オン抵抗
(on-resistance)
トランジスタの1種である MOSFET を動作(オン)させた時のドレイン・ソース間の抵抗値のこと。パワーMOSFETなど、パワー半導体の主要な性能指数である。パワー素子の動作時(通電状態)の抵抗値なので、値が小さいほうが高性能。オン抵抗が小さいと、電力の損失(ロス)が少なくて済む。半導体材料(元素)として従来のSi(シリコン)ではなくSiC(炭化珪素)やGaN(窒化ガリウム)を使った新しいパワー半導体が2010年代から製品化が始まっている。これらは電力変換効率だけでなく、高耐圧や低損失という性能も改善されている。