SPIフラッシュ
SPI(Serial Peripheral Interface)フラッシュは、シリアルバスによる通信方式モードを採用したNOR型フラッシュメモリ。SPIモードは、モトローラ社が提唱した方式で、3本または4本の信号線で構成され、数十Mbpsの通信を行うことが可能。従来のパラレル通信では数十本必要だった信号線が、SPI通信では3本または4本で構成されるため、小型かつ低消費電力が可能で、また容量拡張する場合も基板の設計変更が必要ないため、現在では電子機器に広く採用されている。
近年登場したQuad SPIフラッシュは、Single/Dual/Quadモードをサポートし、Quadモードでは1クロックで4bitを1度に送信するため、通常のSPIフラッシュの4倍の高速通信が可能。対応するROMライタの例としては東亜エレクトロニクス株式会社 フラッシュサポートグループカンパニーのオンボードプログラマAF9201は、Quadモードの高速書込みを利用できる。(同社の「書込みやプログラマに関する用語集」より)