CISC
(Complex Instruction Set Computer)
和訳すると、複雑命令セットコンピュータ。マイクロプロセッサ(MPU、CPU)の命令の作り方を規定する命令セットアーキテクチャ(ISA:Instruction Set Architecture)の分類の1つ。1つの命令で複雑な処理をするが、命令の数が少ないことで最終的な処理速度を向上させるという設計手法。RISC(Reduced Instruction Set Computer、最小命令セットコンピュータ、読み方:りすく)の反対の設計思想である。
株式会社Sohwa&Sophia Technologiesの用語集には次の説明がある。CISC:1命令あたりで複雑な処理を実行できるプロセッサ。ただし、複雑な命令を実行できる分プロセッサ内の回路が複雑になり、1クロックあたりの処理時間を短縮するのに無理が生じてきた。近年はRISCプロセッサ方式により1クロックあたりの処理時間をあげる事が可能になってきた。