VUメータ
音響機器で、音量感を指示する測定器。VUは音量の単位であるVolume Unitの略記。1939年にベル研究所などで開発された。VUメータの定義は、「特性インピーダンス600Ωの音声信号が通る伝送路で、音声信号のレベルを、(新設した単位の)VUで指示する音量計。」
定義は計測器だが、単体の機器というより、音響機器に組込まれて表示器として使われていることが多い。たとえばオーディオ機器のテープデッキなどの入出力の音量レベルを表示するのはVUメータである。なので、「VUメータ:音響機器で使われる、音量を示すアナログ表示の指示器の1種。VUという単位で表示している。」とも解説できる。音響スタジオ(ミュージシャンなどが録音をする場所)の機器に搭載されている音量レベルの表示器はほとんどVUメータである。
規格としてはANSI C16.5-1942, British Standards BS 6840やIEC 60268-17がある。
参考用語:指示値