ROM ICE
ROMソケット或いはROMに使用されるバスコネクタにケーブルを接続してそのエリアをエミュレートする手法。別名:ROMエミュレータ。
メリット:エミュレーションメモリを持っている。ROMエミュレーションであるため ハード的には汎用性があり同じCPUシリーズ内であれば、ピン、内蔵IO等が相違しても、そのまま使用する事ができる。価格的に安価。
デメリット:しかし、あくまでも外部ROMをエミュレートする関係でシングルチップ(内蔵ROMタイプ)には使用不可能である。さらに、ユーザーシステムに、モニタプログラムを埋め込む必要がある。また、ブレークなどのコントロールにNMIやRESET信号が必要になる。システム暴走に弱い(モニタも暴走してしまう)。ハードターゲットが未完成では、動作できない。ソフィアシステムズ(現Sohwa&Sophia Technologies)は唯一外部フラッシュROMのエミュレート機能があるROM ICEをつくった(特許があり他社はつくれない)。「フラッシュROMエミュレータ」や「フラッシュメモリエミュレータ」とも呼ばれる。
(株式会社Sohwa&Sophia Technologiesの用語集より)