電界強度計
(electric field strength meter)
わかりやすく簡単に説明すると「電波の強さを測定する機器」。電磁界強度計の通称。電測計という呼称もある。メーカによってはメジャリングレシーバという品名の場合もある。
電波の強度を測定して周波数軸でグラフ表示するのはスペクトラムアナライザ(スペアナ)だが、特定用途で屋外で使用される可搬型(小型)のモデルを電界強度計と称している。たとえば移動体通信の場所ごとの電波状態の確認や、CATVに加入した際の宅内の信号パワーの測定などで使われる。前者は「障害・EMI測定器」や「無線/移動体通信測定器」に、後者は「テレビ・オーディオ測定器」(つまり、CATVは映像ということ)に分類されるなど、電界強度計は色々なカテゴリーに区分される。一言で電界強度計を説明することはなかなか難しい。スペアナはグラフ表示するが、電界強度計は数値(dBなど)だけの表示が多い。ただし、最近は高機能化してスペアナのような表示をするモデルも増えている。スペアナと電界強度計は何が違うのか、増々説明が難しくなっている。