)
ガスを検出し、知らせる機器。危険なガスの濃度を測定(検知)して、知らせる。設置型と可搬型がある。ガスによる危険がある場所で、作業員が身に着ける。最近では無線技術を使い、作業員個人でなく、統括する上位者にデータを送り、作業員全員の安全を守るような機器も発売されている。また、工業用途では各種の場面でガス濃度を測定して警報を出すなどの必要があり、ガス検知器は産業用途から家庭用まで幅広く、各種のガスに対応した製品が発売されている。
ガスの分析機器といえば(定性・定量分析の装置として)ガスクロマトグラフィーが有名だが、ガス検知器もガスを測定するセンサなどの要素技術が似ているため、ガス検知器はガスクロと同じ科学分析機器のカテゴリーに(当サイトでは)分類している。ガス(水素や酸素、二酸化炭素など)の濃度測定器もガス検知器と同じ機種群といえる。
ガス検知器のメーカは工業用途の製品では理研計器がトップシェア。新コスモス電機は法人向け(工業用途)だけでなく家庭用もつくっている。光明理化学工業もガスモニター、ガス採取器などの名称の製品がある。工業計器の会社である横河電機は酸素濃度計(O2計、オーツーメータ)をつくっていた。このようにガス関連の測定器・分析器は幅広い。